イクイノックスの半妹ガルサブランカが新潟の2歳新馬戦で勝利、ルメール騎手の確保が注目される

イクイノックスの半妹ガルサブランカが覇者に

新潟の2歳新馬戦にてイクイノックスの半妹であるガルサブランカが圧倒的な1番人気に応えて勝利を収めた。同じくイクイノックスの主戦を務める陣営のルメールは、「イクイノックスと同じく、ガルサブランカも走りが軽い。」と語った。ガルサブランカは、リーディングサイヤー産駒で、馬体と成績が見合った優れたポテンシャルを秘めていることから、注目された。その期待に応え、上がり3F32秒8をマークした走りで見事に1着となった。

ガルサブランカのデビュー戦快勝とその影響

1番人気のガルサブランカが好位追走し、前が開くと馬群の中から瞬発力を発揮し、抜け出してデビュー戦の勝利を収めた。タイムは1分36秒3で、逃げたニシノインヴィクタが1馬身半差の2着に粘りきった。その後、2馬身差でエリカカリーナが3着に入った。ルメール騎手は「非常に真面目で、良い脚を使ってくれた」、「距離は1600～1800メートルくらいが適性だろう」と語り、その将来に期待を示した。また同じく騎手の木村哲也も「まだ経験不足な部分があるものの、良い走りを見せた」と評価している。

ルメール騎手の確保が課題か

ガルサブランカがデビュー戦での快勝を収めた一方で、その次なるステップとして「C.ルメール騎手の確保」が重要となりそうだ。ルメール騎手は今年、2歳新馬戦において早くも5勝を挙げており、そのうちの4戦では牝馬が勝利している。これらの成績により、ガルサブランカはルメール騎手を確保するために多くの優秀な馬たちと戦うこととなる。特に先月、函館芝1800mのデビュー戦を制したレガレイラとの戦いは注目されている。ルメール騎手自身もレガレイラについて「性格も真面目で、ラストは良い瞬発力を見せてくれた。能力が高そうだ」と評価している。

ガルサブランカの今後の展望

巧みな走りでデビュー戦を飾ったガルサブランカだが、その先行きには課題も多い。特に「ルメール騎手の確保」、「未熟な部分の克服」、「ステージアップに伴う体力・能力の向上」などが課題となるだろう。しかし僅か2歳という若さから見せるその能力と成績は、認めざるを得ない。偉大な兄・イクイノックスに続いて、期待の新星・ガルサブランカもまた、競馬界を沸かせる存在となりつつあるのかもしれない。