ベラジオオペラ、日本ダービーへの挑戦
今年の日本ダービーに、栗東・上村洋行厩舎所属の3歳牡馬、ベラジオオペラが横山和生騎手とのコンビで挑むことが決定しました。5月28日に東京競馬場で行われるこの一戦は、世代の頂点を決める熱き戦いとなること間違いありません。血統は父ロードカナロア、母エアルーティーン、母の父ハービンジャーで、18年の函館記念覇者エアアンセムは伯父にあたります。管理を務める上村洋行師が初めてダービー制覇を狙うという背景も、ベラジオオペラへの注目を高めています。
経歴と評価
ベラジオオペラは今年のダービーに向けて、調教、血統などから多角的に評価されています。その評価は「上位堅調」と評され、その能力は認められていますが、一方で「隙あらば穴」という意見も見受けられます。この評価はベラジオオペラの可能性を示していると言えます。また、今年の日本ダービーでは1枠1番という位置につくことが確定しました。この位置からどのような戦いを見せるのか、多くの競馬ファンの注目が集まっています。
日本ダービーの舞台へ
今年の日本ダービーは、3歳馬7708頭の中から選ばれた精鋭たちが競い合う舞台となります。このレースは5月28日に東京競馬場で行われ、牡・牝の3歳オープンで定量戦、距離は芝2400mと設定されています。そして、1着に輝く馬には賞金3億円が贈られます。これまでの日本ダービーで史上8頭しか達成できていないこの難関を、ベラジオオペラがどう戦うのか見逃せません。
横山典弘騎手、父としての顔と競演について
一方、日本ダービーの舞台では、横山典弘騎手が息子である横山武史騎手と横山和生騎手との競演となります。武史騎手は皐月賞を快勝したソールオリエンス、和生騎手はスプリングS勝ち馬のベラジオオペラに騎乗します。このような状況について横山典弘騎手は、「(息子が)G1を勝てば、一人の親としてうれしいのはうれしいよ」と父の顔をのぞかせつつも、「俺たちには関係ない。それぞれがしっかりと与えられた仕事をして、大きい舞台に立つ。それだけだ。あいつらもそうだろうけど、自分のことで精いっぱいだよ」と勝負に徹する姿勢を見せています。