2026年1月17日に京都競馬場で行われる紅梅ステークス(L)(芝1400m)の出走馬を、出馬表、調教、厩舎コメント、前走レビュー、血統データから徹底的に分析します。人気の中心はスピード上位のリリージョワですが、前走勝利のプレセピオや、鋭い末脚を持つテイエムスティールなど、混戦ムードの上位拮抗戦です。各馬の最新情報と評価をまとめ、馬券のヒントを探ります。
この記事の要点
- リリージョワは久々ながら栗CWで11.2秒の好時計を出し、ブランクを感じさせない仕上がりでスピード上位評価を受けている。
- プレセピオは前走の1400mで粘り強い根性を見せて勝利しており、陣営も同距離でのスムーズなレース運びに期待している。
- 新馬戦で非凡な瞬発力を見せたテイエムスティールは、追い切りで終いグイッと伸びており、更なる切れ味の上昇が見込める。
- パープルガーネットは道中の集中力向上のためチークピーシズを着用。輸送をクリアできれば変わり身に期待。
- マーブルパレス、プリンセスモコ、スウィッチインラヴも上位拮抗と評価されており、展開次第では十分に台頭可能である。
2026年 紅梅ステークス(L) 出馬表とレース概要
2026年1月17日(土)、京都競馬場10Rで施行されるリステッド競走「紅梅ステークス(L)」は、3歳牝馬限定の芝外回り1400m戦です。このレースは次なるステップを目指す有力牝馬が集まる重要な一戦と位置づけられています。馬場状態は「晴・良」が発表されており、推定タイムも良馬場で1分21秒6と速い時計が想定されます。能力表の評価は「上位拮抗」となっており、混戦模様です。
主要な出走馬の評価と印
全9頭立ての少頭数ですが、人気はリリージョワ(ルメール騎手)に集中しています。その他、スウィッチインラヴ、プリンセスモコ、テイエムスティール、プレセピオといった実力馬が追う展開です。
| 枠番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | レーティング | 短評 | 予測単勝 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | プリンセスモコ | 牝3 | 武豊 | 57.3 | 前走内容認め | 5.3 |
| 2 | フルールジェンヌ | 牝3 | 田口貫 | 55.4 | 少し時計要せば | 17.7 |
| 3 | パープルガーネット | 牝3 | 吉村誠 | 55.5 | 差してはくる | 24.4 |
| 4 | テイエムスティール | 牝3 | 高杉吏 | 55.7 | 追われ味あり | 5.4 |
| 5 | マーブルパレス | 牝3 | 酒井学 | 56.5 | 前走強かった | 16.3 |
| 6 | アイニードユー | 牝3 | ハマーハ | 56.0 | 上積み見込め | 49.2 |
| 7 | スウィッチインラヴ | 牝3 | 坂井瑠 | 56.9 | 距離短縮いい | 4.9 |
| 8 | プレセピオ | 牝3 | 浜中俊 | 57.5 | この距離合う | 6.1 |
| 8 | リリージョワ | 牝3 | ルメール | 58.7 | 若いがスピード上位 | 2.1 |
最終追い切りから見る調教診断
最終追い切りデータ(2026年1月14日前後)を見ると、人気を集めるリリージョワ、そして新馬戦を勝利したテイエムスティールが特に高い評価を受けています。調教解説と追い切り時計から、各馬の状態を詳しく見ていきます。
特筆すべき好調教馬(テイエムスティール、リリージョワ)
- **リリージョワ**: 久々ではありますが、1/14(水)に栗CWで5F 49.4 – 1F 11.2を馬なりでマークしており、「久々も動き軽快」「ブランクを感じさせず仕上がり良好」と最高評価を受けています。行きっぷりが良く、スピード能力は相当高いと判断できます。
- **テイエムスティール**: 1/14(水)の栗坂で終い12.2秒をマーク。攻め解説では「終いグイッと伸びてインパクト十分。更に切れも出た感」と、前走勝利からさらに状態が上向いているとの見解です(調教矢印:↗)。
- **パープルガーネット**: チークピーシズを着用した1/14(水)の美坂で、1F 12.0をマーク。「チークを着けて集中力UP。反応良く伸びて追い抜いた」と、馬具効果による集中力の向上が見られます。
- **フルールジェンヌ**: 3週連続で併せ馬を行い、「力強い脚捌き」と評価されています。負荷をかけた調整で、前走の力み解消が期待されます。
| 馬名 | 最終追い切り日付 | コース | 1Fタイム | 追い切り短評 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| プリンセスモコ | 1/15(木) | 栗坂 | 13.7 | 攻め軽めも順調 | → |
| フルールジェンヌ | 1/14(水) | 栗坂 | 12.5 | 力強い脚捌き | → |
| パープルガーネット | 1/14(水) | 美坂 | 12.0 | G前仕掛け/チークピーシズ着 | → |
| テイエムスティール | 1/14(水) | 栗坂 | 12.2 | 馬なり余力/勝って更に上昇 | ↗ |
| リリージョワ | 1/14(水) | 栗CW | 11.2 | 馬なり余力/久々も動き軽快 | ↗ |
厩舎・騎手による最新コメント分析
各陣営からは、今回のレースに向けた明確な目標と課題が語られています。特に人気上位馬は、距離適性や精神面が鍵となりそうです。
陣営が語る各馬の勝機と課題
- **リリージョワ(武幸師)**: 気持ちが入り過ぎる馬なので、間を開けてリラックスさせたが、コンディションは変わらず良いとしています。精神面での危うさが最大の課題です。
- **プレセピオ(笹田師)**: ペースが流れる分、1400メートルの方がレースがしやすいとの見解です。「前走と同じように2番手から運べれば」と、再現性に期待しています。
- **テイエムスティール(高橋一師)**: 軽い走りで運動神経が良く能力を高く評価していますが、京都の馬場状態で切れ味がそがれないかが懸念されています。
- **スウィッチインラヴ(荒木助手)**: 真面目過ぎて調教でコントロールが難しい面があるものの、米国でも見せた素晴らしいスピードを1400メートルで生かせれば、と語っています。
- **マーブルパレス(西園正師)**: 前走1200mを完勝したスピードは評価しつつ、今回の1400mで「前半ゆったり行ければいいね」と、距離延長への対応をポイントに挙げています。
血統・前走データ分析による適性検証
前走レース内容と次走への期待
前走で高いパフォーマンスを見せているのは、プレセピオとマーブルパレスです。特に前走のつわぶき賞(中京1400m)でプリンセスモコとの追い比べを制した**プレセピオ**は、1400mへの距離短縮が明らかに成功しています。「坂を上がってからひと踏ん張りしたし、根性がありますね」という前走の騎手のコメントからも、渋太さが持ち味であることがわかります。
**マーブルパレス**は黒松賞(中山1200m)を逃げて完勝しており、上がり3ハロン33秒9のスピードは非凡です。今回は1ハロン延長となりますが、芝1400mで前半をゆったり運べるかが鍵となります。
**リリージョワ**はもみじステークス(京都1400m)を先行逃げ切りで勝利しており、「1200メートルから1400メートルが合っている」とルメール騎手もコメントしています。今回の京都1400mコースは適性内と見て良いでしょう。
**テイエムスティール**は新馬戦(阪神1400m)で3〜4角で位置を下げながらも、直線で「抜群の末脚で一気に突き抜けた」非凡な瞬発力を持っています。芝の良馬場向きで、速い上がりを使えることが強みです。
京都芝1400m適性を高める血統傾向
京都芝1400mはスピードと瞬発力が求められるコースです。出走馬の血統背景を見ると、ディープインパクト系やダイワメジャー系といったスピード血統が上位に目立ちます。
- **リリージョワ**: 父シルバーステート(ディープインパクト系)はスピードに優れ、京都芝1400mにも対応可能な血統です。
- **テイエムスティール**: 父リアルスティール(ディープインパクト系)はスピードと持続力を兼ね備えており、新馬戦で見せた瞬発力を裏付けています。
- **マーブルパレス**: 父アドマイヤマーズ(ダイワメジャー系)は先行力と粘りが特徴で、前走の逃げ切り勝ちと合致する傾向です。
- **スウィッチインラヴ**: 父コントレイル(ディープインパクト系)は高い瞬発力を持ち、距離短縮でその能力が爆発する可能性があります。
紅梅ステークスに関するFAQ
- 紅梅ステークスで最も注目すべき馬はどれですか?
- 最も人気が予測されるのはリリージョワです。前走もみじステークス(1400m)を勝利しており、調教評価も高くスピード上位と見られています。
- パープルガーネットが今回チークピーシズを着用する理由は何ですか?
- 厩舎によると、ここ2戦で道中の追走に物足りなさがあったため、集中力を高める目的でチークピーシズを着用するとのことです。
- プレセピオの陣営は今回のレースをどのように見ていますか?
- 笹田師は、ペースが流れる1400mの方がレースがしやすく、前走(つわぶき賞/1400m)と同じように運べれば問題ないとしています。

