2025年11月13日
2025年の桜花賞戦線の主役候補と目されたフィロステファニが、屈腱炎を発症し現役を引退しました。デビューから2連勝でアルテミスSを制した矢先の電撃引退に衝撃が走っています。ラストランで騎乗した川田将雅騎手への様々な声や、良血馬としての繁殖牝馬への期待など、競馬界に与えた影響を解説します。
この記事の要点
- 2歳牝馬フィロステファニが屈腱炎を発症し、わずか2戦で現役を引退。
- デビュー2連勝でアルテミスS(GIII)を制し、来春の桜花賞最有力候補と目されていた。
- ラストランの鞍上・川田将雅騎手と故障を結びつける声が一部で上がっている。
- 今後は繁殖牝馬として、その良血を後世に伝える役割が期待される。
2戦2勝の良血馬フィロステファニ、屈腱炎で無念の引退
2025年11月13日、2歳牝馬のフィロステファニが屈腱炎を発症し、そのまま引退することが発表されました。社台の公式情報によると、かつての名牝ダイワスカーレットと同じ箇所の屈腱炎とのことです。
同馬はデビューから無傷の2連勝を飾り、前走のアルテミスSでは川田将雅騎手を背に見事な勝利を収め、来年の桜花賞戦線の主役候補として大きな期待を集めていました。わずか2戦でのキャリアを終えることとなり、「幻の桜花賞馬」とその早すぎる引退を惜しむ声が多く見られます。
ラストランの鞍上・川田将雅騎手に集まる様々な声
フィロステファニのラストランとなったアルテミスSで手綱を取ったのは川田将雅騎手でした。この発表を受け、インターネットの掲示板などでは、同騎手と今回の引退を結びつける意見が投稿されています。
特に、川田騎手が騎乗した後に故障や引退が発表された他の馬の名前を挙げる投稿が見られました。これらはあくまで一部ファンの間での指摘であり、騎乗と故障の因果関係が証明されたものではありません。
川田騎手騎乗後に故障・引退したとされる主な馬
- ソダシ:ラストランの安田記念で騎乗後、脚部不安で引退
- マスクドディーヴァ:ラストランの府中牝馬Sで騎乗後、屈腱炎で引退
- ルージュエヴァイユ:ラストランの宝塚記念で騎乗後、故障で引退
- エーデルブルーメ:ラストランの新潟記念で騎乗後、屈腱炎で引退
- リバティアイランド:ラストランの香港QE2で騎乗中に故障発生
- フィロステファニ:ラストランのアルテミスSで騎乗後、屈腱炎で引退
繁殖牝馬としての第二の馬生へ
競走馬としては非常に短いキャリアとなりましたが、重賞ウィナーかつ良血馬であることから、今後は繁殖牝馬としての活躍に期待が寄せられています。
ファンからは「牝馬なのが救い」「繁殖価値が非常に高い」といった声のほか、「イクイノックスをつけてほしい」など、将来の産駒への期待を語るコメントも見られました。
2歳という若さでの引退は非常に残念ですが、今後は偉大な母として、その優秀な血を後世に伝えていくことが期待されます。フィロステファニの第二の馬生が幸多きものになることを願うばかりです。