「ボイラーメーカー」デビュー戦に向け上々の仕上がり
2歳馬「ボイラーメーカー」(栗東・新谷功一厩舎、父サトノクラウン)が、6月10日の阪神・芝1600メートルのレースでデビューします。7日の坂路での調教では51秒2―12秒3という水準以上のタイムをマークし、上々の仕上がりを見せています。入厩当初はその存在感をあまり示していなかったこの馬ですが、追い調教を重ねるごとに力強さが増してきました。そして今、その力強さがデビュー戦への大きな期待感を生んでいます。
血統の魅力も持つ「ボイラーメーカー」
この「ボイラーメーカー」、その父はサトノクラウンという実績を持つ馬で、また、半兄には2歳時から重賞戦線で活躍しているオタルエバーがいます。血統的にも十分な魅力を持つこの馬は、それをバネにしてどんどん力を付けてきました。特に、仕掛けに対する反応の良さは、その力強さの証とも言えます。これからの成長が非常に期待される馬で、そのデビュー戦が楽しみです。
同じくデビュー戦を迎える「ミルテンベルク」
そして、一方でボイラーメーカーと同じくデビュー戦を迎えるのが「ミルテンベルク」(栗東・武英智厩舎、父モーリス)です。祖母が独オークス馬という血統を引くミルテンベルクは、6月11日の阪神・芝1200メートルでデビューします。1週前の追い切りでは、栗東・CWコースで良好な成績を叩き出しました。ミルテンベルクもまた、血統の良さを活かしてデビュー戦に挑むことでしょう。
今後の展望と期待
これら2頭の馬たちは、それぞれに血統的な魅力と調教で示した力強さを武器にデビュー戦を迎えます。特にボイラーメーカーについては、これまでの調教でのパフォーマンスから期待が大きいです。しかし、レースは何が起こるかわからないもの。その不確定性こそが競馬の醍醐味です。それぞれの馬がどれだけ自身の力を出し切れるか、そしてどれだけレース運びが上手くいくかがポイントとなるでしょう。今後の活躍に大いに期待したいと思います。