デコラシオン、バギーウィップ、ウィステリアリヴァが激突!2026年 招福ステークス徹底分析
2026年中山金杯開催日に行われる招福ステークス(中山ダート1800m、3勝クラス)は、デコラシオン、バギーウィップ、ウィステリアリヴァら実績馬が顔を揃え、上位拮抗のメンバー構成となりました。本記事では、出馬表データ、最新の調教情報、厩舎コメント、そして前走レースぶりを徹底解析し、この波乱含みのダート戦を勝利する有力候補を詳細に検討します。
この記事の要点
- デコラシオンは安定勢力として上位評価だが、先頭に立つと走るのをやめる癖に注意が必要。
- 休養明けで昇級戦となるバギーウィップは調教での反応が良く、能力で3連勝を狙う有力馬。
- 前走でレースぶりが良化したウィステリアリヴァは、引き続き好状態をキープしており、馬場が渋ればさらに期待できる。
- タンゴバイラリンは去勢とブリンカーの着用で心身両面での良化が期待され、冬の中山ダート適性にも注目が集まる。
- リバートゥルーは坂のある中山コースへの条件好転を見込んでおり、手頃な頭数で差し脚が生きる可能性を秘めている。
出馬表とオッズ分析:上位拮抗の3勝クラス戦
2026年1月4日に中山競馬場で行われる招福ステークス(ダート1800m、3勝クラス)は、「上位拮抗」と評価される難解な一戦です。特にデコラシオン、バギーウィップが単勝オッズ(予測)で人気を集めています。
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 短評 | RATING | 単勝(予測) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | グランツアーテム | 牡8 | 荻野極 | 58 | 美中川 | メドが立たず | 59.5 | 45.1 |
| 2 | 2 | デコラシオン | 牡7 | 戸崎圭 | 58 | 美高木登 | 上位安定勢力 | 64.4 | 3.3 |
| 3 | 3 | アスクデビューモア | 牡5 | 岩田康 | 58 | 栗福永 | 展開ひとつで | 62.3 | 10.6 |
| 4 | 4 | ゴールドアローン | 牝5 | 菊沢一 | 56 | 美青木 | 中山見限れぬ | 62.6 | 33.9 |
| 5 | 5 | ウィステリアリヴァ | 牡6 | 石橋脩 | 58 | 美小野次 | 前走変身見せ | 62.6 | 4.8 |
| 6 | 6 | ギーロカスタル | 牡6 | 原優介 | 58 | 美伊藤大 | きっかけなく | 59.6 | ☆ |
| 6 | 7 | タンゴバイラリン | セン5 | 菅原明 | 58 | 美栗田徹 | 再度間隔開き | 60.4 | 17.6 |
| 7 | 8 | カネトシブルーム | 牡7 | 柴田大 | 58 | 栗大橋 | 意欲認めるが | 57.2 | 45.1 |
| 7 | 9 | アンジュフィールド | 牝6 | 三浦皇 | 56 | 栗矢作 | 距離対応なら | 61.1 | 5.7 |
| 8 | 10 | バギーウィップ | 牡4 | 武藤雅 | 57 | 美萩原 | 3連勝狙えて | 59.2 | 2.8 |
| 8 | 11 | リバートゥルー | 牝6 | 吉田豊 | 56 | 美久保田 | 嵌まれば怖い | 60.2 | 10.4 |
※単勝(予測)欄の「☆」は50倍以上のオッズを示しています。
主要馬の調教評価と厩舎コメント詳細
馬券検討において重要な要素となる、各馬の最終追い切り状況と、陣営が語る直前の状態を詳細に分析します。ここでは特に注目度の高い馬をピックアップしています。
デコラシオン (2番)
本命級の評価が集まる安定勢力です。調教では12月31日に美浦WコースでG前仕掛けを行い、「いつもの体と動き」と高木登調教師は評価しています。前走は勝ち馬が強すぎたものの、戸崎圭騎手は「もう少し脚がありそうな感じ」と手応えを感じていました。先頭に立つと走るのをやめてしまう癖があるため、騎手が我慢して乗れるかどうかが鍵となります。
バギーウィップ (10番)
休養明けながら3連勝を狙う4歳馬です。12月31日の美浦Wコースの追い切りでは、武藤雅騎手騎乗で強めに追われ、「反応良し」との評価。厩舎サイドは「休養明けで昇級戦」という点に不安を示しつつも、調教での動きは非常に良好です。先行2番手からの押し切り勝ちを見せた前走のように、スムーズな競馬ができれば能力を発揮できるでしょう。
ウィステリアリヴァ (5番)
前走で変身を見せ、レーティングも62.6と上位に匹敵する注目馬です。小野次調教師は「前走はゲート練習の効果でスッと出た」とコメントしており、発馬の改善が大きなプラス要素です。12月31日の最終追い切りでは美浦Wコースで一杯に追われ、「1ハロンの伸び目立つ」と上々の仕上がり。陣営は「雨でも降って馬場が渋れば理想」としており、稍重馬場も歓迎材料かもしれません。
タンゴバイラリン (7番)
去勢手術とブリンカー着用という大きな変化を遂げて臨みます。栗田徹調教師は「稽古からブリンカーも試して効果はありそう」「冬場の中山も合いそう」と変わり身に期待。12月31日の美浦坂路での追い切りも「この一追いで良化」と評価されており、潜在能力を発揮できれば穴をあける可能性があります。
アスクデビューモア (3番)
「冬場の方が体調がいい」と福永調教師がコメントするように、寒い時期での好走が期待されています。前走は強敵相手に時計も速かったため見直しが必要な状況です。12月31日の栗東CWでは馬なりで11.9秒の末脚を見せ、「遅れるも追わず」と、無理をせず仕上げられています。
リバートゥルー (11番)
休養明けで臨むリバートゥルーについて、池内助手は「坂のある中山の方が差し脚が生きますし、手頃な頭数で捌きやすい」と条件好転を指摘しています。12月31日の美浦坂路での最終追い切りは「脚取り確か」と順調な仕上がりです。
主要馬の最終追い切りデータ(12/31)
| 馬番 | 馬名 | コース | 馬場 | 5F (4F) | 3F (2F) | 1F (1F) | 脚色 | 追い切り短評 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | デコラシオン | 美W | 良 | 66.5 | 37.5 | 11.7 | G前仕掛け | いつもの体と動き |
| 10 | バギーウィップ | 美W | 良 | 53.6 | 38.6 | 11.5 | 強めに追う | 反応良し |
| 5 | ウィステリアリヴァ | 美W | 良 | 52.5 | 37.2 | 11.6 | 一杯に追う | 1ハロンの伸び目立つ |
| 7 | タンゴバイラリン | 美坂 | 良 | 54.0 | 39.3 | 12.5 | 強めに追う | この一追いで良化 |
| 3 | アスクデビューモア | 栗CW | 良 | 71.0 | 39.2 | 11.9 | 馬なり余力 | 遅れるも追わず |
| 11 | リバートゥルー | 美坂 | 良 | 53.4 | 38.9 | 12.4 | G前仕掛け | 脚取り確か |
前走内容から見る好走の可能性
前走のレース内容やジョッキーのコメントは、昇級戦や休養明けの馬にとって重要な判断材料です。
デコラシオン:安定感と課題
前走の北総S(中山10R)では2着に入り、戸崎圭騎手は「直線に向くまでは、上手に走ってくれた」と評価しつつも、「勝った馬が強かった」と悔しさをにじませています。次走へのメモでは、「勝ち馬が動いたことにより、これ以上ないくらいの絶好の形にはなったが、直線は並ぶところまでいかなかった」と、能力の安定性がある一方で、勝ち切るための決定力に課題が残ることを示唆しています。
バギーウィップ:スムーズな競馬での完勝
前走の檜山特別(函館10R)を先行2番手から押し切って完勝しています。武藤雅騎手は「イメージ通りに乗れた」と語り、スムーズな競馬で着差以上の勝利を収めました。休養明けとなりますが、先行力が活きる展開になれば、昇級でも通用する可能性が高いです。
ウィステリアリヴァ:発馬改善でレースの幅が広がる
前走の市川S(中山10R)では2着。石橋脩騎手は「厩舎サイドがしっかりやってくれたおかげでうまく出られた」とゲート改善を強調しています。五分のスタートから好位3番手を追走し、レースぶりは良化しています。今回のダート1800mでも、ゲートの安定性が鍵となります。
ゴールドアローン:包まれなければ上々の伸び
前走の北総S(中山10R)では5着でしたが、中団で包まれて動けない場面がありました。直線で外に出せてからは上々の伸びを見せており、「ちょっともったいない競馬」だったと評価されています。中山ダートでは安定して走る馬であり、スムーズに外に出せるポジションが取れれば巻き返しが期待できます。
アンジュフィールド:距離適性の可能性
前走の御影S(阪神9R)では出遅れましたが、砂を被ってもヒルまず走り、直線でジワジワと伸びを見せました。厩舎コメントによると、歩様が良くなりストライドが大きくなったことで、1800mへの距離延長もこなせる見込みがあります。
招福ステークス:予想の結論
招福ステークスは、高い安定性を持つデコラシオンと、勢いがありながら昇級と休み明けという課題を持つバギーウィップが中心となるでしょう。ただし、中山ダートを得意とする馬や、調整過程で良化を見せた馬も多く、波乱の余地も十分にあります。
特にウィステリアリヴァは前走のレース内容と調教の動きから、現在の状態が非常に良いと判断できます。ゲートが安定したことで、レースを優位に進められるようになりました。また、タンゴバイラリンは去勢とブリンカーで心身に良い効果が出ている可能性があり、オッズ妙味を含めて注目すべき一頭です。
馬券検討の際は、中山ダート実績と、デコラシオンやバギーウィップといった人気馬の死角を突く視点を持つことが重要となります。リバートゥルーやアスクデビューモアも、展開次第で上位争いに加わるだけの能力は持っています。