2026年1月4日に京都競馬場で開催される第64回京都金杯(GIII)のレース展望と推奨馬を解説します。リゲルSを完勝したランスオブカオス、調教でA評価を獲得したブエナオンダなどの人気馬を評価。さらに、血統傾向や追い切りデータから浮上する穴馬ヤンキーバローズやヤマニンサンパまで、多角的なデータ分析に基づき注目の激走候補を炙り出します。
出馬表データに基づく、予想オッズ上位馬の分析です。
評価:リゲルS(L)を完勝しての参戦。調教では「更なる飛躍を」と評されるほど動きが目立っており、中心視されています。最内枠の1枠1番を引いた点も有利に働く可能性があります。
懸念点:ハンデ57.5kgは見込まれた印象を受けますが、奥村調教師は「古馬相手だと1600mがちょうどいい」とコメントしており、陣営の自信が伺えます。
評価:追い切り分析で唯一の「A評価(気配抜群)」を獲得しており、状態の良さは特筆すべき点です。
強み:前走キャピタルS(L)で3着と好走。ハンデ56.5kgは上位人気勢の中では手頃な斤量と言えるでしょう。北村助手も「昨年夏にいい休養ができ、復帰後が好内容」とコメントしています。
評価:前走のドンカスターC(3勝クラス)を勝ち上がり、勢いに乗っています。北村助手が「京都外回りとは相性がいい」とコメントするように、コース適性の高さが最大の魅力です。
評価:富士S(GII)6着からの巻き返しを狙います。坂井瑠星騎手が継続して騎乗するのは心強い材料です。調教では「一杯に追う」内容でしっかりと負荷をかけられており、陣営は「前走以上の競馬を期待」と意気込んでいます。
評価:ダート戦からの芝戻りとなりますが、鹿戸調教師が「力は上位」と断言するように、地力の高さは確かです。トップハンデとなる58.5kgをどう克服するかが鍵となりそうです。
提供された調教データに基づき、特に動きが良かった注目馬をピックアップしました。
| 馬番 | 馬名 | 評価 | 短評・詳細 |
|---|---|---|---|
| 15 | ブエナオンダ | A | 気配抜群。2週前は攻め駆けする馬と互角、ここ2週は僚馬に優勢。皮膚が薄く体脂肪の低そうな馬体は健在。 |
| 1 | ランスオブカオス | B | 好調持続。直前は栗東坂路で54.6-12.8。使ったばかりだがコズミもなく、一段と脚捌きが鋭くなった。 |
| 9 | トロヴァトーレ | B | 好調子。美浦Wでラスト11.4秒。1週前に気合をつけたことでグンと良化。力強さ満点で迫力アップ。 |
| 8 | ヤマニンサンパ | B | 追毎良化。年明け2日にも追い切りを敢行(栗東坂路55.7-12.0)。活気溢れる動きで、久々でも太め感なし。 |
京都芝1600m(外回り)における血統傾向からの分析です。
京都の外回りコースは、3コーナーから4コーナーにかけての下り坂を利用したスピード勝負になりやすい傾向があります。そのため、瞬発力に優れたディープインパクト系の血を持つ馬が有利とされます。①ランスオブカオス(父シルバーステート)、⑮ブエナオンダ(父リオンディーズ※母父ディープインパクト)、⑩ショウナンアデイブ(父ディープインパクト)などが該当します。
冬場のタフな馬場コンディションや、斤量差が影響するハンデ戦では、持続力のある血統も台頭します。⑬ガイアメンテ(父ドゥラメンテ)のようなパワーとスタミナを兼ね備えたタイプは警戒が必要です。
⑱エアファンディタ(9歳)は、池添学調教師が「京都は相性がいいコース」とコメントしており、高齢ながらコース適性を武器に一発の可能性を秘めています。
データから浮かび上がる、配当妙味のある馬を紹介します。⑥ヤンキーバローズ(想定21.0倍)前走のリゲルSは9着でしたが、上村調教師は「休み明けが応えた。叩き2走目でもう少し動けるはず」とコメント。調教でも「ひと叩き素軽さ出」と評価されており、変わり身に期待できます。⑧ヤマニンサンパ(想定21.0倍)8歳馬ですが、直前の1月2日に坂路でラスト12.0秒の好時計をマーク。斉藤崇調教師が「年末から動きが物足りなく感じたので年明けも攻めた」と語るように、陣営の勝負気配が感じられます。④マサノカナリア(想定16.5倍)ハンデ52kgという軽量が最大の武器。ヴィクトリアマイル以来の長期休養明けですが、陣営からは「仕上がりいい」との声もあり、軽ハンデを活かせれば面白い存在です。
提供されたデータを総合的に判断すると、以下の構図が浮かび上がります。◎本命候補(軸)①ランスオブカオス:状態・枠・実績のバランスが良く、最も信頼度が高いと考えられます。〇対抗・逆転候補⑮ブエナオンダ:調教A評価と斤量面での有利さから、逆転の可能性は十分にあります。▲単穴・コース巧者⑬ガイアメンテ:京都外回りコースを得意としており、展開が向けば上位争いに加わるでしょう。△特注・穴⑥ヤンキーバローズと⑨トロヴァトーレ:前者は叩き2走目での一変に期待。後者はトップハンデが課題ですが、底力は侮れません。