2026年1月14日、園田競馬場で行われた園田11R「今日はBAOOラジオ放送!記念」(A1A2クラス)は、予想対抗馬のペースセッティング(3番人気)が、逃げ粘る1番人気のスマートセプターをゴール前で差し切る劇的な結末となりました。若手騎手の永島まな騎手を背に先行したスマートセプターの粘り込みを、ベテラン下原理騎手が打ち破り、激しい3着争いを残す大混戦を制しました。
この記事の要点
- ペースセッティング(3番人気)が、逃げ切ろうとした1番人気スマートセプターをゴール直前で差し切り勝利しました。
- スマートセプターはスタート後、後発ながらも積極的にハナを取り切り、終始レースを引っ張る健闘を見せました。
- レースは先行集団が競り合う展開となり、スタミナを消耗した結果、差し・追い込み馬に展開の利が回りました。
- 2着以下はスマートセプター、ハナブサ、ドンアチェカ、ミグラテールらが絡む熾烈な大混戦となりました。
レース概要:園田11R BAOOラジオ放送記念 A1A2
2026年1月14日に園田競馬場で行われたメインレース、A1A2クラスの特別戦は12頭立てで行われました。レース前はスマートセプター(1番人気)、サイレンスタイム(2番人気)、そしてペースセッティング(3番人気)の3頭が人気を集めていました。
主要出走馬データ
- スマートセプター (馬番8): 牡7 / 斤量55 / 永島まな騎手 / 1番人気 (単勝2.1)
- サイレンスタイム (馬番11): 牡6 / 斤量57 / 小牧太騎手 / 2番人気 (単勝4.5)
- ペースセッティング (馬番10): 牡6 / 斤量57 / 下原理騎手 / 3番人気 (単勝6.7)
- ミグラテール (馬番7): 牡5 / 斤量57 / 永井孝典騎手 / 4番人気 (単勝11.4)
- ハナブサ (馬番2): 牡9 / 斤量57 / 廣瀬航騎手 / 5番人気 (単勝13.7)
- ニジイロハーピー (馬番4): 牝5 / 斤量55 / 鴨宮祥行騎手 / 6番人気 (単勝16.1)
レース回顧:スマートセプターの逃げとペースセッティングの差し切りV
スタートから中盤の展開:競り合いによる消耗戦
ゲートが開くと、ミグラテール(7)がやや寄れるスタートとなりましたが、後発気味だった1番人気スマートセプター(8)が果敢に内からポジションを取りに行き、先頭を奪い切る形となりました。これにエコロアレス(1)とバウチェイサー(9)が続き、先行集団を形成します。
向こう正面(残り800m付近)に入ると、結局スマートセプターがハナを譲らず、単騎逃げの体制に入ります。エコロアレスが2番手、バウチェイサーが3番手という形でレースは進行。ミグラテール(7)やハナブサ(2)、ドラゴンゴクウ(12)といった後方勢も虎視眈々と前を狙う、縦長の展開となりました。
直線勝負:下原理騎手の巧みなエスコート
4コーナーカーブから直線に入ると、依然としてスマートセプターが先頭で粘りを見せますが、後続が一気に殺到し始めます。2番手争いはペースセッティング(10)、サイレンスタイム(11)、バウチェイサー(9)、ニジイロハーピー(4)の4頭が横に広がり、激しい叩き合いとなりました。
大外から勢い良く追い込んできたのが、3番人気のペースセッティング(10)です。先頭を逃げるスマートセプターに対し、最後の最後でその勢いが勝り、ペースセッティングが豪快に差し切りゴールイン。スマートセプターは粘り抜いて2着を確保しましたが、下原理騎手の巧みなエスコートが勝負を分けました。
3着争いはハナブサ(2)、ドンアチェカ(3)、ミグラテール(7)といった伏兵が絡む激戦となり、着順は写真判定を待つ結果となりました。
最終結果と今後の注目馬
確定着順と人気・オッズの対比
このレースの結果は、人気馬による堅実な決着となりながらも、1番人気馬が敗れる波乱要素を含むものでした。特にペースセッティング(3番人気)とスマートセプター(1番人気)のオッズを比較すると、人気の拮抗が見て取れます。
- 1着: ペースセッティング (馬番10) / 下原理騎手 / 3番人気 (単勝6.7倍)
- 2着: スマートセプター (馬番8) / 永島まな騎手 / 1番人気 (単勝2.1倍)
- 3着争い (未確定): ハナブサ (5番人気/13.7倍) / ドンアチェカ (11番人気/47.8倍) / ミグラテール (4番人気/11.4倍)
敗れた人気馬スマートセプターの評価
1番人気に推されながらも2着となったスマートセプターですが、レース実況では後発ながらもハナを取り切り、単騎逃げの形に持ち込んだ永島まな騎手の積極的な騎乗が光りました。向こう正面で前を競り合ったにも関わらず、直線で粘り切って2着を確保したことは、この馬の能力の高さとタフネスを示しています。今回の敗戦は、先行争いによる消耗と、勝ち馬ペースセッティングの追い込み力の差が出た結果と見られます。次走、単騎逃げの展開になれば、巻き返しは濃厚でしょう。
今後のレースで覚えておきたい注目馬
- ペースセッティング(1着): 3番人気ながら1着を確保し、改めて地力の高さを証明しました。混戦となった上位クラスで勝ち切れる末脚は、今後も中心的な存在となることを示唆しています。
- サイレンスタイム(2番人気): 2番手争いの大混戦に加わっており、人気通りの実力は見せました。今後のレースでは、よりスムーズに差し脚を使えれば、さらに上位進出が期待できます。
- エコロアレス(10番人気): 低人気ながらスタート直後から2番手につける積極的な位置取りを見せました。序盤のポジション取りの上手さは注目に値し、展開次第で大穴を空ける可能性を秘めています。