[netkeiba人気上位400頭分析]2025-26年シーズン POG有力馬分析レポート
2023年生まれ日本産サラブレッド
作成日:2025年4月9日
分析:ヤナシ社長
バージョン:1.0
- 1. はじめに
- 2. 主要種牡馬分析
- 3. 個別有力馬評価
- S評価:最上位指名候補
- ダーリングハースト
- サレジオ
- ドリームコア
- ハムタン
- トラコ
- A評価:上位指名候補
- サンダーバード
- アウダーシア
- アンドゥーリル
- クールフラン
- カモンメーン
- ペイジャー
- カットソロ
- イエッサー
- B評価:中位指名候補
- ビジュアライズ
- チェルヴァーラ
- ロスパレドネス
- カルダモン
- アクアアイ
- コンティ
- ドンテスタマスター
- ユマハム
- フェスティバルヒル
- ルージュカルデア
- ビッグヒーロー
- ヨカオウ
- ブレナヴォン
- ペントハウス
- ジュラトリー
- トランスマーレ
- オーロラボレアリス
- C評価:下位指名候補
- スーホ
- チェリングクロス
- イニシオ
- ディバインウインド
- タイダルロック
- ウンナターシャ
- イエナズマダイモン
- ゾロアストロ
- カトマンズゴールド
- スタートレイン
- トゥルージョワ
- ガードオブオナー
- ベルバード
- ワンダフルデイズ
- 4. POG戦略ガイド
1. はじめに
2025-26年のPOG(ペーパーオーナーゲーム)シーズンは、コントレイル産駒をはじめとする新種牡馬の初年度産駒がデビューを迎えるなど、例年以上に興味深い要素が満載の年となりそうです。クラシック戦線を賑わせるであろう素質馬を見出し、指名を成功させることは、POGプレイヤーにとって至上の喜びであり、また難解な挑戦でもあります。
本レポートは、2023年生まれの日本産サラブレッドのリストに基づき、各馬のPOGにおけるポテンシャルを専門的な見地から徹底的に分析することを目的とします。分析にあたっては、各馬の父(種牡馬)、母(繁殖牝馬、母父含む)、厩舎(調教師)、馬主・生産牧場、そしてデビュー前の調教進捗や評判といった多角的な情報を精査します。
分析プロセスにおいては、血統背景が示す潜在能力、厩舎の育成手腕や2歳戦での実績、馬主・生産牧場の信頼性とリソース、そして早期情報からうかがえる完成度や期待値を総合的に評価します。POG指名には常に不確実性が伴いますが、本レポートでは利用可能なデータに基づき、成功確率を最大化するための客観的かつ洞察に富んだ情報を提供することを目指します。
2. 主要種牡馬分析
POG戦略において、種牡馬の分析は極めて重要です。産駒の早期デビュー適性、距離適性、馬場適性、そして安定性といった特徴を把握することは、有力馬選定の基盤となります。ここでは、リストに含まれる馬たちの父である主要な種牡馬について、その特徴とPOGにおける意義を考察します。
主要種牡馬のPOG適性比較
種牡馬適性マトリックス
コントレイル (Contrail)
プロフィール: 父ディープインパクトと同じく無敗でクラシック三冠を達成。2歳時にはホープフルS、古馬ではジャパンカップを制覇し、G1・5勝を挙げました。ディープインパクトの後継種牡馬として最も期待される存在の一頭です。血統的には、名種牡馬Mahmoudの影響を5.37%も保持しており、これは世代を経てもなお驚異的な数値であり、スタミナや底力への寄与が期待されます。
産駒の特徴: 初年度産駒の早期レポートでは、柔軟なフットワークやセンスのある動きが評価されています。一方で、「成長はゆっくりかなと思うのでじっくりと」という関係者のコメントもあり、父自身が2歳G1を勝った早熟性とは異なり、産駒はじっくり育てられるタイプもいる可能性が示唆されます。これは、ディープインパクト産駒に一般的に期待される即戦力性とは異なる側面かもしれません。しかし、クラシックディスタンスへの適性は期待されており、父から受け継いだであろう強靭な精神力(底力)も武器になる可能性があります。
POGにおける意義: 父の競走成績と血統背景から、産駒のポテンシャルは極めて高いと評価されます。ただし、一部で示唆される晩成傾向はPOG指名において考慮すべき点です。早期デビュー組だけでなく、シーズン中盤以降や3歳クラシックを見据えた指名も有効と考えられます。Mahmoudの影響が、クラシックディスタンスでの成功を後押しする可能性もあります。早期の調教レポートを注視し、個々の馬の成長度合いを見極めることが重要です。
エピファネイア (Epiphaneia)
プロフィール: シンボリクリスエス×シーザリオという血統背景を持ち、種牡馬として常に上位をキープする安定感が際立ちます。エフフォーリアやサークルオブライフなど、クラシック戦線で活躍する産駒を多数輩出しています。
産駒の特徴: 母系にサンデーサイレンスを持つ配合で好成績を収める傾向が顕著です(中央重賞勝ち馬13頭中11頭が該当)。産駒は旺盛な競争心を持つ一方で、気難しさに繋がるケースも少なくありません。時に大柄な馬体を持ち、管理に注意が必要な場合もあります。一度躓くと立て直しが難しい面も見られますが、基本的には芝向きの産駒が多いです。
POGにおける意義: 母系にサンデーサイレンスを持つ馬は特に注目に値します。気性面の課題はリスク要因ですが、気難しい馬の扱いに長けた厩舎(例:木村厩舎)との組み合わせは、そのリスクを軽減する可能性があります。馬体の成長や精神面の成熟度に関するレポートは、指名判断において重要な要素となります。
キズナ (Kizuna)
プロフィール: 日本ダービー馬であり、父はディープインパクト。種牡馬として高い成功を収め、その万能性が評価されています。種付け料の上昇もその成功を物語っています。
産駒の特徴: 芝・ダートを問わず、幅広い距離で活躍馬を出す万能性とアベレージの高さが最大の武器です。母系にDanzigを持つ配合が好相性とされています。産駒は丈夫でコンスタントに走る傾向があり、近年はより質の高い繁殖牝馬との配合が増えています。鋭い末脚を武器とする産駒も輩出しています。
POGにおける意義: その万能性から、POG期間を通じてポイント獲得が期待できる信頼性の高い種牡馬です。Danzigの血を持つ馬は特に注目です。配合される繁殖牝馬の質が向上しているため、今年の2歳世代はこれまで以上に高いレベルの活躍が期待されるかもしれません。早期デビューからクラシックまで、幅広いターゲットに対応可能です。
種牡馬サマリーテーブル
種牡馬 | 主な産駒特徴 | 適性(距離/馬場) | 注目配合/傾向 | POG適性(早期/クラシック) |
---|---|---|---|---|
コントレイル | 柔軟性、センス、底力。やや晩成の可能性も? | 中距離~ / 芝 | Mahmoudの影響 | 早期△ / クラシック◎ |
エピファネイア | 安定感、競争心(気性難リスク)。大柄な馬も。 | 中距離~ / 芝 | 母系サンデーサイレンス | 早期〇 / クラシック◎ |
キズナ | 万能性、アベレージ高い、丈夫。鋭い末脚。 | 幅広い / 芝・ダート | 母系Danzig | 早期◎ / クラシック◎ |
キタサンブラック | 母系依存度高い。タフ。牡馬はスタミナ寄り傾向? | 母系次第 / 芝・ダート | Halo、豪州血統 | 早期〇 / クラシック〇 |
サートゥルナーリア | 牝馬優勢(早期)。牡馬はややパワー不足・晩成傾向? | 牝馬:マイル~ / 芝 | 初年度産駒の牝馬 | 早期(牝)◎ / クラシック? |
リアルスティール | 運動能力高い、筋肉量豊富。芝・ダート兼用。 | 幅広い / 芝・ダート | Deep Impact x Storm Cat | 早期〇 / クラシック〇 |
モーリス | 晩成傾向強い、パワー型、気性難リスク。 | マイル~中距離 / 芝・ダート | ― | 早期△ / クラシック△ |
ドレフォン | ダート中心だが芝も(母系次第)。パワー、好気性。 | 短~中距離 / ダート(芝も) | 母系の芝適性 | 早期(ダ)◎ / クラシック(ダ)◎ |
スワーヴリチャード | 牝馬優勢(早期、~2000m)。牡馬は晩成・中長距離?前向き。 | 牝馬:マイル~ / 芝 | 牝馬、母系Danzig/Nureyev | 早期(牝)◎ / クラシック(牝)◎ |
3. 個別有力馬評価
ここでは、リストに挙げられた各馬について、血統、厩舎・馬主・生産者、そして早期情報・評判を基に、POG指名候補としてのポテンシャルを個別に評価します。評価は「S」(最上位)から「C」(下位)の4段階で表示しています。
S評価:最上位指名候補
ダーリングハースト
[東]国枝栄, 父エピファネイア, 母フォエヴァーダーリング, 母父Congrats, 馬主サンデーレーシング, 生産ノーザンファーム
血統:
父エピファネイア。母フォエヴァーダーリングは米G2勝ち馬で、既に日本でG1級競走(全日本2歳優駿など)を勝ったフォーエバーヤング、芝重賞(アルテミスS)勝ちのブラウンラチェットを輩出している超優秀な繁殖牝馬です。母父CongratsはA.P. Indy系。エピファネイア産駒の好配合とされる母系サンデーサイレンス持ちではありませんが、母の卓越した繁殖実績がそれを補って余りあると考えられます。
生産と厩舎:
厩舎は名門・国枝栄師。特に牝馬の育成には定評があり、アーモンドアイなど数々の名牝を手掛けてきました。今年が定年であり、最後の世代となります。馬主サンデーレーシング、生産ノーザンファームは言わずと知れたトップブランドです。
早期情報・評判:
関係者から「クラシックディスタンスが良さそう」「大物感」「心肺機能が高い」と絶賛の声が上がっています。馬体の成長も著しく、フットワークも素晴らしいと評価されています。国枝師も「ステレンボッシュくらいにはなってほしい」と高い期待を寄せています。ゲート試験もスムーズに合格しています。
強み:
超優秀な母の繁殖実績、国枝厩舎(牝馬)、トップ馬主・生産者、抜群の早期評判。
懸念:
父エピファネイア×母父非サンデーの配合傾向。
サレジオ
[東]田中博康, 父エピファネイア, 母サラキア, 母父ディープインパクト, 馬主シルクレーシング, 生産ノーザンファーム
血統:
父エピファネイア。母サラキアは府中牝馬S(GII)勝ち馬で、エリザベス女王杯2着、有馬記念2着の実績を持ちます。半兄にサリオス(朝日杯FS(GI)など)、半姉にサリエラ(目黒記念(GII)など)がいる超良血ファミリーの一員です。母父ディープインパクトであり、エピファネイア産駒の成功パターンに合致します。サンダーバード、ハムタンと並び、父・母・母父ともに極めてレベルの高い配合です。
生産と厩舎:
厩舎は田中博康師。若手ながら着実に実績を上げています。馬主はシルクレーシング、生産はノーザンファーム。総額1億円で募集された高額馬です。
早期情報・評判:
牧場での評価が高く、体力・操縦性ともに問題なしとされています。早期移動も視野に入っているようです。具体的な調教タイム等に関する情報は提供資料内には見当たりません。
強み:
超良血(母G1級、近親活躍馬多数)、父エピファネイア×母父ディープの黄金配合、高額取引馬、シルクレーシング×ノーザンファーム、牧場での高評価。
懸念:
特になし。
ドリームコア
[東]萩原清, 父キズナ, 母ノームコア, 母父ハービンジャー, 馬主吉田勝己, 生産ノーザンファーム
血統:
父キズナ。母ノームコアはヴィクトリアマイル(GI)、香港カップ(GI)などG1・2勝を挙げた名牝です。半兄シルバーレイン(父シルバーステート)は既に2勝を挙げており、母の繁殖能力の高さを示唆しています。母父ハービンジャーはスタミナを伝える種牡馬。キズナとの配合は、中距離以上での活躍を期待させます。母クロノロジストはクロノジェネシスも輩出しており、極めて優秀な牝系です。
生産と厩舎:
厩舎は萩原清師。馬主はノーザンファーム代表の吉田勝己氏。生産はもちろんノーザンファーム。
早期情報・評判:
ゲート試験に合格済み。具体的な調教内容や動きの評価に関する詳細情報は提供資料内には見当たりません。
強み:
父キズナ、超良血(母G1・2勝、近親クロノジェネシス)、兄の活躍、トップオーナー・生産者。
懸念:
早期の具体的な評判・調教情報不足。
ハムタン
[西]武幸四郎, 父エピファネイア, 母カレンブーケドール, 母父ディープインパクト, 馬主TNレーシング, 生産社台ファーム
血統:
父エピファネイア。母カレンブーケドールはオークス2着、秋華賞2着、ジャパンカップ2着など、G1で何度も好走した名牝です。本馬が初仔となります。母父ディープインパクトは、エピファネイア産駒の成功パターンである「母系サンデーサイレンス持ち」に合致します。父、母ともにトップクラスの実績を持つ、極めて魅力的な血統構成です。
生産と厩舎:
厩舎は武幸四郎師。馬主TNレーシングは、母カレンブーケドールの馬主である鈴木隆司氏と関連があると思われます。生産は社台ファーム。
早期情報・評判:
馬体は均整が取れて美しいと評価されています。一時フレグモーネがあったようですが、現在は順調に成長しているとのことです。具体的な調教内容に関する情報は提供資料内には見当たりません。
強み:
超良血(母G1級)、父エピファネイア×母父ディープの黄金配合、社台ファーム生産。
懸念:
初仔、過去の頓挫。
トラコ
[西]中内田充, 父コントレイル, 母シーズアタイガー, 母父Tale of the Cat, 馬主藤田晋, 生産ノーザンファーム
血統:
父コントレイル。母シーズアタイガーは米国の2歳牝馬チャンピオン(デルマーデビュータントS(GI)勝ち、BCジュヴェナイルフィリーズ1位入線2着降着)。産駒にはダノンザタイガー(父ハーツクライ、現1勝)などがいます。母父Tale of the CatはStorm Cat系。父コントレイル(ディープインパクト系)×母父Storm Cat系はニックスとして知られます。
生産と厩舎:
厩舎は中内田充正師。2歳戦での勝率・連対率・複勝率いずれも驚異的な数字を誇る、POGにおける最重要厩舎の一つです。特に川田将雅騎手とのコンビでは抜群の安定感を見せます。馬主は藤田晋氏。生産はノーザンファーム。
早期情報・評判:
具体的な調教内容や評判に関する情報は提供資料内には見当たりません。
強み:
父コントレイル、母米国2歳女王、中内田厩舎(2歳戦最強クラス)、有力馬主、ノーザンファーム生産、好配合。
懸念:
コントレイル産駒の未知数。
A評価:上位指名候補
サンダーバード
[西]武幸四郎, 父エピファネイア, 母サロニカ, 母父ディープインパクト, 馬主藤田晋, 生産ノーザンファーム
血統:
父エピファネイア。母サロニカはフローラS(GII)勝ち馬。半兄にサリオス(朝日杯FS(GI)などG1・2勝)、半姉にサリエラ(目黒記念(GII)など重賞2勝)がいる超良血です。母父ディープインパクトは、エピファネイア産駒の成功パターンである「母系サンデーサイレンス持ち」に合致し、さらに母自身が重賞馬、兄姉がG1/重賞で活躍している点は大きな魅力です。
生産と厩舎:
厩舎は武幸四郎師。開業7年目で着実に実績を積み上げています。馬主は藤田晋氏。近年、積極的に良血馬を所有し、活躍馬を輩出しています。生産はノーザンファーム。
早期情報・評判:
ゲート試験に合格済み。具体的な調教タイムや動きの評価に関する詳細情報は提供資料内には見当たりません。
強み:
超良血(母重賞馬、兄姉G1/重賞馬)、父エピファネイア×母父ディープの黄金配合、有力馬主、ノーザンファーム生産。
懸念:
早期の具体的な評判・調教情報不足。
アウダーシア
[東]手塚貴久, 父キズナ, 母リリーノーブル, 母父ルーラーシップ, 馬主サンデーレーシング, 生産ノーザンファーム
血統:
父は万能型のキズナ。母リリーノーブルはオークス2着、桜花賞3着、阪神JF2着などG1で活躍した名牝です。初仔のデンクマール(父ブリックスアンドモルタル)は新馬、ひいらぎ賞を連勝しており、母の繁殖能力の高さを示唆しています。母父ルーラーシップも中長距離で活躍馬を出す種牡馬です。キズナ×ルーラーシップの配合は、スタミナとパワーを兼ね備えた中距離馬を期待させます。
生産と厩舎:
厩舎は手塚貴久師。2歳戦での実績はトップクラスで、皐月賞馬ソールオリエンスなどを手掛けています。ルメール騎手とのコンビでは特に高い複勝率を誇ります。馬主サンデーレーシング、生産ノーザンファームは最高の組み合わせです。
早期情報・評判:
早期に入厩し、ゲート試験にも合格済み。調教動画では回転の速いフットワークが評価されており、スピード不足の懸念は少ないと見られています。ただし、気性面で前向きすぎるところがあり、リラックスして走ることが課題とされています。馬体は立派との評価です。
強み:
父キズナ、良血(母G1級)、兄の活躍、手塚厩舎(2歳戦得意)、トップ馬主・生産者、早期始動可能。
懸念:
気性面の課題。
アンドゥーリル
[西]中内田充, 父サートゥルナーリア, 母アンドラステ, 母父オルフェーヴル, 馬主社台レースホース, 生産社台コーポレーション白老ファーム
血統:
父サートゥルナーリア。母アンドラステは中京記念(GIII)勝ち馬。本馬が初仔となります。母父オルフェーヴルは三冠馬。サートゥルナーリア産駒の牡馬の傾向は気になりますが、母は芝中距離で活躍しました。
生産と厩舎:
厩舎は中内田充正師。2歳戦での勝率・連対率・複勝率いずれも驚異的な数字を誇る、POGにおける最重要厩舎の一つです。特に川田将雅騎手とのコンビでは抜群の安定感を見せます。馬主は社台レースホース、生産は社台コーポレーション白老ファーム。
早期情報・評判:
ゲート試験に合格済み。福永助手(中内田厩舎)は「この時期の2歳馬にしてはしっかりしている」と評価しています。
強み:
中内田厩舎(2歳戦最強クラス)、母重賞馬、社台グループ。
懸念:
父サートゥルナーリア産駒の牡馬の傾向、初仔。
クールフラン
[西]池添学, 父Frankel, 母クールサンバ, 母父The Wow Signal, 馬主サンデーレーシング, 生産ノーザンファーム
血統:
父は世界的な大種牡馬Frankel。母クールサンバの競走成績や産駒実績に関する詳細情報は不明です。母父The Wow Signalは仏G1モルニ賞の勝ち馬。Frankel産駒は日本でもソウルスターリングなどが活躍しており、高いポテンシャルを秘めています。
生産と厩舎:
厩舎は池添学師。サラキアなどを管理してきた実績があります。馬主はサンデーレーシング、生産はノーザンファーム。
早期情報・評判:
具体的な調教内容や評判に関する情報は提供資料内には見当たりません。
強み:
父Frankel、サンデーレーシング×ノーザンファーム、池添学厩舎。
懸念:
母系の情報不足。
カモンメーン
[西]杉山晴紀, 父エピファネイア, 母ホームカミングクイーン, 母父Holy Roman Emperor, 馬主藤田晋, 生産ノーザンファーム
血統:
父エピファネイア。母ホームカミングクイーンは英1000ギニー(GI)勝ち馬。産駒にはシャンパンルーム(父Distorted Humor、米2歳牝馬G1勝ち)などがいます。母父Holy Roman EmperorはDanehill系。エピファネイア産駒の好配合とされる母系サンデーサイレンス持ちではありませんが、母系の質はトップクラスです。
生産と厩舎:
厩舎は杉山晴紀師。近年、目覚ましい活躍を見せているトップトレーナーの一人です。馬主は藤田晋氏。生産はノーザンファーム。
早期情報・評判:
具体的な調教内容や評判に関する情報は提供資料内には見当たりません。
強み:
父エピファネイア、母英1000ギニー馬・G1馬輩出、杉山晴紀厩舎、有力馬主、ノーザンファーム生産。
懸念:
父エピファネイア×母父非サンデーの配合傾向。
ペイジャー
[西]福永祐一, 父エピファネイア, 母ピクシーホロウ, 母父キングヘイロー, 馬主藤田晋, 生産ノーザンファーム
血統:
父エピファネイア。母ピクシーホロウは未勝利ですが、産駒にピクシーナイト(スプリンターズS(GI))、フェーングロッテン(ラジオNIKKEI賞(GIII))という重賞馬2頭を輩出している非常に優秀な繁殖牝馬です。母父キングヘイローは短距離~マイルで活躍馬を出す種牡馬。エピファネイア産駒の好配合とされる母系サンデーサイレンス持ちではありませんが、母の驚異的な繁殖実績がそれを補う可能性があります。
生産と厩舎:
厩舎は福永祐一師。開業2年目の福永祐一師は初年度から積極的な馬集めが目立ち、高い期待が寄せられています。馬主は藤田晋氏。生産はノーザンファーム。
早期情報・評判:
具体的な調教内容や評判に関する情報は提供資料内には見当たりません。
強み:
驚異的な母の繁殖実績(重賞馬2頭)、福永厩舎、有力馬主、ノーザンファーム生産。
懸念:
父エピファネイア×母父非サンデーの配合傾向。
カットソロ
[西]矢作芳人, 父コントレイル, 母スルターナ, 母父キングヘイロー, 馬主藤田晋, 生産村田牧場
血統:
父コントレイル。母スルターナはクイーンS(GIII)勝ち馬。産駒にはキングエルメス(京王杯2歳S(GII))などがいます。母父キングヘイロー。コントレイル×キングヘイローの配合。
生産と厩舎:
厩舎は世界の矢作芳人師。2歳戦からクラシック、海外遠征まで、幅広い活躍馬を送り出しています。馬主は藤田晋氏。生産は村田牧場。
早期情報・評判:
具体的な調教内容や評判に関する情報は提供資料内には見当たりません。
強み:
父コントレイル、母重賞馬・重賞馬輩出、矢作厩舎、有力馬主。
懸念:
コントレイル産駒の晩成可能性、非ノーザン・社台系生産。
イエッサー
[西]武幸四郎, 父エピファネイア, 母イーヴンソー, 母父Camelot, 馬主藤田晋, 生産ノーザンファーム
血統:
父エピファネイア。母イーヴンソーは愛オークス(GI)勝ち馬。産駒実績に関する情報は提供資料内には見当たりません。母父CamelotはMontjeu産駒で、欧州クラシックディスタンスで活躍。エピファネイア産駒の好配合とされる母系サンデーサイレンス持ちではありません。
生産と厩舎:
厩舎は武幸四郎師。開業7年目で着実に実績を積み上げています。馬主は藤田晋氏。生産はノーザンファーム。
早期情報・評判:
具体的な調教内容や評判に関する情報は提供資料内には見当たりません。
強み:
父エピファネイア、母愛オークス馬、有力馬主、ノーザンファーム生産。
懸念:
父エピファネイア×母父非サンデーの配合傾向、母の産駒実績不明。
B評価:中位指名候補
ビジュアライズ
[西]斉藤崇史, 父キズナ, 母サークリングII, 母父Galileo, 馬主キャロットファーム, 生産三嶋牧場
血統・生産と厩舎情報:
父キズナ。母サークリングIIの競走成績や産駒実績に関する情報は不明。母父GalileoはG1を多数輩出した欧州の大種牡馬。厩舎は斉藤崇史師。クロノジェネシスなどを手掛けたトップトレーナーの一人です。馬主はキャロットファーム。生産は三嶋牧場。近年、帝王賞馬テーオーケインズなどを育成しており、注目度が高まっています。
早期情報・評判:
牧場での評価が高く、パワフルでありながら伸びやかな走りを見せているとのこと。胸部が深く雄大な馬体と絶賛されています。友道厩舎所属のレッドジェネシス(同じく三嶋牧場育成)のような活躍が期待されています。
強み:
父キズナ、母父Galileo、斉藤崇史厩舎、キャロットファーム、牧場での高評価。
懸念:
母系の詳細情報不足。
チェルヴァーラ
[西]松下武士, 父エピファネイア, 母チェッキーノ, 母父キングカメハメハ, 馬主サンデーレーシング, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父エピファネイア。母チェッキーノはオークス2着、フローラS(GII)勝ち馬。半兄にアルレッキーノ(父ブリックスアンドモルタル、現1勝)、半姉にノヴァメンテ(父ドゥラメンテ、現1勝)がいます。母父キングカメハメハ。厩舎は松下武士師。近年、着実にリーディング上位に進出している勢いのある厩舎です。馬主サンデーレーシング、生産ノーザンファーム。
早期情報・評判:
松下師は「バランスがいい。誰が見てもいいよねと思うような馬」と高く評価しており、騎乗した西村淳騎手も「感じるモノがある」と好感触を得ています。ゲート関連の調教も進められており、雰囲気は上々とされています。
強み:
父エピファネイア、母オークス2着、松下厩舎(勢いあり)、トップ馬主・生産者、関係者の高評価。
懸念:
父エピファネイア×母父非サンデーの配合傾向。
ロスパレドネス
[東]木村哲也, 父ドレフォン, 母アロマティコ, 母父キングカメハメハ, 馬主サンデーレーシング, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父ドレフォン。母アロマティコは秋華賞3着、エリザベス女王杯3着の実績馬。産駒には既に勝ち上がっている馬もいます。母父キングカメハメハ。厩舎は木村哲也師。イクイノックスなどを手掛けたトップトレーナー。気難しい馬の扱いにも定評があります。馬主はサンデーレーシング、生産はノーザンファーム。
早期情報・評判:
気性面で敏感さや口向きの硬さなど、難しい面を見せているとの報告があります。しかし、木村厩舎であればうまく調整できるのでは、との期待も寄せられています。馬体は大きく、能力と気持ちが噛み合えば、との評価です。POGメディアでの扱い次第では上位人気になる可能性も指摘されています。
強み:
母G1好走、木村厩舎(気性難対応期待)、サンデーレーシング×ノーザンファーム。
懸念:
気性面の課題、父ドレフォンの芝適性。
カルダモン
[東]黒岩陽一, 父キズナ, 母シークレットスパイス, 母父ディスクリートキャット, 馬主サンデーレーシング, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父キズナ。母シークレットスパイスは米G1馬。母父ディスクリートキャットはStorm Cat系。キズナ×Storm Cat系の配合。厩舎は黒岩陽一師。馬主はサンデーレーシング、生産はノーザンファーム。
強み:
父キズナ、母米国G1馬、サンデーレーシング×ノーザンファーム。
懸念:
母の産駒実績不明。
アクアアイ
[西]四位洋文, 父ドレフォン, 母アドマイヤセプター, 母父キングカメハメハ, 馬主TNレーシング, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父ドレフォン。母アドマイヤセプターは京阪杯(GIII)勝ち馬。産駒にはアドマイヤリード(ヴィクトリアマイル(GI))などがいます。母父キングカメハメハ。厩舎は四位洋文師。開業3年目で、今後の飛躍が期待されます。馬主はTNレーシング。生産はノーザンファーム。
強み:
母重賞馬・G1馬輩出、ノーザンファーム生産。
懸念:
父ドレフォンの芝適性。
コンティ
[東]黒岩陽一, 父キズナ, 母セレスタ, 母父Jump Start, 馬主長谷川祐司, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父キズナ。母セレスタは亜G1エストレジャス大賞ジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬。産駒にはアルゼンチンでG1を勝った馬もいます。母父Jump StartはA.P. Indy系。厩舎は黒岩陽一師。馬主は長谷川祐司氏。生産はノーザンファーム。
強み:
父キズナ、母亜G1馬・G1馬輩出、ノーザンファーム生産。
懸念:
特になし。
ドンテスタマスター
[西]杉山晴紀, 父コントレイル, 母インディアナギャル, 母父Intikhab, 馬主藤田晋, 生産ケイアイファーム
血統・生産と厩舎情報:
父コントレイル。母インディアナギャルは愛G3勝ち馬。産駒にはケイアイノーテック(NHKマイルC(GI))などがいます。母父IntikhabはRoberto系。厩舎は杉山晴紀師。近年、目覚ましい活躍を見せているトップトレーナーの一人です。馬主は藤田晋氏。生産はケイアイファーム。
強み:
父コントレイル、母G1馬輩出、杉山晴紀厩舎(好調)、有力馬主。
懸念:
コントレイル産駒の晩成可能性、非ノーザン・社台系生産。
ユマハム
[東]田中博康, 父コントレイル, 母カルティカ, 母父Rainbow Quest, 馬主TNレーシング, 生産社台ファーム
血統・生産と厩舎情報:
父コントレイル。母カルティカは仏G2勝ち馬。産駒には仏G1馬マンデュロなどがいます。母父Rainbow Questは凱旋門賞馬。欧州の重厚な血統背景を持つ母とコントレイルの配合は、スタミナ豊富なクラシックホースを期待させます。厩舎は田中博康師。馬主はTNレーシング。生産は社台ファーム。
強み:
父コントレイル、母仏G2勝ち・G1馬輩出、社台ファーム生産。
懸念:
コントレイル産駒の晩成可能性。
フェスティバルヒル
[西]四位洋文, 父サートゥルナーリア, 母ミュージアムヒル, 母父ハーツクライ, 馬主吉田勝己, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父サートゥルナーリア。母ミュージアムヒルは未勝利。産駒にはブレークアップ(アルゼンチン共和国杯(GII))がいます。母父ハーツクライ。サートゥルナーリア産駒の牝馬であり、父の傾向からはプラス。厩舎は四位洋文師。馬主は吉田勝己氏。生産はノーザンファーム。
強み:
父サートゥルナーリア(牝馬)、母重賞馬輩出、トップオーナー・生産者。
懸念:
特になし。
ルージュカルデア
[東]加藤征弘, 父シスキン, 母レッドアネモス, 母父ヴィクトワールピサ, 馬主東京ホースレーシング, 生産社台ファーム
血統・生産と厩舎情報:
父は愛2000ギニー馬シスキン。初年度産駒となります。母レッドアネモスはクイーンS(GIII)勝ち馬。本馬が初仔となります。母父ヴィクトワールピサ。厩舎は加藤征弘師。馬主は東京ホースレーシング。生産は社台ファーム。
強み:
父シスキン(初年度)、母重賞馬、社台ファーム生産。
懸念:
父初年度産駒の未知数、初仔。
ビッグヒーロー
[西]福永祐一, 父コントレイル, 母アンナペレンナ, 母父Tale of Ekati, 馬主幅田昌伸, 生産バンブー牧場
血統・生産と厩舎情報:
父コントレイル。母アンナペレンナは米国G3勝ち馬。母父Tale of EkatiはStorm Cat系。コントレイル×Storm Cat系の配合。厩舎は福永祐一師。開業2年目の福永祐一師は初年度から積極的な馬集めが目立ち、高い期待が寄せられています。馬主は幅田昌伸氏。生産はバンブー牧場。
強み:
父コントレイル、母米国G3馬、福永厩舎、好配合。
懸念:
コントレイル産駒の未知数、非ノーザン・社台系生産、母の産駒実績不明。
ヨカオウ
[西]谷潔, 父キズナ, 母ヨカヨカ, 母父スクワートルスクワート, 馬主岡浩二, 生産サンデーヒルズ
血統・生産と厩舎情報:
父キズナ。母ヨカヨカは北九州記念(GIII)などを勝った快速牝馬で、フィリーズレビューでも2着。本馬が初仔となります。母父スクワートルスクワートは米国のスプリントG1馬。父キズナの万能性と母のスピードがどう融合するか注目されます。厩舎は谷潔師。母ヨカヨカも管理していました。馬主は岡浩二氏(母の馬主)。生産はサンデーヒルズ(岡氏の牧場)。
強み:
父キズナ、母重賞馬(快速)、母と同じ厩舎・馬主・生産者。
懸念:
初仔、非ノーザン・社台系生産。
ブレナヴォン
[西]池江泰寿, 父インディチャンプ, 母ラナモン, 母父Sky Mesa, 馬主社台レースホース, 生産社台コーポレーション白老ファーム
血統・生産と厩舎情報:
父はマイルG1・2勝のインディチャンプ。初年度産駒となります。母ラナモンの競走成績や産駒実績に関する情報は提供資料内には見当たりません。母父Sky MesaはPulpit系。父の競走実績からマイル前後での活躍が期待されます。厩舎は池江泰寿師。数々のG1馬を手掛けたトップトレーナー。馬主は社台レースホース、生産は社台コーポレーション白老ファーム。
強み:
父インディチャンプ(初年度)、池江厩舎、社台グループ。
懸念:
父初年度産駒の未知数、母系の情報不足。
ペントハウス
[西]福永祐一, 父サートゥルナーリア, 母ピンクガーベラ, 母父ディープインパクト, 馬主岡浩二, 生産サンデーヒルズ
血統・生産と厩舎情報:
父サートゥルナーリア。母ピンクガーベラは未勝利。産駒にはアンドヴァラナウト(ローズS(GII))がいます。母父ディープインパクト。サートゥルナーリア×ディープインパクトの配合。サートゥルナーリア産駒の牡馬の傾向は気になります。厩舎は福永祐一師。馬主は岡浩二氏。生産はサンデーヒルズ(岡氏の牧場)。
強み:
母重賞馬輩出、母父ディープインパクト、福永厩舎。
懸念:
父サートゥルナーリア産駒の牡馬の傾向、非ノーザン・社台系生産。
ジュラトリー
[東]池上昌和, 父コントレイル, 母ジュマイエル, 母父Lope de Vega, 馬主社台レースホース, 生産社台ファーム
血統・生産と厩舎情報:
父コントレイル。母ジュマイエルは英G2勝ち馬。産駒実績に関する情報は提供資料内には見当たりません。母父Lope de VegaはShamardal産駒で、欧州で成功している種牡馬。厩舎は池上昌和師。馬主は社台レースホース、生産は社台ファーム。
強み:
父コントレイル(牝馬)、母英G2馬、社台グループ。
懸念:
コントレイル産駒の未知数、母の産駒実績不明。
トランスマーレ
[東]高柳瑞樹, 父エピファネイア, 母ランドオーバーシー, 母父Bellamy Road, 馬主社台レースホース, 生産社台ファーム
血統・生産と厩舎情報:
父エピファネイア。母ランドオーバーシーは米G2フェアグラウンズオークス勝ち馬で、ケンタッキーオークス(GI)2着の実績があります。産駒にはサトノエピック(現2勝、東京ダービー2着)、ナグルファル(現2勝)などがいます。母父Bellamy RoadはConcerto系。エピファネイア産駒の好配合とされる母系サンデーサイレンス持ちではありません。厩舎は高柳瑞樹師。馬主は社台レースホース、生産は社台ファーム。
強み:
母米国G1級、兄姉の活躍、社台グループ。
懸念:
父エピファネイア×母父非サンデーの配合傾向。
オーロラボレアリス
[西]吉岡辰弥, 父コントレイル, 母エスキモーキセス, 母父To Honor and Serve, 馬主社台レースホース, 生産社台ファーム
血統・生産と厩舎情報:
父コントレイル。母エスキモーキセスは米G1アラバマSの勝ち馬。本馬が初仔となります。母父To Honor and ServeはBernardini系。父コントレイルに米国G1馬の母という配合。厩舎は吉岡辰弥師。馬主は社台レースホース、生産は社台ファーム。
強み:
父コントレイル(牝馬)、母米国G1馬、社台グループ。
懸念:
コントレイル産駒の未知数、初仔。
C評価:下位指名候補
スーホ
[東]上原佑紀, 父モーリス, 母マーブルケーキ, 母父キングカメハメハ, 馬主藤田晋, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父モーリス。母マーブルケーキは白毛のアイドルホースとして知られ、自身もJRAで勝利を挙げています。産駒にはアオラキ(父ゴールドシップ)などがいますが、目立った活躍馬はまだ出ていません。母父キングカメハメハ。モーリス産駒は晩成傾向が強い点がPOGではネックになりがちです。厩舎は上原佑紀師。馬主は藤田晋氏。生産はノーザンファーム。
強み:
有力馬主・生産者。
懸念:
父モーリスの晩成傾向、母系の実績不足。
チェリングクロス
[東]奥村武, 父キタサンブラック, 母ライジングクロス, 母父Cape Cross, 馬主サンデーレーシング, 生産坂東牧場
血統・生産と厩舎情報:
父キタサンブラック。母ライジングクロスの競走成績や産駒実績に関する情報は提供資料内には見当たりません。母父Cape Crossは欧州のマイラー種牡馬で、Sea The Starsなどを輩出。キタサンブラック産駒は母系の影響が大きいため、母系の詳細が不明な点は評価を難しくします。厩舎は奥村武師。馬主はサンデーレーシング。生産は坂東牧場。
強み:
父キタサンブラック、馬主サンデーレーシング。
懸念:
母系の情報不足、非ノーザン・社台系生産。
イニシオ
[西]福永祐一, 父キタサンブラック, 母ウインミレーユ, 母父ステイゴールド, 馬主ライオンレースホース, 生産コスモヴューファーム
血統・生産と厩舎情報:
父キタサンブラック。母ウインミレーユは未勝利。半兄にウインマイルート(父ゴールドシップ、現3勝)がいます。母父ステイゴールド。キタサンブラック×ステイゴールドの配合はスタミナ色が濃く、長距離での適性が期待されます。厩舎は福永祐一師。馬主はライオンレースホース。生産はコスモヴューファーム(ビッグレッドファーム系列)。入厩済みとの情報があります。
強み:
父キタサンブラック、福永厩舎。
懸念:
母系の実績、晩成・長距離型の可能性、非ノーザン・社台系生産。
ディバインウインド
[東]堀宣行, 父スワーヴリチャード, 母ストロベリームーン, 母父キンシャサノキセキ, 馬主NICKS, 生産社台ファーム
血統・生産と厩舎情報:
父スワーヴリチャード。母ストロベリームーンは未勝利。産駒実績に関する情報は提供資料内には見当たりません。母父キンシャサノキセキは短距離種牡馬。スワーヴリチャード産駒の牡馬であり、父の傾向からは晩成・中長距離型の可能性があります。厩舎は堀宣行師。モーリス、ドゥラメンテなどを手掛けたトップトレーナー。馬主NICKSは金子真人ホールディングス関連。生産は社台ファーム。
強み:
堀厩舎、有力馬主、社台ファーム生産。
懸念:
父スワーヴリチャード産駒の牡馬の傾向、母系の実績不足。
タイダルロック
[東]武井亮, 父モーリス, 母アースライズ, 母父マンハッタンカフェ, 馬主サンデーレーシング, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父モーリス。母アースライズはフラワーC(GIII)勝ち馬。産駒には勝ち上がり馬もいますが、目立った活躍馬はまだ出ていません。母父マンハッタンカフェはスタミナ豊富な種牡馬。モーリス産駒の晩成傾向がPOGではネックです。厩舎は武井亮師。馬主はサンデーレーシング、生産はノーザンファーム。
強み:
母重賞馬、サンデーレーシング×ノーザンファーム。
懸念:
父モーリスの晩成傾向、母の産駒実績。
ウンナターシャ
[西]高柳大輔, 父パイロ, 母インディアマントゥアナ, 母父Wilburn, 馬主社台レースホース, 生産社台ファーム
血統・生産と厩舎情報:
父パイロはダートでの活躍馬を多く出す種牡馬。母インディアマントゥアナはアルゼンチンのG1馬。産駒にはインダストリア(ダービー卿CT(GIII))などがいます。母父WilburnはBernardini系。父、母ともにダート色が濃い配合です。厩舎は高柳大輔師。馬主は社台レースホース。生産は社台ファーム。
強み:
母アルゼンチンG1馬、兄重賞馬、社台グループ。
懸念:
ダート専門の可能性。
イエナズマダイモン
[東]宮田敬介, 父クリソベリル, 母パリスビキニ, 母父Bernardini, 馬主藤田晋, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父はダートG1・4勝のクリソベリル。初年度産駒となります。母パリスビキニの競走成績や産駒実績に関する情報は提供資料内には見当たりません。母父Bernardiniは米国の名種牡馬。父の競走実績から、ダートでの活躍が期待されます。厩舎は宮田敬介師。馬主は藤田晋氏。生産はノーザンファーム。
強み:
父クリソベリル(ダート実績)、有力馬主・生産者、宮田厩舎。
懸念:
ダート専門の可能性、母系の情報不足。
ゾロアストロ
[東]宮田敬介, 父モーリス, 母アルミレーナ, 母父ディープインパクト, 馬主サンデーレーシング, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父モーリス。母アルミレーナは未勝利。産駒実績に関する情報は提供資料内には見当たりません。母父ディープインパクト。モーリス×ディープインパクトの配合。モーリス産駒の晩成傾向がPOGではネックです。厩舎は宮田敬介師。馬主はサンデーレーシング、生産はノーザンファーム。
強み:
サンデーレーシング×ノーザンファーム。
懸念:
父モーリスの晩成傾向、母系の実績不明。
カトマンズゴールド
[西]宮本博, 父ゴールドシップ, 母カトマンブルー, 母父Bluegrass Cat, 馬主社台レースホース, 生産社台ファーム
血統・生産と厩舎情報:
父ゴールドシップ。母カトマンブルーは未勝利。産駒実績に関する情報は提供資料内には見当たりません。母父Bluegrass CatはStorm Cat系。ゴールドシップ産駒は気性的な難しさや晩成傾向が見られることがあります。厩舎は宮本博師。馬主は社台レースホース、生産は社台ファーム。
強み:
社台グループ。
懸念:
父ゴールドシップの産駒傾向、母系の実績不明。
スタートレイン
[東]黒岩陽一, 父キタサンブラック, 母レポゼッション, 母父War Front, 馬主山口裕介, 生産藤沢牧場
血統・生産と厩舎情報:
父キタサンブラック。母レポゼッションの競走成績や産駒実績に関する情報は提供資料内には見当たりません。母父War FrontはDanzig系のスピード種牡馬。キタサンブラック産駒は母系の影響が大きいため、スピード色の強い母父との配合がどう出るか。厩舎は黒岩陽一師。馬主は山口裕介氏。生産は藤沢牧場。入厩済みとの情報があります。
強み:
父キタサンブラック。
懸念:
母系の情報不足、非ノーザン・社台系生産。
トゥルージョワ
[西]福永祐一, 父ロードカナロア, 母ディヴァインラヴ, 母父エピファネイア, 馬主モンレーヴ, 生産グランド牧場
血統・生産と厩舎情報:
父は世界的スプリンター・マイラー種牡馬ロードカナロア。母ディヴァインラヴは菊花賞3着馬ワープスピードの半姉。母父エピファネイア。ロードカナロア×エピファネイアの配合。厩舎は福永祐一師。馬主モンレーヴ、生産グランド牧場。
強み:
父ロードカナロア、福永厩舎。
懸念:
母系の実績は限定的、非ノーザン・社台系生産。
ガードオブオナー
[東]林徹, 父サトノダイヤモンド, 母ルミナスパレード, 母父シンボリクリスエス, 馬主サンデーレーシング, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父サトノダイヤモンド。母ルミナスパレードは未勝利。産駒にはルミナスウォリアー(函館記念(GIII))がいます。母父シンボリクリスエス。厩舎は林徹師。馬主はサンデーレーシング、生産はノーザンファーム。
強み:
母重賞馬輩出、サンデーレーシング×ノーザンファーム。
懸念:
父サトノダイヤモンド産駒の傾向。
ベルバード
[東]武井亮, 父スワーヴリチャード, 母ベルスリーブ, 母父シンボリクリスエス, 馬主SSレーシング, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父は初年度産駒が活躍中のスワーヴリチャード。母ベルスリーブは未勝利。産駒実績に関する情報は提供資料内には見当たりません。母父シンボリクリスエス。スワーヴリチャード産駒の牝馬であり、父の傾向からは早期の活躍が期待されます。厩舎は武井亮師。馬主SSレーシング、生産はノーザンファーム。
強み:
父スワーヴリチャード(牝馬)、ノーザンファーム生産。
懸念:
母系の実績不明。
ワンダフルデイズ
[西]高橋義忠, 父ルーラーシップ, 母シーオブラブ, 母父ディープインパクト, 馬主三田昌宏, 生産ノーザンファーム
血統・生産と厩舎情報:
父ルーラーシップ。母シーオブラブは未勝利。産駒実績に関する情報は提供資料内には見当たりません。母父ディープインパクト。厩舎は高橋義忠師。馬主は三田昌宏氏。生産はノーザンファーム。
強み:
父ルーラーシップ、母父ディープインパクト、ノーザンファーム生産。
懸念:
母系の実績不明。
4. POG戦略ガイド
最後に、今年度のPOG戦略についてのアドバイスをまとめます。
ドラフト戦略
1巡目で獲得すべき最優先馬は、ダーリングハースト、サレジオ、ドリームコア、ハムタン、トラコなどのS評価馬です。生産と厩舎の質、血統の良さ、早期情報などを総合的に評価した結果、これらの馬は世代屈指の活躍が期待できます。
2巡目以降は、サンダーバード、アウダーシア、クールフラン、カモンメーンなどのA評価馬が狙い目です。特にA評価馬は「隠れ良血」と言える馬も多く、ドラフト中盤での狙い目となります。
種牡馬別戦略
コントレイル産駒は初年度産駒ながら期待値は極めて高いものの、晩成傾向があるとの初期レポートもあり、POG期間での活躍度合いには不安も残ります。一方で、キズナ産駒は早熟性と安定感を兼ね備え、POG向きと言えるでしょう。エピファネイア産駒は母系にサンデーサイレンス血統を持つ個体が特に魅力的です。
厩舎別戦略
2歳戦で抜群の成績を誇る中内田厩舎所属馬は、POGにおいて特に高い価値があります。また、国枝厩舎(牝馬)、手塚厩舎、矢作厩舎なども早期から結果を出せる可能性が高いです。
血統攻略のポイント
本年度は特に以下の配合に注目すべきです:
- エピファネイア × 母父ディープインパクト:サレジオ、ハムタン、サンダーバードなど
- キズナ × 良血母系:ドリームコア(母G1・2勝)、アウダーシア(母G1級)など
- コントレイル × Storm Cat系:トラコなど
総括
2025-26年度POGは新種牡馬コントレイルの初年度産駒がデビューする注目のシーズンです。特に血統背景の質の高さと厩舎の2歳戦実績を重視した戦略が成功の鍵となるでしょう。トップ評価馬の多くに共通するのは、G1級の実績を持つ母や兄姉の活躍など、血統的な安心感です。ドラフト全体を通して、これらの要素を総合的に判断し、バランスの取れた馬選びを心がけることが重要です。