ルメール騎手が断言!イクイノックスとアーモンドアイの「最強」比較論争と真意
C.ルメール騎手が雑誌『Gallop』のインタビューで、多くのファンが史上最強と評価するイクイノックスについて「僕はそうは思いません」と発言し、大きな議論を呼んでいます。彼が同馬と並べて称賛したのは、自身が騎乗した名牝アーモンドアイ。ルメール騎手の真意は、優劣をつけるのではなく、タイプが異なる2頭の偉大な馬を同格と見なす「フィフティー・フィフティー」という評価でした。本記事では、この発言を巡る競馬ファンの議論と、2頭の名馬のパフォーマンスを解析します。
この記事の要点
- ルメール騎手は、イクイノックスが一番強かったという意見を否定し、アーモンドアイを同等に評価しました。
- ルメール騎手の最終的な見解は、両馬の能力を「フィフティー・フィフティー(五分)」とするもので、優劣をつけない姿勢です。
- ファンからは、イクイノックスは多様なコース・距離での実績、アーモンドアイは東京競馬場での爆発的なキレを評価する声が上がっています。
- インタビュー内容が一部で切り取られ、アーモンドアイがイクイノックスより強いという誤解が生じました。
ルメール騎手「イクイノックス最強ではない」発言の真意
C.ルメール騎手が競馬専門誌『Gallop』で行ったインタビューでの発言が、一部で「イクイノックスは最強ではない」と切り取られ、競馬ファン間で大きな論争を引き起こしました。特にイクイノックスファンからは反発の声が上がり、真意を巡る議論が白熱しました。
誤解を招いた「僕はそうは思いません」の正確な文脈
ルメール騎手の発言の全文(または要約)が共有されることで、最初の報道が切り取りであったことが判明しています。
彼の正確な発言は以下の通りでした。
「イクイノックスが一番強かったって、みんな言いますね。でも、僕はそうは思いません。イクイノックスと同じくらい、アーモンドアイも本当に素晴らしい馬でしたし、強かったです。」Gallop
さらに「多分、フィフティー、フィフティーですね。2頭とも素晴らしい馬。どちらが強いか、あまり言えない」という形で、イクイノックスを否定するのではなく、アーモンドアイと**同等**に評価していることが真意でした。
ルメール騎手が語ったイクイノックスとアーモンドアイの身体的な違い
ルメール騎手は、単に強さを比較するだけでなく、2頭の馬のタイプが全く異なっていたと語っています。
アーモンドアイとイクイノックスのタイプ比較
| 馬名 | ルメール騎手による特徴 | 評価される主な強み |
|---|---|---|
| アーモンドアイ | ムキムキでパワフルで凄くよい背中、荒々しかった | 府中(東京競馬場)での圧倒的な瞬発力と切れ味 |
| イクイノックス | もう少し軽い感じで首をよく使う、すごく綺麗な走り方 | 非凡なスタミナと持続力、タフなコースへの適性 |
このように、ルメール騎手は「馬のタイプも全然違っていたから、どちらが一番強いかなんて言えない」と結論づけています。Gallop
アーモンドアイの評価を巡る「バイアス」と「府中専用機」論争
ファンの中には、ルメール騎手がアーモンドアイに強い思い入れがあるために、客観的な評価ができていないのでは、という意見も存在します(「アーモンドアイに脳を焼かれている」)。一方で、アーモンドアイの戦績自体が持つマイナスポイントについても言及されています。
有馬記念惨敗による評価への影響
アーモンドアイが史上最強馬論争において弱点とされるのは、中山競馬場での有馬記念惨敗(9着)です。高速馬場でのキレ味に特化しているため、「府中専用馬」のイメージが拭えないという意見も根強くあります。特にタフさが求められる有馬記念や宝塚記念のタイトルがないことが、イクイノックス(宝塚・有馬勝利)との比較で不利に働いています。
牝馬三冠と海外勝利が示すアーモンドアイの総合能力
批判的な意見がある一方で、アーモンドアイは中央競馬史上初の芝G1・9勝(※当時)を達成し、牝馬三冠に加えジャパンカップ、ドバイターフなど海外でも勝利を収めている実績を持っています。これは、単なる「府中専用機」ではなく、牝馬限定戦ではないG1でも結果を残した総合力の証左です。
最強比較論争におけるイクイノックスの優位点
イクイノックスを最強と推すファンは、その実績が持つ「バランス」と「パフォーマンス」に注目しています。
多様なコース・距離での実績を両立した評価
イクイノックスがアーモンドアイと比較して優位とされる最大のポイントは、東京競馬場の高速馬場(天皇賞・秋2回、ジャパンカップ)だけでなく、タフなコースである宝塚記念と有馬記念といった、適性が大きく異なるレースを両立して勝利している点です。これにより、守備範囲の広さでアーモンドアイを上回るという評価が生まれています。
イクイノックスのレコード勝利が持つ価値
特に、イクイノックスが2度目の天皇賞・秋で達成したレコードタイムは、その時のレース展開(前崩れのハイペースを先行してのレコード)から「古今東西存在しない」パフォーマンスだと評するファンもいます。単にタイムが速いだけでなく、レース内容が伴っている点が、イクイノックスの強さを裏付ける要因と見られています。
結論:なぜルメール騎手は優劣をつけなかったのか
ルメール騎手がイクイノックスとアーモンドアイの比較において優劣をつけず「フィフティー・フィフティー」という表現を選んだ背景には、彼らが同じオーナー(サンデーレーシング系)の馬であるという事情や、自身が騎乗した名馬に対して一方的に格付けをすることを避けるプロとしての姿勢が伺えます(福永祐一元騎手が名馬の優劣をつけなかった例も言及されています)。
最強論争は常に尽きることがありませんが、ルメール騎手の発言は、イクイノックスとアーモンドアイが、そのタイプは違えど日本競馬史に残る「スーパーハイレベルの馬」であるという事実を再認識させるきっかけとなりました。
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