2026年1月現在、「三冠馬」コントレイルの初年度産駒(3歳世代)の成績不振が深刻な議論を呼んでいます。特に、種牡馬リーディング争いではキタサンブラック、ドレフォン、モーリスといったライバルたちに追い抜かれ、収得賞金で遅れをとる状況が鮮明になりました。唯一の2勝馬であるバドリナートのクラシック戦線への出走可否を含め、最新のデータとファン間の議論から、コントレイル産駒の「早熟性」や「鈍足」といった課題を徹底検証します。
2026年1月24日終了時点のJRAにおける3歳世代種牡馬成績(収得賞金順)では、コントレイルはトップ5圏内に留まるものの、キタサンブラックやドレフォン、モーリスに追い抜かれつつある状況が確認されます。特にドレフォンは前週からの加算額が大きく、コントレイルを猛追しています。キタサンブラックは既に22勝を挙げており、成長力の差が顕著です。
以下は、2026年1月24日終了時点の主要種牡馬の3歳世代成績抜粋です。
| 順位 | 種牡馬名 | 出走頭数 | 勝利頭数 | 勝利数 | 収得賞金(円) |
| 4 | キタサンブラック | 85頭 | 20頭 | 22勝 | 319,785,000 |
| 5 | ドレフォン | 79頭 | 17頭 | 21勝 | 317,786,000 |
| 6 | コントレイル | 87頭 | 20頭 | 21勝 | 309,479,000 |
| 7 | モーリス | 66頭 | 23頭 | 24勝 | 307,127,000 |
コントレイル産駒の成績は、夏場(7〜9月)にかけて高い連対率・複勝率を誇っていましたが、冬場に入り急落しています。特に1月の勝率(0.033)は顕著で、未勝利戦の連敗も29に達しており、成長力に対して深刻な疑問が呈されています。
掲示板(5着以内)に入る確率は悪くないものの、勝ち切れないレースが多く、3歳未勝利戦や2勝目へのチャレンジで苦戦が続いています。この傾向から「新馬のヌルい流れがハマりやすい」「使い減りしやすい」「早熟性」といった分析がファン間でなされています。
コントレイル産駒の中で唯一2勝を挙げているのは、萩ステークス(1勝クラス)を勝利したバドリナートのみです。しかし、彼の収得賞金順位も下降しており、牡馬クラシック(皐月賞など)への出走は、賞金面で除外されるかどうかのボーダーライン上にあると見られています。
バドリナートに続く2勝馬が現れていない現状(未勝利戦29連敗、2勝目チャレンジ16連敗)が、クラシックへの門戸を狭くしています。
1月24日には若駒ステークスにウィズクイーンが出走しましたが9着に敗れ、見せ場を作れませんでした。また、1月25日のレースでは、小倉2Rにゴッドレイ(芝1200m)、京都2Rにボンボンベイビー(ダート1900m)などが出走予定です。
ファン間で「期待値の高い残弾」として挙げられていた主要産駒の最新成績(2026年1月24日時点)は以下の通りです。
| グループ | 馬名 | 成績(勝-敗) | 最高成績 |
| 四天王 | バドリナート | 2勝2敗 | 萩ステークス(1勝クラス)1着 |
| 四天王 | エーデルゼーレ | 0勝2敗 | 2歳未勝利2着 |
| 四天王 | マジョレルブルー | 0勝1敗 | 2歳未勝利5着 |
| 四天王 | サガルマータ | 0勝1敗 | 2歳新馬3着 |
| 六馬将 | コニーアイランド | 1勝1敗 | 2歳新馬1着 |
| 六馬将 | ランザワールド | 1勝0敗 | 3歳新馬1着 |
| 六馬将 | サンセリテ | 0勝2敗 | 2歳新馬2着 |
| 六馬将 | ウイルソン | 未出走 | (1/24小倉新馬戦除外) |
| 六馬将 | ダノンミッドナイト | 0勝1敗 | 2歳新馬5着 |
| 六馬将 | スウィーティーベル | 0勝1敗 | 2歳新馬5着 |
| 六馬将 | ユマハム | 0勝1敗 | 2歳新馬5着 |
| Valkyrie | オーロラボレリアス | 0勝3敗 | 2歳新馬5着 |
| Valkyrie | クールマイユール | 0勝1敗 | 2歳新馬13着 |
| Valkyrie | ポニーテール | 未出走 | – |
コントレイルの種牡馬としての成績不振に対し、血統的な要因が指摘されています。母系はアメリカG1馬を出す良血ではあるものの、母母は2歳で活躍し3歳初戦でピークアウトした経緯があり、この「早熟性」が産駒に遺伝している可能性が指摘されています。
また、ディープインパクトの後継種牡馬はクラシック戦線で苦戦する傾向(ディープ産駒種牡馬のクラシック皐月賞勝利は過去10年で1勝のみ)があり、コントレイルもその「ディープの呪い」を受けているのではないかという見方もあります。
コントレイルはノースヒルズ生産馬であり、同牧場は大量の牝馬をコントレイルに配合しており、その成績不振は牧場経営にも影響を与えかねない状況です。
ノースヒルズ関係者はコントレイルの産駒について「粒揃い、レベルの高さは疑いようがない」と絶賛していたものの、これは高額な商品(幼駒)を売るためのリップサービスであった可能性が指摘されています。馬産界は、コントレイルの失敗により、今後の種付け価格や市場価値が大きく変動することを予想しています。
一方で、コントレイルの初年度種付け料(1200万円)と、元々安価であったシルバーステート(初年度80万円)のクラシック戦線での実績を比較し、コントレイル産駒の不振をより際立たせる意見も出ています。
コントレイル産駒のさらなる詳細や、他種牡馬の状況については、以下の記事もご確認ください。