C.F.Orr Stakes (Group 1) レースレポート:アナザーウィルがミスターブライトサイドを破り、Group 1初制覇!
2025年2月10日 – オーストラリア、コーフィールド競馬場で開催された「C.F.Orr Stakes (Group 1)」は、J.メルハム騎手騎乗の5番人気アナザーウィル(Another Wil)が、C.ウィリアムズ騎手騎乗の1番人気ミスターブライトサイド(Mr Brightside)との激しい競り合いを制し、見事Group 1初制覇を成し遂げました。
レース結果詳細
馬番 | 馬名(日本語) | 騎手名 | 斤量 | 着差 | 単勝倍率 |
---|---|---|---|---|---|
5 | アナザーウィル | J.メルハム | 59キロ | 1:23.13 | 3.3 |
1 | ミスターブライトサイド | C.ウィリアムズ | 59キロ | クビ | 2.6 |
4 | ステパーティ | B.マクドーガル | 59キロ | 4.75 | 14.0 |
10 | プライヴェートライフ | D.レーン | 55.5キロ | クビ | 9.0 |
8 | セマナ | T.ストックデール | 57キロ | 0.5 | 41.0 |
2 | サウスポートタイクーン | M.ザーラ | 59キロ | クビ | 13.0 |
9 | スーパースミンク | J.アレン | 57キロ | 短首 | 51.0 |
6 | フリーダムラリー | E.ブラウン | 59キロ | 0.5 | 61.0 |
3 | ピンストライプド | B.アレン | 59キロ | 0.75 | 26.0 |
7 | シュワルツ | B.シン | 59キロ | 短頭 | 8.5 |
レース展開
レースは、スタートからシュワルツが先頭を奪い、ハイペースで展開しました。ミスターブライトサイドは好位、アナザーウィルは中団に位置取り、ステパーティは後方からの競馬となりました。
最後の直線に入ると、ミスターブライトサイドが力強く抜け出し、先頭に立ちました。しかし、後方から追い込んできたアナザーウィルが、ミスターブライトサイドに並びかけ、壮絶な叩き合いを繰り広げました。ゴール前では、アナザーウィルがわずかに前に出て、クビ差でミスターブライトサイドを抑え込み、優勝を果たしました。
ステパーティは、直線で伸びを欠き、4.75馬身差の3着に終わりました。プライヴェートライフが4着、セマナが5着に入線しました。
勝馬:アナザーウィル(Another Wil)
アナザーウィルは、父ストリートボス、母グルーヴィーレーンという血統の5歳牡馬です。今回の勝利で通算成績を15戦7勝としました。Group 1レースは初挑戦での勝利となりました。
J.メルハム騎手は、「アナザーウィルは素晴らしい馬です。今日は完璧なレースができました。スタートも良く、道中はリラックスして走ることができました。直線ではミスターブライトサイドとの競り合いになりましたが、最後まで諦めずに追いました。Group 1レースを勝てて本当に嬉しいです」とコメントしました。
敗れたミスターブライトサイド
1番人気に支持されたミスターブライトサイドは、惜しくもクビ差で2着に敗れました。C.ウィリアムズ騎手は、「ミスターブライトサイドもよく頑張ってくれました。今日はアナザーウィルが強かったです。次走では巻き返しを期待したいです」と語りました。
レース全体を通して
C.F.Orr Stakes (Group 1)は、今年も非常に見応えのあるレースとなりました。アナザーウィルのGroup 1初制覇、ミスターブライトサイドの惜敗、ステパーティの3着など、多くのドラマがありました。今後のオーストラリア競馬界を占う上で、非常に重要な一戦となったと言えるでしょう。
今後の展望
アナザーウィルは、今回の勝利で一躍トップホースの仲間入りを果たしました。今後のレースでの活躍が期待されます。ミスターブライトサイドも実力は十分に示しました。次走での巻き返しに注目が集まります。ステパーティは、今回は力を出し切れなかった印象ですが、まだ若い馬なので、今後の成長に期待したいところです。
参考情報