2026年1月12日/2026年1月12日
2026年1月18日(日)に京都競馬場で行われる第73回日経新春杯(GII・芝2400m)について、菊花賞4着のゲルチュタールや良血シャイニングソードなど有力馬の一週前追い切り評価とレース展望をお届けします。ハンデ重賞としての傾向やコース特性、厳寒期の仕上がり具合に着目し、春のG1戦線を見据えた注目の戦いを徹底分析します。
京都芝2400mは、スタンド前からのスタートでコースを1周強するレイアウトです。向こう正面の上り坂から3コーナーの下り坂を経て、長い直線での瞬発力が問われます。冬の京都開催は馬場がタフになりやすく、スタミナとパワーを兼ね備えた血統背景が重要視されます。特に「長くいい脚」を使える馬が好走する傾向にあります。
実績馬と上がり馬が混在するため、斤量差が勝負の鍵を握ります。今回はトップハンデが予想される実績馬(ライラックなど)と、条件戦を勝ち上がってきた勢いのある4歳・5歳馬(ゲルチュタール、コーチェラバレーなど)の比較がポイントとなります。
厳寒期に行われるレースのため、仕上がり具合が着順に直結します。特に栗東CW(ウッドチップ)や坂路での「ラスト1ハロンの伸び」や、併せ馬での反応に注目する必要があります。
直近のレース内容と、1月8日(木)を中心に行われた一週前追い切りの動きを分析します。
| 馬名 | 性齢 | 厩舎 | 父 | 母父 | 前走内容 | 一週前追い切り評価 | 時計(ラスト1F) | 短評 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ゲルチュタール | 牡4 | 栗東 杉山晴 | ブリックスアンドモルタル | ゼンノロブロイ | 菊花賞4着(GI) | A | 10.9秒(一杯) | 休み明けを感じさせない素晴らしい動きで、態勢は整いつつあります。 |
| シャイニングソード | 牡5 | 栗東 中内田 | Frankel | Monsun | 昇仙峡S完勝(3勝クラス) | B+ | 11.5秒(稍一杯) | 中内田厩舎らしく最終追い切りでさらに洗練させてくるでしょう。 |
| サブマリーナ | 牡5 | 栗東 庄野 | スワーヴリチャード | Bernardini | 京都大賞典16着(GII) | A | 11.1秒(一杯) | 前走の鬱憤を晴らすような活気ある動きを見せています。 |
| ヤマニンブークリエ | 牡4 | 栗東 松永幹 | キタサンブラック | チチカステナンゴ | 菊花賞16着 | B | 11.8秒(G前一杯) | 大きな上積みまでは強調できませんが、堅実に調整されています。 |
| ライラック | 牝7 | 美浦 相沢 | オルフェーヴル | キングカメハメハ | エリザベス女王杯3着 | B+ | 11.8秒(馬なり) | 馬なりでラスト11.8秒をマークしており、引き続き好調をキープ。 |
前走の菊花賞(GI)では、中団からしぶとく脚を伸ばして4着に好走。3000mの長丁場でも崩れなかったスタミナと、近走の安定感はメンバー中でも上位です。初の古馬混合重賞となりますが、菊花賞で見せたパフォーマンスから、ここでも中心視される存在です。
1月8日に栗東CWで坂井瑠星騎手を背に追い切られました。
時計:82.5 – 66.8 – 51.6 – 35.7 – 10.9(一杯) 新馬(ロードスタニング)を追走し、最後は内から並びかけて同入。ラスト1ハロン10.9秒という鋭い切れ味を見せました。「この一追いで良化」との短評通り、休み明けを感じさせない素晴らしい動きで、態勢は整いつつあります。
ソウルスターリングの半弟という超良血馬。前走の昇仙峡S(3勝クラス)では、直線で前2頭の間を割って抜け出し完勝しました。キャリアは浅いものの、底知れないポテンシャルを秘めており、重賞初挑戦での一発が期待されます。
1月8日に栗東CWで西谷誠騎手が騎乗(レースは川田将雅騎手予定)。
時計:96.8 – 80.2 – 66.1 – 52.0 – 37.1 – 11.5(稍一杯) 全体時計は掛かっていますが、ラストは11.5秒でまとめています。短評は「動きまずまず」と控えめですが、中内田厩舎らしく最終追い切りでさらに洗練させてくるでしょう。3ヶ月の休養明けとしては及第点の動きです。
前走の京都大賞典(GII)は16着と大敗しましたが、これは参考外と言えます。鞍上の横山和生騎手が「ふかしていきたいところで外へ膨れてきた馬の影響で進路がなくなりブレーキをかけた」とコメントしており、完全な不完全燃焼でした。スムーズなら巻き返しは必至です。
1月8日に栗東CWで加藤祥太騎手が騎乗。
時計:97.2 – 80.5 – 64.7 – 49.7 – 35.6 – 11.1(一杯) 新馬(キリオス)を1.2秒追走し、最後はクビ差先着しました。特筆すべきはラスト1ハロン11.1秒の伸び脚です。短評も「この一追いで上昇」とあり、前走の鬱憤を晴らすような活気ある動きを見せています。
菊花賞(16着)では好スタートから2番手につけるも、3〜4コーナーで力んでしまい後退しました。今回は距離短縮となる2400m戦。父キタサンブラック同様、本来は長くいい脚を使うタイプであり、自分のリズムで走れれば見直せる一頭です。
1月8日に栗東CWで助手騎乗。
時計:95.3 – 78.8 – 64.8 – 51.2 – 37.3 – 11.8(G前一杯) ゴール前で一杯に追われ、ラストは11.8秒。短評は「脚取り確か」と順調さを伝えています。大きな上積みまでは強調できませんが、堅実に調整されています。
昨年のエリザベス女王杯では9番人気ながら3着に好走。後方待機から大外を回して追い込むスタイルが板についており、展開がハマれば牡馬相手でも互角に戦えます。7歳となりましたが、衰えは見られません。
1月8日に美浦Wで横山琉人騎手が騎乗。
時計:67.6 – 52.3 – 37.7 – 11.8(馬なり) 古馬1勝クラスを追走し、内から楽に先着しました。「直線の伸び良」との評価通り、馬なりでラスト11.8秒をマークしており、引き続き好調をキープしています。
一週前追い切りの段階では、ゲルチュタールの動きが際立っています。自己ベストに近い時計をマークし、ラストの切れ味も鋭く、中心視して良いでしょう。次いでサブマリーナも巻き返しに向けた意欲的な調整が目立ちます。
最終追い切りの動きと、発表されるハンデ斤量を確認し、最終的な結論を出したいところです。
※馬券購入の際は、必ず主催者発表の出馬表・オッズをご確認ください。