無敗の三冠馬コントレイルの初年度産駒は、当初の期待を大きく裏切り、種牡馬成績でキタサンブラック産駒に逆転され「大失敗」と評されています。特に2歳夏以降の成績急降下が顕著であり、産駒に共通する適性の偏りも課題です。この記事では、種牡馬コントレイルの現状をデータから分析するとともに、京成杯に出走するジーネキング、京都新馬戦で多頭出しとなるロードスタニングやラルクアンレーヴなど、注目の産駒の展望を解説します。(約150字)
無敗の三冠馬として期待されたコントレイルの初年度産駒は、デビュー当初こそ勝ち星を挙げたものの、2歳シーズン後半から急速に成績を落としています。掲示板では、その成績を「歴史的大失敗」と評する声が散見されます。この状況が続けば、「令和のラムタラ」と呼ばれる可能性も指摘されています。
コントレイル産駒は、種付け料が半額以下であったキタサンブラック産駒に、早くも獲得賞金で逆転されるという厳しい状況にあります。1月17日時点のデータ比較は以下の通りです。
| 項目 | コントレイル産駒 | キタサンブラック産駒 |
|---|---|---|
| 出走頭数 | 83頭 | 83頭 |
| 総出走回数 | 175回 | 198回 |
| 総勝利数 | 21勝 | 21勝 |
| 2勝馬 | 1頭 | 2頭 |
| 重賞馬 | 0頭 | 1頭 |
| 獲得賞金 | ¥304,509,000 | ¥308,903,000 |
獲得賞金ではキタサンブラック産駒が上回り、重賞勝ち馬もキタサンブラック産駒が輩出しています。コントレイル産駒は、出走頭数が同数ながら、2勝馬や重賞実績で遅れを取っています。
コントレイル産駒の成績は、シーズンが進むにつれて急激に悪化しています。特に月別の勝率を見ると、早枯れや早熟の傾向が疑われています。
勝率が大きく低下していることに加え、京都では33連敗、未勝利戦では27連敗中というデータが報告されています。この成績の急降下から、「早枯れが確定した」という厳しい意見も出ています。
コントレイル産駒は総じて似たような傾向を示すことが指摘されており、その強い遺伝力ゆえに、得意な条件が非常に限定されています。
産駒の多くはスピード不足であり、マイル以下のレースでは対応が難しいとされています。また、レースのペースが速くなると苦しくなり、特に前半59秒や58秒といったペースは「地獄」と表現されています。
コントレイル産駒のレースにおける特徴は、勝負どころで他馬のように「バッと一気にスイッチが切り替わる(ギアが上がる)感じ」がなく、ずっとジリジリ走っているように見える点です。そのため、他の馬が加速した際にサッと動けず、不利を受けているように見えてしまうことが多いと分析されています。
この特性から、産駒の主戦場は芝やダートといった馬場ではなく、「ドスロー戦」であると指摘されています。好走するためには、前半61〜62秒程度の緩いペースが必須条件です。
全ての産駒が似た得意条件(芝1800m~2000mのドスロー戦)に集中してしまい、結果的に同じレースに多頭出しをせざるを得ない状況が生まれています。例えば、京都の新馬戦(芝2000m)で4頭出し(ベルドゥニュイ、ラルクアンレーヴ、ラピス、ロードスタニング)となることも、その偏りを物語っています。
また、調教過程においても、坂路のタイムが良くない馬が多いという懸念点も挙げられています。坂路での時計が良くない馬は、平坦な京都でも厳しい結果に終わる可能性が指摘されています。
1月18日には、重賞を含む重要なレースにコントレイル産駒が出走します。この日の結果が、今後の種牡馬評価を左右する可能性があります。
中山11R・京成杯(G3)には、ジーネキングが出走します。ジーネキングは札幌2歳で好走した実績を持ちますが、産駒の多くが抱える「ドスロー依存」が中山芝2000mでどう出るかが鍵となります。
京成杯の過去10年の前半5F平均は61.1秒であり、ジーネキングが好走するために望ましい62秒以上のスローペースになるかは不透明です。特に先行馬が多く、前走で速いペースで逃げているステラスペースが出走するため、単独での楽逃げは困難かもしれません。
一部の評論家からは◎印がつくなど期待もされていますが、一般的な評価は低く、10番人気(当日変動あり)での出走となります。
京都5Rの新馬戦(芝2000m)では、ベルドゥニュイ(坂井騎手)、ラルクアンレーヴ(武豊騎手)、ラピス(横山典騎手)、ロードスタニング(川田騎手)の4頭が同一レースに出走します。
この中で、ロードスタニングは調教の時計が良く、有力視されています。しかし、ラルクアンレーヴは清水久師が管理し、半兄キタサンブラックに似た馬体とされるものの、坂路の時計や動きから地雷と見る声もあります。
他馬の厩舎コメントとしては、ラピスは「坂路よりコースの方がバランス良く走れる」(坂路苦手・非力との解釈もあり)、ベルドゥニュイは「ゆったり運べる中距離向き」とされています。この多頭出しで勝利を収められなければ、コントレイル産駒への評価はさらに厳しくなるでしょう。
コントレイルの種牡馬成績の不振は、ディープインパクト系後継種牡馬の今後についても議論を呼んでいます。
コントレイル産駒の現状は、インディチャンプ産駒と比較されるほど厳しいものとなっています。種付け料に大きな差があるにもかかわらず、AEI(アーニングインデックス)ではインディチャンプ産駒に負けているという指摘があります。
インディチャンプの種付け料はコントレイルの10分の1程度であり、肌馬の質や数の有利さがありながらAEIで劣る状況は、コントレイルの遺伝力の課題を示唆しています。
今後のディープ系を担うイクイノックス産駒への期待は大きいですが、某一流ホースマンが「コントレイルみたいな事もあるからね」と失敗例としてコントレイルを挙げたという話もあり、種牡馬の成功は絶対ではないことが示唆されています。
しかし、イクイノックスはコントレイルと比較して「絶対能力が違いすぎる」という意見や、キタサンブラック譲りの脚長フレームや抜群の身体能力から、良いところが遺伝すれば成功する可能性が高いという見解もあります。一方で、コントレイルは若駒のうちに馬体が完成する早熟型であるのに対し、キタサンやイクイノックスは晩成型であるという、成長過程の違いも指摘されています。
同期のキタサンブラック産駒に獲得賞金で逆転されており、重賞勝ち馬も出ていません。特に2025年7月の勝率33.3%に対し、2026年1月は勝率4.3%と、月を追うごとに成績が大きく低下している傾向が見られます。
産駒の多くはスピードや瞬発力(ギア)に欠けると指摘されており、ペースが速くなると対応できません。芝1800m以上の、極端に緩い流れ(ドスロー戦)が好走できる唯一の条件であると分析されています。