[POG2024-2025]2022年産の牡馬から見る将来の夢: 有望馬の注目ポイント【2022年産牡馬の将来性探り】

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2022年産の牡馬から見る将来の夢

2022年に生まれたサラブレッドの牡馬の中から、将来活躍が望める有望馬をピックアップしてみよう。まだデビュー前の若駒たちだが、血統や育成状況から一頭ずつ注目株を紹介していきたい。

(こちらの内容はPOGの達人 完全攻略ガイド 2024~2025年版 (光文社ブックス 187 )をもとに作成しています)

アーモンドアイ産駒は最有力候補

何と言っても注目は、牝馬三冠+αを達成した女傑アーモンドアイの初仔(アロンズロッド)だ。父はダービー馬エピファネイアという配合で、まさにクラシック向きのスーパーホースの誕生が期待される。すでに多くのファンから高い人気を集めており、管理する国枝調教師も「この夏にダービーに向けて華々しくデビューすると思います」と太鼓判を押す。

半兄にクラシック好走馬を持つ良血馬たち

サンデーレーシングの母チェッキーノ(アルレッキーノ)の仔も有力候補だ。半兄2頭が重賞を勝っており、母の実績からも早熟な馬が生まれる可能性が高い。ゲート試験もクリアしており、6月のデビューを目標に調整が進んでいる。

社台レースホースの母ナッシングバットドリームズの仔(グローサートラウム)にも注目だ。母は凱旋門賞馬のデインドリーム、姉ルージュエヴァイユはエリザベス女王杯2着と大舞台で好走。こちらもゲート試験に合格しており、順調な育成ぶりが伺える。

キャロットクラブの募集馬の中では母ビートマッチ(バズアップビート)の産駒に期待がかかる。早くも4月中の入厩が予定されているほど調教が順調だという。G1レーシングの母チェルシークロイスターズの仔(ヴェーヌドール)もゲート試験をパスし、早期デビューがうかがえる状態だ。

新種牡馬の初年度産駒にも好素材

今年初めて2歳馬を送り出す種牡馬の産駒にも、将来性豊かな馬がいる。母ウインアルテミスxウインブライトの産駒(ウインアレース)で、公開調教では素晴らしい動きを披露。ウインブライトの主戦騎手だった松岡正海騎手が騎乗し、古馬に先着する走りを見せている。コスモヴューファームでの調整も順調で、早めのデビューを狙える。

同じくウインブライト産駒のコスモヴューファーム所属・母コスモエルデストの仔(ウインハイエスト )も、兄姉2頭が勝ち上がりしている血統のサラブレッド。まだ幼さは残るものの、夏以降のデビューに向けて成長が楽しみだ。

ユニオンオーナーズクラブの母パープルの産駒(グレーターバーチュ)は父エピファネイア。同クラブのセレクトセール購入馬は勝ち上がり率が高い傾向にあり、すでに近郊トレセンに移動して順調に調教が進んでいるようだ。

ラフィアンの母リープフラウミルヒの仔(マイネルアレス)は、父スクリーンヒーローの産駒という点に注目したい。兄姉2頭とも勝ち上がっており、本馬も順調に育っているとのこと。活躍馬輩出の期待がかかる1頭だ。

ダート路線で台頭する可能性も

芝のクラシック候補が目立つ中、ダートの重賞を賑わせる可能性のある牡馬もいる。グリーンファームの母レッドソンブレロの仔(チャロ)は、父へニーヒューズとの配合。ヴァーミリアン、サカラートの兄弟で、本馬の近親にはダート重賞で活躍した馬が多数いる。羽田賞や東京ダービーといったダート路線のG1を見据えたい。

また、早来ファームの母カシノティーダ(ケイテンアイジン)も押さえておきたい1頭。九州産の馬で、生産者いわく「こちらに来たときから黒光りしている」というほど順調な育成ぶり。今年も実施される予定の九州産馬限定戦は素質馬の登竜門。こういったレースから一気に頭角を現す可能性は十分にある。

まとめ

2022年産牡馬の中から将来有望とされるサラブレッドを探ってみた。アーモンドアイ産駒など良血馬が目白押しで、クラシック候補になりそうな馬が多数存在する。新種牡馬の産駒や地方競馬の注目株など、ダークホースの台頭にも期待が持てる世代だ。ここで取り上げた若駒たちの中から、歴史に名を残す名馬が現れるのか。彼らのデビューが待ち遠しい限りだ。

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