2026年1月9日に帯広競馬場で行われた新雪特別(A2級)は、4番コウシュハハリアーが鮮やかな差し切りを決めて勝利しました。前半58秒の平均的なペースで流れる中、第2障害を先にクリアしたトウケイレーヴをゴール直前で捉え、今期7勝目、通算28勝目を挙げました。西将太騎手と松井浩文調教師のコンビが見事にA2戦を制覇したレース展開を詳細にレポートします。
この記事の要点
- 新雪特別は4番コウシュハハリアーが勝利し、今期7勝目を達成しました。
- 第2障害では3番ヤマトタイコーが一旦停止し、トウケイレーヴが抜け出す波乱がありました。
- コウシュハハリアーは第2障害を越えた後、直線でトウケイレーヴを差し切り、A2戦を制しました。
- レース全体は前半58秒で推移し、スタミナと障害技術が試される展開でした。
レース結果と確定順位(速報)
2026年1月9日に帯広競馬場で開催された新雪特別(A2級)は、4番コウシュハハリアーが勝利を収めました。実況の内容に基づき、出馬表およびレース結果をまとめます。
新雪特別 出馬表一覧
本レースはA2級、斤量710kgから735kgで争われました。特に4番コウシュハハリアー(牡8、735kg)と9番トウケイレーヴ(牡6、730kg)が上位を争う結果となりました。
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | アオノソルテ | 牡9 | 735 | 金田利貴 | 金田勇 |
| 2 | 2 | コウシュハテンセイ | 牡6 | 730 | 島津新 | 岩本利春 |
| 3 | 3 | ヤマトタイコー | セ9 | 730 | 渡来心路 | 久田守 |
| 4 | 4 | コウシュハハリアー | 牡8 | 735 | 西将太 | 松井浩文 |
| 5 | 5 | ニシキマリン | 牝7 | 715 | 西謙一 | 中島敏博 |
| 6 | 6 | マサタカラ | 牡8 | 735 | 船山蔵人 | 金田勇 |
| 7 | 7 | スーパーチヨコ | 牝6 | 710 | 村上章 | 長部幸光 |
| 7 | 8 | マツノタイガー | 牡11 | 730 | 鈴木恵介 | 小北栄一 |
| 8 | 9 | トウケイレーヴ | 牡6 | 730 | 赤塚健仁 | 金田勇 |
| 8 | 10 | エムタカラ | 牡6 | 730 | 長澤幸太 | 金田勇 |
レース概況と着順(推定速報)
コウシュハハリアーは、先に抜け出したトウケイレーヴを直線で差し切り、今期7勝目(通算28勝目)を飾りました。松井浩文調教師は教三昇目を達成しています。
| 着順(推定) | 馬番 | 馬名 | 騎手 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | 4 | コウシュハハリアー | 西将太 | 先に抜け出した馬を直線で差し切りV。今期の7勝目。 |
| 2着 | 9 | トウケイレーヴ | 赤塚健仁 | 第2障害を先にクリアし一時先頭に立つも、ゴール直前で交わされる。 |
| 3着(争い) | 1/10 | アオノソルテ or エムタカラ | 金田利貴 or 長澤幸太 | 3着はアオノソルテとエムタカラが並ぶ接戦。 |
第2障害の攻防:勝敗を分けたポイント
ばんえい競馬の最大の山場である第2障害(坂)が、このレースの勝敗を大きく左右しました。特に前半のペースと有力馬の障害クリアの巧拙が焦点となりました。
第1障害から中間地点までの展開
レースは気温マイナス5.3度という寒さの中、始まりました。スタート直後から5番ニシキマリンが先行し、第1障害をスムーズにクリアします。その後、コウシュハテンセイ、ヤマトタイコー、コウシュハハリアーなどが追走し、エムタカラやマサタカラはやや遅れる展開となりました。
各馬は第2障害の中間を通過。前半のタイムは58秒と、このクラスでは平均的からやや速めのペースで推移しました。これは第2障害での馬の体力を試すには十分な速さでした。
ヤマトタイコーが止まる波乱
第2障害手前で先頭に立ったのは3番ヤマトタイコーでしたが、障害挑戦で一旦止まってしまいます。ヤマトタイコーは2度目の挑戦で坂を上り始めましたが、この間に他の馬たちが追いつき、競争が激化しました。
挑戦が始まったのはヤマトタイコー、トウケイレーヴ、マツノタイガーなどが先行しましたが、ヤマトタイコーは坂の途中で一旦止まる形となり、戦況が大きく動きました。
コウシュハハリアーの勝因と今後の展望
コウシュハハリアーは、第2障害で無理せず体力を温存し、直線での瞬発力勝負に賭ける戦術が功を奏しました。
鮮やかな差し切りV!勝利の戦術
第2障害をトウケイレーヴが先にクリアし、残り30m地点で先頭に立ちましたが、コウシュハハリアーはその後ろから猛追。内からコウシュハハリアーが伸び、「トウケイレーヴに1歩2歩前に出た」と実況されるほど鮮やかな差し切りを見せました。勝馬の西将太騎手は、この差し切りの技術と判断力を発揮し、見事に勝利を掴みました。
A2戦制覇が示す馬のポテンシャル
コウシュハハリアーは前走B1戦で勝利を収めており、昇級初戦となるA2の舞台でもその強さを証明しました。この勝利は今期7勝目であり、通算28勝目となります。このA2戦での差し切り勝ちは、今後の重賞戦線や上のクラスでの活躍に期待が持てる高いポテンシャルを示しています。
実況から読み解くレースの全体像
レース全体の流れや、惜しくも敗れた馬の状況から、新雪特別がどのようなレースであったかを分析します。
前半ペースと各馬の位置取り
レース序盤はニシキマリンが先行し、前半58秒で第2障害手前に到達しました。この平均的なペース設定が、後半のスタミナ勝負に繋がりました。第2障害を越えるまでは9番トウケイレーヴが先頭に立ち、1番アオノソルテ、4番コウシュハハリアーが僅差で追走する形となりました。
3着争いの行方
1着、2着はコウシュハハリアー、トウケイレーヴで確定したものの、3着争いは激しい接戦となりました。実況では「うち1番アオノソルテか、そとエムタカラ並んでいます」とあり、1番アオノソルテ(金田利貴騎手)と10番エムタカラ(長澤幸太騎手)がゴール直前までソリの交端を並べる大接戦だったことが示唆されています。