2026年1月5日中山7R「3歳1勝クラス」(芝2000m)は、新馬戦で圧勝したフロレセールとアンソニーが人気を集める注目のレースです。加えて、前走でポテンシャル開花を印象づけたチャリングクロスも台頭し、主力拮抗の様相を呈しています。この記事では、出馬表データ、最新の調教情報、厩舎コメントから各馬の真のポテンシャルを分析し、回収率を最大化するための賢い馬券戦略を提示します。
この記事の要点
- フロレセールは初戦が圧巻の内容で、調教も仕上がり万全。今回は今後のための試金石として馬群の中で競馬を試す可能性。
- アンソニーは新馬戦で驚異的な瞬発力を披露。コントレイル産駒で距離延長2000m戦に挑むが、陣営は適性に自信を見せる。
- チャリングクロスは前走で馬体増を成長分とし、体幹強化が認められている。調教でも鋭い動きを見せ、上昇度が高い。
- セヴェロとユメシルベも要警戒。特にユメシルベは勝ち鞍のある中山コースに戻り、パワーアップが見込める。
有力馬分析:フロレセール、アンソニーの評価
本レースで注目を集めるのは、共に新馬戦を圧勝したフロレセールとアンソニーです。特にフロレセールは予測単勝オッズ2.2倍、アンソニーは3.3倍と、人気の中心となっています。
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 | 短評 | Rtg | 単勝(予測) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3 | 3 | アンソニー | 牡3 | 57 | 津村明 | 栗武幸 | 連勝叶う器で | 56.0 | 3.3 |
| 7 | 8 | フロレセール | 牝3 | 55 | 戸崎圭 | 美辻 | 初戦が圧巻で | 55.2 | 2.2 |
| 6 | 6 | セヴェロ | 牡3 | 57 | 菅原明 | 栗池江寿 | 血統馬昇級でも | 53.5 | 6.7 |
| 7 | 7 | チャリングクロス | 牡3 | 57 | 内田博 | 美奥村武 | 覚醒示す快勝 | 51.0 | 5.3 |
新馬戦圧勝!フロレセール(8番)の課題と克服
フロレセール(牝3、レイデオロ産駒)は新馬戦(中山5R)を超スローペースで逃げ、上がり3ハロン34秒3を記録して楽勝しました。レース内容だけ見れば文句なしですが、辻師は「初戦はやや恵まれたので今回は試金石」とコメントしており、今回は今後のために「馬群の中で競馬をさせたい」という意向を示しています。
追い切りでは1/2(金)に美浦Wコースで直強め11.8秒を出し、「仕上がり万全」という最高評価を得ています。能力の高さは疑いようがありませんが、今回は競馬の幅を広げるための重要な一戦となります。
瞬発力は最上位!アンソニー(3番)の距離適性
アンソニー(牡3、コントレイル産駒)は新馬戦(阪神5R)で出遅れながらも、中団から驚異的な瞬発力を見せ、ゴール前で差し切りました。M.デムーロ騎手は「凄い瞬発力でした。強かったですね」と能力を高く評価しています。
今回は初の2000m挑戦となりますが、武幸師は「馬の造り、折り合いから距離は大丈夫だと思うので、この状態で2000メートルを試してみる」と前向きな姿勢です。最終追い切り(12/31栗坂)は馬なりで12.9秒と目立つ時計ではありませんが、「動きまずまず」と順調です。
状態急上昇組と注目調教データ
有力馬2頭を追う、調教評価が高いチャリングクロスや、昇級でも期待されるセヴェロの仕上がりを詳細に確認します。
| 馬名 | 追い切り短評 | 最終追い切り(日付, コース, 1F) | 前走からの状態変化(矢印) |
|---|---|---|---|
| フロレセール | 仕上がり万全 | 1/2(金) 美W, 11.8秒 | ↗(上昇) |
| チャリングクロス | 馬体充実動き目立 | 12/31(水) 美W, 11.7秒 | ↗(上昇) |
| セヴェロ | 仕上がり良好 | 12/31(水) 栗CW, 11.3秒 | →(維持) |
| アンソニー | 動きまずまず | 12/31(水) 栗坂, 12.9秒 | →(維持) |
馬体充実のチャリングクロス(7番)
チャリングクロス(牡3、キタサンブラック産駒)は前走の未勝利戦で、馬体重が20kg増えながらも完勝しました。内田博騎手は「まだ緩くて、完成は先だが、あの位置から差し切ってくれたように、ポテンシャルがありますね」と将来性を評価しています。
奥村武師のコメントによると「使う毎に体幹がしっかり。体を使えるようになった」とあり、着実に成長している様子です。最終追い切りも「馬体充実動き目立」と高い評価を得ており、主力馬に食い込む可能性を秘めています。
仕上がり良好な血統馬セヴェロ(6番)
セヴェロ(牡3、サトノダイヤモンド産駒)は前走の未勝利戦で、道悪にも対応しての完勝を見せました。兼武助手は「リフレッシュさせて態勢は整っていますし、昇級しても差はないでしょう」と自信をのぞかせています。血統背景も優秀で、昇級戦でも侮れない存在です。
最終追い切りは栗東CWで11.3秒の好時計。「仕上がり良好」と陣営は状態面に不安がないことを強調しています。中山コースへの対応が鍵となりますが、「追って味がある」タイプであり、直線の急坂で持ち味を発揮できるかが注目されます。
警戒すべき伏兵と騎手・厩舎コメント
人気薄の馬の中にも、展開やコース適性で浮上する可能性を秘めた馬が存在します。厩舎や騎手のコメントを基に、伏兵と見切りが必要な馬を整理します。
見直し必須のサンブライトとユメシルベ
- サンブライト(5番/牝3): 前走(ひいらぎ賞)は終始外々を回らされる厳しい展開となり、7着に敗れました。このため「参考外に近い」内容と見ることができます。鈴木慎師も「変わらずに順調なので、距離延長で改めて期待」と巻き返しを視野に入れています。最終追い切りで「ひと叩き良化示す」と状態も上向いています。
- ユメシルベ(9番/牝3): 前走(紫菊賞)はレコード決着のなかで3着と健闘。粕谷師は「勝っている中山で改めて」と、中山コースへの適性を強調しています。柴田大騎手は「体がまだ幼い」としつつもポテンシャルは評価しており、好調を維持している調教(12/31美坂12.6秒)と合わせて、穴候補として十分警戒が必要です。
慎重な評価が必要なヒシアムルーズ
ヒシアムルーズ(4番/牡3)は、前走の札幌2歳Sで10着に敗退。佐々木大騎手は「内容は悪くなかった」と語る一方、堀師のコメントは慎重です。「カイ食い、毛ヅヤ、体の張りがひと息で、心身をまとめるのに時間がかかった。まだ息も荒く、もうひと息の印象」とのことで、万全の態勢ではない可能性があり、今回は評価を下げた方が賢明かもしれません。
ストロングエース(10番/牡3)は前走で発馬後に不利があり、競馬に参加できませんでした。相沢師は「使ったあとも順調だから見直したいね」としていますが、追い切りでは「ズブさを見せる」とあり、大きな変わり身は期待しにくいかもしれません。
【最終結論】中山7R 3歳1勝クラスの予想
このレースは、能力値の高いフロレセールとアンソニーを筆頭に、状態面の充実が目立つチャリングクロス、そしてコース適性で浮上するユメシルベが絡む混戦模様です。特にフロレセールが馬群で経験を積む競馬を選択した場合、アンソニーやチャリングクロスといった後方から鋭い脚を使える馬にチャンスが生まれます。
最終的な予想の組み立てにおいては、調教評価が高く、陣営から確かな成長コメントが出ているチャリングクロスを最も重視すべきでしょう。連勝馬2頭に割って入るだけのポテンシャルを秘めており、配当妙味も期待できます。