カーインライジング、クイーンズ・シルバー・ジュビリーカップ(G1)で輝かしい勝利を飾る

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カーインライジング、クイーンズ・シルバー・ジュビリーカップ(G1)で輝かしい勝利を飾る

2025年2月23日、沙田競馬場において行われたクイーンズ・シルバー・ジュビリーカップ(G1)で、4歳のゲルティングであるカーインライジング(馬番1)が圧倒的なパフォーマンスを見せ、連勝10戦目となる快挙を達成しました。騎手K・ティータン(カリス・ティータン)と調教師デビッド・A・ヘイズのコンビネーションにより、初挑戦となる1400m戦線でも見事な走りを披露し、1:20.33のタイムで勝利を収めました。


レース概要

クイーンズ・シルバー・ジュビリーカップは、2014/15年度よりG1に格上げされた香港競馬界の名門レースです。今年のレースでは、前年優勝馬カリフォルニアスパングル(馬番2)に続くペースで進行。最終直線に入ると、カーインライジングは後方から一気に先頭へ抜け出し、ヘリオスエクスプレス(馬番4)の追走を1.5馬身差で退ける見事な勝利を飾りました。続くハウディープイズユアラヴ(馬番5)も1.5馬身差で3着となりました。

【レース結果一覧】

着順 馬番 馬名 騎手 調教師 着差 タイム 単勝オッズ
1 1 カーインライジング K・ティータン デビッド・A・ヘイズ 1:20.33 1.2
2 4 ヘリオスエクスプレス H・ボウマン ジョン・サイズ 1.5馬身 5.3
3 5 ハウディープイズユアラヴ B・トンプソン ジョン・サイズ 短頭 59.0
4 3 ビューティエターナル A・アゼニ ジョン・サイズ 0.5馬身 44.0
5 7 レッドライオン A・バデル ジョン・サイズ 0.5馬身 22.0
6 2 カリフォルニアスパングル B・アヴデュラ A・S・クルーズ クビ 35.0
7 6 インヴィンシブルセージ L・フェラリス D・ホール クビ 98.0
8 8 パッチオブシータ H・ベントレー K・W・ルイ 0.5馬身 18.0
9 9 ムゲン B・シン P・C・ン 1.75馬身 72.0

注目のポイント

  • 連勝記録の延長とG1制覇の勢い
    カーインライジングは、香港スプリントやセンテナリー・スプリントカップでの勝利に続き、今回でG1レース3連勝を達成。通算成績も13戦中11勝と、その圧倒的な実力を改めて証明しました。

  • 初の1400m挑戦での適応力
    今回のレースはカーインライジングにとって初の1400m挑戦となりましたが、短距離でのスピードに加え、持久力を見せつける結果となり、今後さらなる長距離戦への可能性が示唆されました。

  • K・ティータンの見事な騎乗
    通常はザック・パートンが騎乗するカーインライジングですが、パートンが負傷のため欠場となり、K・ティータンが代役を務めました。ティータンは「世界最高の馬の一頭に乗る機会をいただき、パイロットとして全てがうまくいったことに感謝している」とコメントし、その冷静な判断と騎乗技術が勝利に大きく貢献しました。

  • デビッド・A・ヘイズの信頼と今後の展望
    調教師ヘイズは「200mのところで一瞬ハラハラしたが、最終直線では馬がしっかり耐えていた。最後の100mは快い走りだった」と語り、カーインライジングの潜在能力に自信を示しました。今後は、センテナリー・スプリントカップでHK$5百万のボーナス獲得を目指し、4月27日に沙田で開催されるチャンピオンズ・スプリントプライズ(1200m)への意気込みも伺えます。

  • ジョン・サイズ調教師の強固な陣容
    同レースにはジョン・サイズ調教師が4頭の馬を出走させ、ヘリオスエクスプレス、ハウディープイズユアラヴ、ビューティエターナル、レッドライオンがそれぞれ2着から5着に入線。サイズ厩舎の実力と深さが際立った結果となりました。

  • 同日別レースでのダブル活躍
    また、約15時間前にサウジカップでロマンティック・ウォリアーに騎乗して2着となったジェームズ・マクドナルドが、同日の沙田競馬場で行われたシティ香港ゴールドカップで、ヴォヤージュ・バブルに乗り勝利するというダブル活躍も見られました。


今後の展望

カーインライジングは香港スピードシリーズの完全制覇を狙い、次走となるチャンピオンズ・スプリントプライズでさらなる輝きを放つことが期待されています。国内外の競馬ファンは、彼の次なる走りに大きな注目を集めています。

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