2026年1月5日、京都競馬場で行われる「逢坂山特別」(4歳以上2勝クラス、芝1800m)を詳細に分析します。力上位のナイトスラッガー、前走不利があったウォータークラーク、そして開幕週の馬場が味方しそうなレディーミコノスなど、実力馬が揃いハイレベルな一戦です。出馬表、調教、厩舎コメントから各馬の勝算を探ります。特に有力3頭を中心に、馬場適性と上昇度を徹底的に検証します。
この記事の要点
- ナイトスラッガーはワンターン1800m、および時計がかかる良馬場が最も合う条件であり、力は上位と見られます。
- ウォータークラークは前走で4角のロスがありながら2着と健闘しており、武豊騎手も能力を評価。距離延長も問題なしとの見解です。
- レディーミコノスは前走で馬場に泣きましたが、開幕週の良好な馬場状態であれば持ち味を発揮できると厩舎はコメントしています。
- モアリジットは前走ダートで快勝し昇級戦に挑みます。叩いた上積みは大きく、先行力を生かせるかが鍵となります。
逢坂山特別(京都芝1800m)のレース展望と注目馬
2026年1月5日に開催される京都9R・逢坂山特別は、京都競馬場の芝外回り1800mで行われる4歳以上2勝クラスの定量戦です。馬場状態は曇・良で、開催日の馬場は開幕週ということもあり、良好な状態が想定されます。本レースは「決め手比べ」が予想されており、瞬発力が求められる展開になる可能性があります。
出走馬の中で特に注目されるのは、本紙印で評価が高いナイトスラッガー、レディーミコノス、ウィルサヴァイブ、そしてウォータークラークの4頭です。特にナイトスラッガーとウォータークラークは前走で惜しい競馬をしており、巻き返しを狙っています。
出馬表と予想印(主要紙面より)
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 短評 | 予測単勝(倍) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | コスモアンソロジー | 牡4 | 坂井瑠 | 57 | 美嘉藤 | 少し上り要せば | 13.5 |
| 2 | 2 | ザブライド | 牝5 | 鮫島駿 | 56 | 栗西村 | 芝もこなすが | 25.6 |
| 3 | 3 | チェルノボーグ | セン7 | 西塚洸 | 58 | 栗藤原英 | 1ハロン短縮はプラス | 25.2 |
| 4 | 4 | ナイトスラッガー | 牡5 | 川田将 | 58 | 栗小栗 | 立て直し更に | 3.9 |
| 5 | 5 | ミカエルパシャ | 牡5 | 松山弘 | 58 | 栗橋口慎 | 2走目粘り増 | 11.3 |
| 6 | 6 | レディーミコノス | 牝4 | 岩田望 | 55 | 栗寺島 | 前々走見直す | 3.0 |
| 6 | 7 | ガストン(地) | セン7 | 斎藤新 | 58 | 栗高橋康 | 距離延び多少 | ☆(50倍以上) |
| 7 | 8 | ウォータークラーク | 牡4 | 武豊 | 57 | 栗石橋 | 千八も問題なく | 4.2 |
| 7 | 9 | ウィルサヴァイブ | 牝4 | 団野大 | 55 | 栗須貝尚 | 開幕週味方に | 4.1 |
| 8 | 10 | モアリジット | 牡5 | 古川奈 | 58 | 栗西村 | 昇級し即とは | 19.3 |
| 8 | 11 | レッセパッセ | 牝5 | ハマーハ | 56 | 栗西園翔 | 平坦で今少し | ☆(50倍以上) |
※オッズは予測値であり、変動する可能性があります。
出走各馬の最新調教評価と厩舎コメント
調教データは、馬の現在の状態を示す重要な指標です。主要な馬たちの最終追い切りや中間での調整状況、そして厩舎が抱く勝算について確認します。
有力馬(ナイトスラッガー、レディーミコノス、ウォータークラーク)の調教状態
- ナイトスラッガー:追い切り短評は「動きダイナミック」で、矢印は「↗」と状態の上昇を示しています。1/2(金)の栗坂では末強めに追われ、力強い動きを見せています。小栗師は「立て直し更に」とコメントしており、ワンターンの1800mや時計がかかる良馬場といった好条件が揃うことで、力上位と見ています。
- レディーミコノス:追い切り短評は「推進力ある走り」で、矢印は「→」と現状維持ながらも高水準をキープ。12/31(水)に栗CWで強めに追われています。寺島師は前走(5着)を「直前までの雨で持ち味を発揮できませんでした」と敗因を馬場とし、「開幕週の馬場ならもっとやれそう」と期待を寄せています。
- ウォータークラーク:追い切り短評は「動きキビキビ」で、矢印は「→」。12/31(水)の栗CWで末強めに追われ、キビキビとした動きを披露しています。石橋師からは「あの走りなら1800mも問題ない」と距離適性への自信が語られています。
その他の注目馬の調教と厩舎の狙い
- ミカエルパシャ:調教短評は「動き軽快」で矢印は「→」。12/31(水)の栗CWで馬なりながら好時計をマーク。橋口慎師は「前走は長欠明けを叩いて良化」しており、騎乗した松山騎手も「前回よりもいい」と状態の上昇を感じています。1800mへの距離短縮で、折り合いがつけば前進が期待されます。
- ザブライド:調教短評は「攻め十分」で矢印は「→」。1/2(金)に鮫島駿騎手が騎乗し、栗CWで一杯に追われ、しっかり負荷をかけられています。西村師は「久々になるが気性面の成長を感じる」と述べ、芝・ダートを問わない能力から、勝ち鞍のあるワンターン1800mでの前進を目標としています。
- モアリジット:調教短評は「好調持続」で矢印は「→」。古川奈騎手騎乗の1/2(金)栗CWでは一杯に追われ、好調を維持しています。西村師は前走(YJSファイナルR1・ダート1勝)の快勝を評価し、「叩いた上積みは大きい」として、昇級戦でも同じように先行できればチャンスがあると見ています。
- チェルノボーグ:調教短評は「元気一杯」で矢印は「→」。12/31(水)に栗坂で馬なり余力で順調。田代助手は「ワンターンの1800mで結果も出ているので巻き返しを」と、得意条件での好走を期待しています。
前走内容から見えた好走へのヒント
前走のレース内容や騎手コメントを分析することで、今回の舞台でのパフォーマンスのポテンシャルを把握できます。特に、前走で不利を受けながらも好走した馬は、能力の裏付けがあるため注目すべきです。
- ウォータークラーク(前走2着):前走の甲東特別(芝)では、4角で外に振られる大きなロスがありました。武豊騎手は「着差を考えると勝っていたね」とコメントしており、この不利がなければ勝利は確実だったと評価しています。20kgの馬体増も成長分と見られ、能力は完全にオープンクラス級と言えるでしょう。
- ナイトスラッガー(前走2着):前走の武田尾特別(芝)では、川田将騎手が「返し馬の時点で捌きが苦しくて無理だなと思った」とコンディションに不安がありながらも、しっかりと伸びて2着を確保しました。内容は安定しており、立て直されて臨む今回、持ち味を最大限に発揮できる可能性が高いです。
- ウィルサヴァイブ(前走2着):直近2走はテンションが高く、ハナへ行く形になっていますが、川田将騎手は「安定して走ってくれています」と評価。今回は牡馬相手になりますが、厩舎側は「見劣ることはない」と強気です。開幕週の京都芝1800mで、スムーズな先行策が取れれば粘り込みが期待されます。
- レディーミコノス(前走5着):前走の霞ヶ浦特別(芝)では、馬場状態(直前までの雨)が合わず、さらに直線で挟まれる不利もありました。岩田望騎手は「能力があるのは確か」としており、馬場条件が好転する今回は、前走度外視で評価できます。
血統傾向から見る京都芝1800mの適性
京都芝1800mは、外回りを使用し直線が長いため、瞬発力や持続力が求められやすいコースです。ここでは、主要な出走馬の血統背景を確認します。
- ディープインパクト系: チェルノボーグ(父ディープインパクト)、ガストン(父シルバーステート)、ウォータークラーク(父ウォータービルド)、ウィルサヴァイブ(父アルアイン)が該当します。特にディープインパクトの血を引く馬は、決め手比べになりやすい京都芝で強みを発揮しやすい傾向にあります。
- ルーラーシップ系: ナイトスラッガーの父はルーラーシップです。ルーラーシップ産駒はパワーと持続力に優れ、時計がかかる馬場やタフな展開に強い傾向があります。小栗師が指摘する「少し時計がかかる良馬場」は、この血統的な特性を活かせる可能性があります。
- ダノンバラード系: コスモアンソロジー、レッセパッセが該当します。ダノンバラードはディープインパクト産駒であり、京都芝での適性も期待されますが、安定して上位争いをするには母系の特性も重要です。
全体として、決め手に優れるディープインパクト系の血を持つ馬が有利に働きやすい条件と言えます。特にウォータークラークやウィルサヴァイブは、その血統背景からもこの舞台への適性が高いと推測されます。
結論:逢坂山特別の最終的な推奨馬
今回の逢坂山特別は、有力馬が多数集まり、非常に難解な一戦です。特に前走で不利や適性の問題があった有力馬の巻き返しに注目すべきでしょう。
総合的な能力、適性、そして前走からの上積みや不利を考慮すると、ウォータークラークとナイトスラッガーが軸として有力です。ウォータークラークは前走の不利がなければ勝利していた可能性が高く、成長分の上積みも期待できます。ナイトスラッガーは得意とする条件が揃い、調教の動きからも万全の態勢です。
また、開幕週の馬場での変わり身に期待がかかるレディーミコノスも連下の筆頭候補として外せません。相手関係では、調教内容が良好で前走快勝の昇級馬モアリジットや、叩いて良化が見られるミカエルパシャの食い込みにも注意が必要です。
本記事を参考に、各馬の調子やオッズの変動をチェックし、賢明な馬券戦略を立てることを推奨します。