2026年1月19日、帯広競馬場で行われた第10レース「とかち氷雪賞」の実況内容を詳細に分析します。当日はマイナス5度の極寒というタフなコンディションの中、レースは波乱の展開に。特に1番人気のショウワノチカラを筆頭に、ハナミズキ、そしてジェイスカイが第2障害を越えた後、熾烈な叩き合いを展開し、勝敗が写真判定に持ち込まれるほどの大接戦となりました。レースの全容と注目馬の動きを解説します。
2026年1月19日17時35分に発走したとかち氷雪賞の出馬表データです。1番人気は単勝オッズ1.6倍のショウワノチカラでした。
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量(kg) | 騎手 | 調教師 | オッズ | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ウンジョウノキセキ | 牡8 | 680 | 長澤幸太 | 服部義幸 | 96.0 | 9 |
| 2 | 2 | ショウワノチカラ | 牡8 | 680 | 鈴木恵介 | 小北栄一 | 1.6 | 1 |
| 3 | 3 | ハナミズキ | 牝6 | 650 | 今井千尋 | 大橋和則 | 6.1 | 2 |
| 4 | 4 | クロカゲパワー | 牡7 | 680 | 中村太陽 | 今井茂雅 | 12.8 | 4 |
| 5 | 5 | シンエイハリアー | 牝7 | 650 | 吉田理人 | 久田守 | 96.0 | 10 |
| 6 | 6 | イワキブラボー | 牡5 | 680 | 西謙一 | 槻舘重人 | 17.4 | 6 |
| 7 | 7 | ゴールデンカイザー | 牡10 | 680 | 金田利貴 | 林豊 | 14.7 | 5 |
| 7 | 8 | ジェイスカイ | 牡7 | 680 | 赤塚健仁 | 小北栄一 | 6.4 | 3 |
| 8 | 9 | ツカサマーチ | 牡9 | 680 | 島津新 | 谷あゆみ | 17.4 | 7 |
| 8 | 10 | クリスタルハート | 牝6 | 660 | 村上章 | 今井茂雅 | 32.0 | 8 |
このレースはショウワノチカラ(1.6倍)、ハナミズキ(6.1倍)、ジェイスカイ(6.4倍)の3頭が人気を集めました。斤量は牡馬が680kg、牝馬はハナミズキが650kg、クリスタルハートが660kgと設定されています。
小北栄一厩舎からは、1番人気のショウワノチカラ(鈴木恵介騎手)と3番人気のジェイスカイ(赤塚健仁騎手)の2頭が出走しており、厩舎としての期待の高さが伺えます。一方、今井茂雅厩舎もクロカゲパワーとクリスタルハートの2頭出しでした。
実況によれば、ゲートが開いて10頭が一斉にスタートしました。ばんえい競馬の特徴である重量と障害を乗り越える展開がレースの鍵となりました。
スタート直後、2番のショウワノチカラ、外の8番ジェイスカイ、5番シンエイハリアーが先行して第1障害に向かいます。9頭がほぼ一団で第1障害を越えましたが、ゴールデンカイザーが最後方で追走する展開となりました。第1障害の中間点では、クリスタルハートが前へ上がり、ジェイスカイ、ツカサマーチ、シンエイハリアー、ハナミズキ、ショウワノチカラが並ぶ混戦状態となりました。
前方の集団はショウワノチカラ、クロカゲパワー、シンエイハリアーの順で第2障害に到達しました。前半の時計は47秒。4番クロカゲパワーが最初に第2障害への挑戦を開始し、続いて2番ショウワノチカラ、5番シンエイハリアーが登っていきました。ショウワノチカラが粘り強く登りきり、戦闘で第2障害をクリアしました。クロカゲパワーが2番手、ジェイスカイが3番手で追走する形となります。
第2障害を越えた後の下り30メートル圏内では、ショウワノチカラが先頭をキープ。その後ろをジェイスカイ、うち4番クロカゲパワー、そして5番シンエイハリアーが追いかける態勢でした。この3頭の争いに、じわじわとハナミズキ、クリスタルハート、イワキブラボーが加わり、さらに混戦となります。
残り10メートルで、粘るショウワノチカラに対し、後ろから猛然と3番ハナミズキと8番ジェイスカイが並びかけます。実況では「ゴール前キワドク3等が並びました」とされ、ショウワノチカラ、ハナミズキ、ジェイスカイの3頭による大接戦(大セッセン)が繰り広げられ、結果は写真判定に持ち越されました。
レースは帯広競馬場で行われましたが、実況によると当日は「非常に冷え込んで」おり、記録された最高気温はマイナス5度という過酷な気象条件でした。この極寒のコンディションが、レース展開、特に第2障害の登坂や、ゴール前の粘り強さに影響を与えた可能性があります。
とかち氷雪賞は、人気馬ショウワノチカラ、ハナミズキ、ジェイスカイが最後まで力を振り絞り、観客を魅了する大接戦となりました。特に1番人気ショウワノチカラが先行策から粘りを見せた点は高く評価できます。今回の結果が確定次第、各馬の次走の動向、特に接戦を演じた3頭の今後のレースへの出走ローテーションに注目が集まります。