2026年1月5日に中山競馬場で開催される9R「初茜賞」(4歳以上2勝クラス、ダート1800m)のレース展望と出走馬分析を行います。単勝オッズで人気を集めるサムシャインとサノノワンダーを中心に、調教データや厩舎コメントを詳細に解析しました。前走で大きな不利があったグレイスザクラウンなど、巻き返しを期す有力馬にも注目し、馬券検討に役立つ情報を提供します。
この記事の要点
- 中山ダート1800mの「初茜賞」は、地力上位のサムシャインとサノノワンダーが軸となる見込みです。
- サムシャインはリフレッシュ効果で元気の良さが戻り、調教で「推進力ある走り」を見せています。
- サノノワンダーはコンディションに問題なく、中山ダート1800mの舞台変わりが嵌まるかどうかが鍵です。
- 前走で砂を被る不利を受けたグレイスザクラウンは、スムーズな競馬ができれば巻き返しが可能です。
- 去勢効果が見られるライジンマルや、中山1800mで好走実績のあるアイウィルを穴馬候補として警戒すべきでしょう。
初茜賞のレース概要と主要な注目馬
2026年1月5日、中山競馬場9Rで開催される初茜賞は、4歳以上2勝クラスのダート1800m戦です。このクラスでは実力拮抗のメンバーが揃い、特に人気を集めているのがサムシャインとサノノワンダーの2頭です。
中山のダート1800mはスタート直後に急な坂を上るタフなコース設定であり、パワーとスタミナが要求されます。また、冬場の中山開催は時計がかかる傾向があるため、タフな流れに対応できる馬が有利となるでしょう。
人気馬・有力馬の徹底分析
サムシャイン (5枠5番):地力優位で期待大
予想単勝オッズ2.2倍(予測)と圧倒的な支持を集めるサムシャインは、地力的にこのメンバーでは上位と見られています。前走(竜飛崎特別 3着)では逃げる形となり、他馬にぴったりとマークされながらも直線で粘り、僅差の3着に踏ん張りました。横山和騎手も「まったく悲観する内容ではなかった」と評価しています。
今回、鈴木慎師は「リフレッシュさせて、この馬らしい元気の良さが戻ってきた」とコメントしており、休み明けでも好感触を得ています。12月31日の調教では横山和騎手を背に美浦Wで「推進力ある走り」を披露しており、仕上がりは良好です。
サノノワンダー (8枠12番):舞台替わりでワンパンチを
予想単勝オッズ3.4倍(予測)のサノノワンダーは、戸崎圭騎手が引き続き騎乗します。前走(三浦特別 3着)では中団のすぐ後ろから直線でしっかり脚を使ったものの、前の組の競馬になり、地力で3着を確保しました。戸崎騎手は「最後はしっかりと伸びています」と馬のコンディションを評価しています。
栗田徹師によると、この馬は状態に波がないタイプでコンディションは問題ありません。これまで1800mでの経験が少ないため、「中山1800メートルは初だが、この条件がうまく嵌まってくれないか」と舞台替わりに期待を寄せています。
グレイスザクラウン (1枠1番):前走の不利を払拭できるか
グレイスザクラウンは前走(三浦特別 12着)で、スタート直後から砂を被って揉まれ、走る気をなくしてしまったことが敗因と上原博師は分析しています。前走のメモにも「バックストレッチで再三ぶつけられる不利、今日はレースにならず」と記されており、全く力を出し切れていませんでした。
中間は短期放牧でリフレッシュしており、陣営は「力は上位なのでスムーズに運ぶ形で見直したい」としています。1枠1番という内枠で砂を被るリスクはありますが、スムーズに先行できれば、人気以上の激走が期待できる一頭です。
調教データと厩舎コメントの評価
今回の初茜賞では、多くの有力馬が年末に好感触の調教を消化しています。特に注目すべき馬をピックアップします。
| 馬名 | 調教短評(12/31) | 厩舎コメント(要約) | 評価 |
|---|---|---|---|
| サムシャイン | 推進力ある走り(横山和) | リフレッシュで元気回復。休み明けでも突破を期待。 | 上昇気配 |
| グレイスザクラウン | 単走だけに上々(見習) | 前走は砂被りで戦意喪失。スムーズな競馬なら見直し可能。 | 巻き返し期待 |
| サノノワンダー | 手応え十分(助手) | コンディション安定。中山1800mの舞台替わりに期待。 | 好調持続 |
| ライジンマル | 好時計マーク(木幡初) | 去勢効果あり。馬体に緩みなし。五分の発馬が条件。 | 要注意 |
穴馬・警戒すべき馬の検討
人気馬以外では、アイウィルとライジンマル、そしてシンボリノエルに注目します。
アイウィル (6枠8番)
アイウィルは高木登師が「仕上がりは上々」と評価しています。これまでの2勝は1700mでのものですが、前々走では中山の1800mで2着に好走しており、条件的には良さそうです。12月31日の調教でも馬なりで先行する形で一息入れた後も仕上がりが良いとのコメントが出ています。
ライジンマル (6枠7番)
ライジンマルは去勢明け2戦目です。竹内師は「去勢をしたことによる効果がゲート練習の際に感じられる」としており、馬体に緩みがない点も強調しています。12月31日には木幡初騎手を背に美浦坂路で好時計(12.2秒)をマークしており、発馬次第では一変する可能性を秘めています。
シンボリノエル (5枠6番)
シンボリノエルは、吉田豊騎手が前走(鹿島特別 5着)で「嵌まればもっとやれてもおかしくない」と手応えを感じています。土田師は「不器用なところがあるが、手前をうまく替えることができれば」と課題を挙げつつも、「このクラスでやれるというメドは立っています」と調子の良さを認めています。