Herbie Dyke Stakes (Group 1) レースレポート:エルヴェセドールが制覇!ラクリークとの激闘を制す
2025年2月10日 – ニュージーランド、ティーアロハ競馬場で開催された「Herbie Dyke Stakes (Group 1)」は、R.ハッチングス騎手騎乗の1番人気エルヴェセドール(El Vencedor)が、M.マクナブ騎手騎乗の2番人気ラクリーク(La Crique)との激しい競り合いを制し、見事優勝しました。
レース結果詳細
馬番 | 馬名(日本語) | 騎手名 | 斤量 | 着差 | 単勝倍率 |
---|---|---|---|---|---|
1 | エルヴェセドール | R.ハッチングス | 59キロ | 2:03.05 | 2.0 |
10 | ラクリーク | M.マクナブ | 57キロ | 3 | 3.1 |
7 | ワンガエフ | M.レーナー | 59キロ | 0.5 | 34.4 |
2 | レディーズマン | K.ストッツ | 59キロ | 2.5 | 13.0 |
6 | マツコット | V.コルガン | 59キロ | 1.25 | 66.6 |
3 | ニューメリアン | J.パル | 59キロ | 1.25 | 7.1 |
9 | フィールドオブゴールド | J.ドイル | 59キロ | クビ | 77.0 |
5 | ワンボールドキャット | C.グリルズ | 59キロ | 0.5 | 37.8 |
4 | シャープンスマート | R.エリオット | 59キロ | 短首 | 14.8 |
8 | ヒーズアドージー | J.リデル | 59キロ | クビ | 57.1 |
レース展開
レースは、スタートからマツコットがハナを切り、ややスローペースで進みました。エルヴェセドールは好位、ラクリークは中団に位置し、シャープンスマートは後方からの展開となりました。
残り800mあたりからペースが上がり、各馬がポジションを上げ始めました。直線に入ると、エルヴェセドールが満を持して先頭に立ち、後続を突き放しにかかりました。しかし、2番手追走のラクリークが食い下がり、壮絶な追い比べとなりました。
ゴール前では、エルヴェセドールがラクリークの猛追を凌ぎきり、3馬身差をつけて優勝。人気に応え、見事Group 1タイトルを獲得しました。3着には、ワンガエフが粘り込みました。
勝馬:エルヴェセドール(El Vencedor)
エルヴェセドールは、父マスターオブデザイン、母ヴェンカという血統の6歳牡馬です。今回の勝利で通算成績を24戦9勝としました。Group 1レースは3勝目となります。
R.ハッチングス騎手は、「エルヴェセドールは素晴らしいスタミナと闘志を持っています。今日はスタートから良い位置につけられ、直線ではラクリークとの競り合いを制してくれました。Herbie Dyke Stakesを勝つことができ、大変嬉しく思います。」とコメントしました。
2着:ラクリーク(La Crique)
2番人気のラクリークは、果敢にエルヴェセドールに挑みましたが、惜しくも3馬身差の2着に敗れました。M.マクナブ騎手は、「ラクリークも最後までよく頑張ってくれましたが、今日はエルヴェセドールが強かったです。次走では必ずリベンジしたいです。」とコメントしました。
レース全体を通して
今年のHerbie Dyke Stakes (Group 1)は、エルヴェセドールとラクリークによるハイレベルな一騎打ちとなりました。人気馬2頭が実力を発揮し、記憶に残るレースとして、今後のニュージーランド競馬史に刻まれるでしょう。また、ワンガエフ、レディーズマンなど、他の出走馬もそれぞれの持ち味を発揮し、レースを盛り上げました。
今後の展望
エルヴェセドールは、今回の勝利で更なるG1タイトル獲得に向けて視界良好となりました。春の主要レースでの活躍が期待されます。ラクリークも今回のレースで改めて実力を証明しました。今後のレースでエルヴェセドールとの再戦が実現するのか、注目が集まります。
参考情報
- Race Results – Herbie Dyke Stakes – February 10, 2024
- NZ Racing Desk – El Vencedor too good in Herbie Dyke Stakes
- Love Racing – El Vencedor Wins Thrilling Herbie Dyke Stakes