2026年1月10日、中山9R黒竹賞(3歳1勝クラス、ダ1800m)は、実績馬マクリール、前走惜敗のダンツシタンを中心に上位拮抗の評価を受けています。調教や厩舎コメントからは、ファイアマン、タイセイエムロードといった伏兵の台頭も見られます。このレースを制する鍵は、中山ダートへの適性と、冬場での馬体の出来でしょう。
中山9R黒竹賞は3歳1勝クラスのダート1800m戦です。このコースはスタート直後に急坂があり、先行馬にもスタミナとパワーが要求されます。推定タイムは良馬場で1.53.8とタフな設定で、今回のメンバーも「上位拮抗」と評価されており、本命印が分散している混戦模様を呈しています。
予測単勝オッズではマクリールが2.5倍で最有力、次いで前走惜敗のダンツシタンが4.2倍と続いています。本紙予想の◎印も、ファイアマン、ダンツシタン、マクリール、テンカムテキと分散しており、どの馬にもチャンスがある状況です。
| 馬番 | 馬名 | 騎手 | 斤量 | 短評 | 予測単勝 | 本紙印 | レーティング |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3 | ダンツシタン | 石橋脩 | 57kg | 前走勝ち等しい | 4.2倍 | ◎/○ | 56.0 |
| 4 | マクリール | 横山武 | 57kg | レースぶりに進境 | 2.5倍 | ◎ | 55.5 |
| 2 | ファイアマン | 菅原明 | 57kg | 主導権握れる | 5.9倍 | ◎/△ | 53.5 |
| 6 | タイセイエムロード | 大野拓 | 57kg | まだ半信半疑 | 12.7倍 | ▲/△ | 55.9 |
| 5 | ケントン | 荻野極 | 57kg | 勝った舞台で | 8.1倍 | ▲/○ | 54.1 |
前走(東京・未勝利)を3馬身差で完勝し、ルメール騎手から「いい瞬発力」と評価されたマクリールは、高い素質が魅力です。しかし、手塚久師は「中山に替わるのはどうか」とコース適性に懸念を示しており、今回の横山武史騎手との新コンビで、東京とは異なる中山のタフなダートに対応できるかが最大の焦点となります。
ダンツシタンは前走の1勝クラスで4角に不利がありながら2着に追い込み、「あれがなければ勝っていました」(団野大騎手)と高い能力を示しました。本田師は「現状は終いを生かす形が合っている」と述べており、デキ落ちもなく(調教データより)、後方から鋭い末脚を繰り出す競馬に期待がかかります。レイティングも56.0とメンバー中トップ級です。
最終追い切りデータと厩舎コメントを総合すると、人気以上の走りが見込める伏兵候補が複数存在します。特に調教で負荷をかけられて好反応を示している馬に注目が必要です。
タイセイエムロードは、大野拓騎手騎乗で坂路を54.5-12.8(馬なり)と好時計で駆け上がっており、新開師も「余裕ある手応え」とコメント。未勝利勝ちからまだ良化途上とのことですが、能力の高さで順調に調整されています。また、ファイアマンも攻め軽めながら坂路で55.2-12.8を記録しており、上原博師は前走の出遅れを反省し、中間で駐立練習を行ったとコメントしています。「五分の発馬」ができれば、主導権を握って粘り込みが期待できます。
ケントンは新馬勝ちと同じ中山ダート1800mに戻る点は大きなプラスです。田島俊師は「今は活気があって元気がいいし、冬場の方がいい」と馬体の充実を強調。新馬勝ちの舞台でクラスのメドが立つ競馬に期待されます。テンカムテキは林師から「前進気勢が出てきた」というコメントがあり、チークピーシズを外して臨むことで、更なる上積みが見込まれます。
| 馬名 | 最終追い切り(短評) | 厩舎コメントの焦点 | 前走メモ(抜粋) |
|---|---|---|---|
| ダンツシタン | デキ落ちなし(栗CW) | 終いを生かす形で好勝負。 | 4角不利がなければ勝っていた。 |
| ファイアマン | 攻め軽めも順調(美坂) | 駐立練習を実施。五分の発馬が鍵。 | 前走は出遅れが痛かった。 |
| タイセイエムロード | 余裕ある手応え(美坂) | 良化は先も能力が高い。調整順調。 | 遅い流れでも押し切った。 |
| テンカムテキ | 鋭さひと息(美W) | 前進気勢が出てチークPを外す。 | 発馬で躓くも0.3秒差6着と地力あり。 |
中山ダート1800mのタフな条件と、各馬の完成度を考慮すると、前走内容が濃い上にデキ落ちのないダンツシタンを本命視します。相手筆頭はポテンシャルが高いマクリール、次いでスタート改善に意欲を見せるファイアマン、条件好転のケントン、上積みが見込めるテンカムテキへと流します。