2026年中山開催の3R、3歳未勝利戦(ダート1800m)を詳細に分析します。今回のレースは、初戦で能力を示したカフェラジェムと、ダート替わりで巻き返しを狙うパテントプールが中心となりそうです。調教内容、厩舎コメント、そして前走のレースぶりを徹底比較し、稍重馬場での適性も考慮した上で、勝利に最も近い一頭を導き出します。
この記事の要点
- 最有力は初戦2着のカフェラジェム。調教でも好気配(上昇傾向)を示し、素質はトップクラスと見られます。
- パテントプールは前走で折り合いに課題を残したものの、ダート替わりで能力発揮を期待。調教の動きも良好です。
- エラルディークは、初戦の急仕上げから一叩きされ、調教で鋭さを見せて状態が大きく向上しています。
- キセログラフィカは叩き2走目で馬体は引き締まった一方、精神的な幼さが課題として残ります。
- トーセンブリラーレは初戦の気の弱さを改善するためブリンカーを初装着。効果次第で一変の可能性を秘めています。
レース概要と主要な出走馬
2026年1月5日に中山競馬場で行われる第3レースは、3歳未勝利のダート1800m戦です。この日の馬場状態は晴れの「稍重」が予想されており、パワーとスタミナが求められる展開が予想されます。本レースは、単勝オッズ1.9倍のカフェラジェムが人気を集め、パテントプール、キセログラフィカがこれに続く構図となっています。
出馬表(予想オッズ・印)
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 短評 | 単勝(予測) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ロジキセキ | 牡3 | 野中悠 | 57 | 美新開 | B着効果なく | ☆(50倍以上) |
| 2 | 2 | トーセンブリラーレ | 牡3 | 長浜鴻(△) | 55 | 美小笠 | B効果出れば | 25.9 |
| 3 | 3 | カフェラジェム | 牡3 | 横山和 | 57 | 美柄崎 | 初戦力示して | 1.9 |
| 4 | 4 | エラルディーク | 牝3 | 丹内祐 | 55 | 美宮田 | 慣れを見込み | 11.3 |
| 5 | 5 | クリムゾンリーフ | 牡3 | 上里直(▲) | 54 | 美加藤士 | 立ち回り良く | 15.2 |
| 5 | 6 | ザンテソーロ | 牡3 | 原優介 | 57 | 美畠山吉 | 長い目で見て | ☆(50倍以上) |
| 6 | 7 | スノースコール | 牡3 | 木幡巧 | 57 | 美加藤征 | 攻め良化窺え | 38.0 |
| 6 | 8 | セブンワンダーズ | 牡3 | 横山琉 | 57 | 美斎藤誠 | 二桁着順続き | 45.3 |
| 7 | 9 | ミアエッテ | 牡3 | 松岡正 | 57 | 美田中剛 | ダートで新味期待 | 11.9 |
| 7 | 10 | キセログラフィカ | 牡3 | 横山武 | 57 | 美大和田 | 叩いて上積み | 4.4 |
| 8 | 11 | パテントプール | 牡3 | 内田博 | 57 | 美萩原 | ダート替わり魅力 | 3.7 |
| 8 | 12 | サンタピア | 牡3 | 柴田大 | 57 | 美松山将 | まだ良さ出ず | 45.3 |
※単勝オッズの「☆」は50倍以上の予測値を示しています。
有力馬の詳細分析(調教・厩舎コメント)
カフェラジェム (3番):初戦の走りから最有力
カフェラジェムは前走の新馬戦(中山3R、2025/12/07)で2着と、未勝利戦では高い能力を示しています。横山和騎手も「ゲートは速くないが、よく走っている。内容は良かった」と評価しています。
調教評価
調教評価は「好気配示す」(↗)と上向きです。12/31(水)の美Wでの追い切りでは、5F 69.9、1F 13.2という時計を馬なりでマークしており、12月のベストタイム(1F 11.5秒)からも動きにダイナミックさがあることがわかります。柄崎師も「センスが良かったですし、初戦の内容としては十分でした」とコメントしており、ここでの勝ち負けが濃厚です。
パテントプール (11番):ダート替わりに期待
パテントプールは前走の新馬戦(東京5R、2025/11/15)で3着。ルメール騎手は「まだ馬が甘いですね。レース毎に良くなってくるでしょう」とコメントしていました。レース中盤で抑えが利かず、早めに2番手まで進出するも、坂を上がって苦しくなるという折り合いの課題が見られました。今回はダート替わりで、新味発揮が期待されます。
調教評価とダート適性
調教評価は「動きキビキビ」(→)と変わらず良好です。12/31(水)の美Wでは、40.2-11.6秒という鋭い終いを馬なりでマークしており、馬体も上々です(萩原師)。血統的には、父ダノンキングリー(ディープインパクト系)ですが、母父キンシャサノキセキのスピードや、母系にストームキャットを持つことから、パワーが求められるダートにも適性を見せる可能性は十分あります。
キセログラフィカ (10番):馬体は締まるも精神面が課題
キセログラフィカは前走で6着。前走のメモでは「テンションが高い」「気性が幼く、レースで力を出し切れない現状」と指摘されており、精神的な成長が待たれます。大和田師も「まだ気持ちに体がついてこない現状。もう少し時間がかかるかもしれません」と慎重な見解を示しています。
調教評価
調教評価は「馬体引き締まる」(↗)と良化傾向を示しています。12/31(水)の美W追い切りでも馬なりで消化しており、叩き2走目での上積みは期待できます。ただし、人気上位のカフェラジェムやパテントプールと比較すると、レースでの完成度がまだ一歩及ばないかもしれません。
その他の注目馬の調教・厩舎コメント
有力馬以外にも、調教や前走内容から状態の上昇が見られる馬や、条件替わりで浮上が期待される馬がいます。
- エラルディーク (4番): 初戦は急仕上げでしたが、宮田師によると「状態は一段階上がっています」。調教でも「動きに鋭さ出る」(↗)と評価されており、見せ場があった前走から慣れを見込めば、複勝圏内への食い込みが期待されます。
- ミアエッテ (9番): 近2走は結果が出なかったものの、北海道の洋芝でいい競馬をしていた実績があり、田中剛師は「ダート替わりはプラスに働くかもしれません」とコメント。調教も「動きキビキビ」(→)と活気があります。
- トーセンブリラーレ (2番): 初戦で気の弱さを見せており、今回はブリンカーを初装着します(小笠師)。調教は「余裕ある手応え」で力強い伸び脚を見せており、精神的な集中力が増せば一変の可能性も秘めています。
- スノースコール (7番): 加藤征師は「攻め馬で動けるようになったし、少しずつ力をつけてきた感じがする」と前進を期待。調教も「手応え十分」(↗)で馬体も絞れて良化傾向にあります。スタートが決まれば先手を主張する選択肢もあります。
結論:本レースの最終的な展望
総合的に見て、本レースは高いポテンシャルを持つカフェラジェムが中心となるでしょう。初戦の内容が優秀で、横山和騎手とのコンビ継続、直前の調教内容も非常に優れています。対抗には、実績のある騎手でダートに活路を見出すパテントプールを推します。
馬場が稍重である点を考慮すると、父クリソベリル産駒のクリムゾンリーフ(ダート適性に期待)や、状態が大きく上向いたエラルディークが穴馬候補として浮上します。馬券を構成する際は、人気上位馬を信頼しつつ、状態面で上積みのある馬を絡めるのが戦略的でしょう。