[追い切り比較]きさらぎ賞で初のタイトル獲得へ!各馬の調教の様子から徹底分析

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きさらぎ賞(G3)は、クラシック戦線を目指す3歳馬たちにとって重要な一戦であり、各馬陣営も虎視眈々とタイトルを狙っています。ここでは、出走を予定している有力馬たちの調教の様子を詳細に分析し、レースに向けた状態や陣営のコメントなどを踏まえながら、徹底的に考察していきましょう。

氷点下の栗東トレセンで坂路を軽快に駆け上がる

2025年のきさらぎ賞に出走を予定しているサトノシャイニングは、氷点下2度の栗東トレーニングセンターで調教を行いました。寒さ厳しい環境の中、坂路コースで軽快な脚取りを見せ、初タイトル獲得に向けて順調な仕上がりをアピールしました。

1週前に栗東CWコースで6ハロン81秒2-11秒2の好時計をマーク

サトノシャイニングは、1週前の調教で栗東CWコース(ウッドチップコース)を使用し、6ハロン81秒2、ラスト1ハロン11秒2という好時計をマークしました。このタイムは、同馬の能力の高さを改めて示すとともに、レースに向けて万全の態勢であることを伺わせます。

杉山晴調教師「馬の気合も入っています」

サトノシャイニングの調教を熱心に見守っていた杉山晴調教師は、「1週前にしっかりやっているので、馬なり程度。馬の気合も入っています」とコメントしました。この言葉からは、サトノシャイニングの状態の良さに対する自信が感じられます。

デアリングタクトやジャスティンパレスなどのGⅠ馬を手掛けたトレーナーが素質を認める

杉山晴調教師は、過去にデアリングタクトやジャスティンパレスといったGⅠ馬を手掛けた実績のある名トレーナーです。その杉山調教師が、サトノシャイニングの素質を高く評価しているということは、同馬の将来性に対する期待の表れと言えるでしょう。

前走の東京スポーツ杯2歳Sは2着

サトノシャイニングは、前走の東京スポーツ杯2歳S(G2)で、後のホープフルS(G1)覇者となるクロワデュノールと0秒1差の接戦を演じ、2着に入線しました。このレースでは、GⅠ馬を相手に互角の勝負を繰り広げたことで、サトノシャイニングの能力の高さが証明されました。

スタート直後に後肢の落鉄がありながらの2着

東京スポーツ杯2歳Sでは、スタート直後に後肢の落鉄があったにもかかわらず、サトノシャイニングは2着を確保しました。このアクシデントを考慮すると、レース内容は非常に濃いものであったと考えられます。

各馬の追い切り詳細

ウォーターガーベラ

レイデオロ産駒の牝馬であるウォーターガーベラは、これまでの4戦で目立った成績を残せていませんが、デビュー戦で見せたジグザグに馬群を縫って伸びる脚は、秘めたるポテンシャルを感じさせます。最終追い切りでは、東京新聞杯に出走予定のウォーターリヒトと2週続けて併せ馬を行い、先着しています。1週前のラスト2ハロン24.1秒、1ハロン11.9秒というタイムは優秀であり、今回も鋭い末脚が期待できそうです。

エリカアンディーヴ

エリカアンディーヴについては、詳細な追い切り情報は確認できませんでしたが、新馬戦を勝利しており、勢いに乗ってきさらぎ賞に挑んでくることが予想されます。

サトノシャイニング

前述の通り、サトノシャイニングは最終追い切りで坂路を軽快に駆け上がり、1週前にはCWコースで好時計をマークするなど、万全の仕上がりを見せています。花田助手は「前走よりも左右のバランスは良くなっていますし、左右差が縮まって進歩がありそうです」とコメントしており、成長を感じさせます。

ジェットマグナム

ジェットマグナムは、主戦の丹内祐次騎手が小倉から駆けつけ、1週前追い切りを行いました。坂路を単走で一杯に追われ、52秒7-12秒4の自己ベストタイをマークし、好調をアピールしました。丹内騎手は「動きも時計も良かったし、陣営も前回より息の入りがいいと言ってました。調教は初めて乗りましたがいい印象で向かえます」とコメントしており、レースに向けて手応えを感じているようです。

ショウヘイ

ショウヘイは、1週前に3頭併せでビッシリと追い切りを行い、最終追い切りでは単走で道中は持ったまま、ゴール前も力強いフットワークで余力を残して駆け抜けました。ラスト1ハロン11秒3というタイムも目立っており、底知れぬポテンシャルを秘めていることが伺えます。

スリーキングス

スリーキングスについては、詳細な追い切り情報は確認できませんでしたが、前走の京都2歳Sでは5着に敗れています。

ミニトランザット

ミニトランザットは、最終追い切りに向けて角馬場から坂路で軽く汗を流しました。杉山佳調教師は「前走(京成杯3着)はゲートのタイミングが合わず、ペースも流れたのでリズムを重視してあの位置になりました。京都は問題ないと思います」とコメントしています。2/5には栗東CWコースで6ハロン85.1-5F69.6-4F54.1-3F38.2-1F11.7(馬なり)をマークしています。

ランスオブカオス

ランスオブカオスは、栗東CWコースで3頭併せを行い、6ハロン85秒1-11秒7を馬なりでマークし、僚馬2頭とほぼ同時入線しました。奥村豊調教師は「前走後の回復は早かったです。前走は非常に落ち着きがあって、あの結果も納得。折り合いの心配も杞憂に終わりました」とコメントしており、距離延長にも前向きな姿勢を示しています。

リンクスティップ

リンクスティップについては、詳細な追い切り情報は確認できませんでした。

ヒルノハンブルク

ヒルノハンブルクは栗東の芝コースでマメコ(牝6、オープン)と併せ、レースで騎乗する坂井騎手が追い切りに騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで僚馬を5馬身追走し、6F81秒6-上がり1F11秒5の時計で半馬身先着しています。

専門家視点での考察

各馬の追い切りや調教内容、陣営のコメントなどを総合的に判断すると、サトノシャイニング、ショウヘイ、ランスオブカオス、ミニトランザットあたりが有力な候補として挙げられます。

  • サトノシャイニング:前走の東京スポーツ杯2歳SでGⅠ馬と互角の勝負を演じた実力は本物であり、調教の動きも良く、初のタイトル獲得に向けて視界良好と言えるでしょう。
  • ショウヘイ:前走の未勝利戦では楽な手応えで勝利しており、素質の高さは疑いようがありません。追い切りの動きも目立っており、ここでも好勝負が期待できます。
  • ランスオブカオス:前走の朝日杯FSで3着に入線しており、実績はメンバー上位です。距離延長がプラスに働く可能性もあり、侮れない存在です。
  • ミニトランザット:京成杯で3着に入線しており、安定感があります。京都コースも問題ないと陣営はコメントしており、穴馬としての魅力があります。

ただし、競馬に絶対はありません。当日の馬場状態や展開、騎手の腕など、様々な要素が絡み合ってレース結果は決まります。上記の考察はあくまで参考として、ご自身の予想と合わせて楽しんでいただければ幸いです。

参考記事

京都競馬場 芝1800m 徹底攻略ガイド

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