2026年1月5日に京都競馬場で行われる長距離ハンデ戦、万葉ステークス(芝3000m)の出馬表、調教、厩舎コメントなどの各種データを分析します。人気を集めるブレイヴロッカー(6歳セン)とアクアヴァーナル(5歳牝)の最新の状態、そして前走で長距離適性を示したヴォランテ、一昨年の勝ち馬メイショウブレゲなど、長距離戦で注目の9頭を徹底チェックし、レースの行方を占います。
この記事の要点
- 万葉ステークス(京都芝3000m)は4歳以上のオープンハンデ戦で、推定単勝オッズはアクアヴァーナル(1.8倍)とブレイヴロッカー(3.2倍)が人気を二分する混戦模様です。
- ブレイヴロッカーは前走のステイヤーズS(G2)で4着と見せ場を十分に作り、調教ではリラックスしており上昇気配が窺えます。
- アクアヴァーナルは格下挑戦(比叡S 2着)となるものの、長丁場をこなすレース運びが秀逸で、厩舎も「距離は問題ない」と好調を強調しています。
- ヴォランテは前走の古都S(京都芝3000m)を勝利し、長距離適性を改めて示しており、オープンクラスでも注目の存在です。
- ベテランのメイショウブレゲ(一昨年万葉S勝ち馬)も調教で素軽さが出ており、消耗戦に持ち込めれば一発が期待できます。
万葉ステークス 2026 出走馬一覧とレース概要
京都競馬場で行われる万葉ステークス(芝3000m、オープン、ハンデ戦)は、スタミナと立ち回りの技術が要求される長距離戦です。発走は15:30、馬場状態は「曇・良」が発表されています。
出馬表(推定オッズ・短評付き)
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量(kg) | 騎手 | 厩舎 | 短評 | 予測単勝 | レイティング |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ウェイビー | 牝6 | 49 | 藤懸貴 | 栗西村 | 軽ハンデ魅力 | 19.3 | 54.8 |
| 2 | 2 | ブレイヴロッカー | セン6 | 56.5 | 太宰啓 | 栗本田 | 前走見せ場十分 | 3.2 | 64.5 |
| 3 | 3 | アスクドゥポルテ | 牡6 | 54 | 西塚洸 | 栗梅田智 | 決め手最上位 | 20.4 | 63.5 |
| 4 | 4 | メイショウブレゲ | 牡7 | 55 | 酒井学 | 栗本田 | 一昨年勝ち馬 | 10.6 | 63.0 |
| 5 | 5 | アクアヴァーナル | 牝5 | 52 | 坂井瑠 | 栗四位 | 格下と侮れず | 1.8 | 63.3 |
| 6 | 6 | ダンディズム | セン10 | 55 | 富田暁 | 栗野中 | 衰え感じられず | 39.7 | 63.5 |
| 7 | 7 | ミクソロジー | セン7 | 56 | 鮫島駿 | 栗辻野 | 復調手間取り | 23.5 | 62.6 |
| 8 | 8 | ペプチドソレイユ | 牡6 | 55 | 古川吉 | 栗武英 | 条件を替えて | 38.9 | 66.4 |
| 8 | 9 | ヴォランテ(地) | 牡6 | 56 | 吉村誠 | 栗羽月 | 距離適性示し | 4.2 | 63.3 |
出典: 競馬ブックデータ
出走馬の最終追い切りと調教評価
各馬の追い切りデータと攻め解説を基に、最終的な仕上がり状態を評価します。長距離戦では、終いの粘りや折り合いが特に重要となります。
ブレイヴロッカー:リラックスし活気十分
ブレイヴロッカー(セン6)は、最終追い切りで太宰啓騎手を背に栗CW(良)で80.9-65.4-50.7-36.1-11.6の好時計をマークし、「上昇気配窺える」と評価されています。攻め解説によると、この馬としてはリラックスしており、掛かる面が少なかった点が強調されています。前走のステイヤーズS(G2)は4着でしたが、実戦で折り合いさえつけば上位争いが期待されます。
アクアヴァーナル:好調維持で格上挑戦へ
アクアヴァーナル(牝5)は、最終追い切りで栗CW(良)を82.9-66.8-51.9-36.9-11.4で消化し、「好調持続」の評価です。特に終い11秒4という鋭いラップを記録しており、四位師も「しっかり乗り込まれている。反応良く、格上挑戦に違和感はない」とコメントしており、高いレベルで好調を維持しています。
ヴォランテ:長距離適性を示し順調
前走の古都S(芝3000m)で勝利を収めたヴォランテ(牡6)は、最終追い切りで吉村誠騎手を背に栗CW(良)で84.4-68.2-52.9-37.8-11.5を記録。「一息入るも仕上る」との評価です。騎手が騎乗したにも関わらずズブさを感じたとのコメントはありますが、「エンジンのかかりが遅いので、長距離はいいだろう」という見解の通り、長距離適性でカバーできると見られます。
メイショウブレゲ:ベテランも衰えなし
一昨年の万葉ステークス勝ち馬メイショウブレゲ(牡7)は、最終追い切りで酒井学騎手騎乗により栗CW(良)で79.8-64.1-49.6-35.8-11.5の好時計を記録し、「素軽さ出る」と評価されています。攻め解説では「衰えなどはまったくなく肌艶がいい」とされており、近走は不振も消耗戦になれば怖い存在です。
その他の出走馬の調教評価
- ウェイビー(牝6):軽ハンデを生かすなら。最終追い切りはCWで仕上がり良好の評価ですが、攻め解説では「落ち着き欲しい」との指摘もありました。
- アスクドゥポルテ(牡6):最終追い切りは一杯に追われて「一息入るも仕上る」という評価。前走大敗のムラな印象を払拭できるかが鍵です。
- ダンディズム(セン10):今年で10歳を迎えましたが、中2週でも乗り込み順調で「順調に乗り込む」との評価。年齢を感じさせない馬体維持ができています。
- ミクソロジー(セン7):復調に手間取っていましたが、最終追い切りで新馬相手に先着し「多少上向く」という評価。辻野師は戦法に変化を持たせる可能性を示唆しています。
- ペプチドソレイユ(牡6):調教は上々も攻め量が若干少なく、血統的にはダート中距離の印象があるとのこと。3000mへの適性がカギとなります。
厩舎コメントと前走談話から見る状態
レースを迎えるにあたり、陣営が語る馬の状態や戦略に関するコメントをまとめました。
注目の厩舎コメント(万葉ステークス)
- ブレイヴロッカー(本田師):「スタミナは十分だし、段々と注文がつかなくなってきたね。好レースができそう。」前走(ステイヤーズS 4着)ではやや力む面があったが、見せ場は十分でした。
- アクアヴァーナル(四位師):「格上挑戦になるが、距離は問題ないのでチャンスもあるのでは。」前走(比叡S 2着)では馬込みでのレースを経験し、収穫が大きかったと評価されています。
- ヴォランテ(羽月師):「前走が長丁場に適性を示す内容で強かったですね。同条件ですし、オープンでも楽しみはある馬です。」前走の古都S勝ちで、陣営は長距離適性に自信を持っています。
- メイショウブレゲ(本田師):「万葉Sは24年に勝っていて相性がいいと思う。消耗戦なら怖い一頭。」使いつつ調子を上げるタイプであり、今回の舞台での再現を期待しています。
- ミクソロジー(辻野師):「4角までは頑張れていても、交わされるとやめる面が。一気にマクッていったりと、違った形も考えています。」気性的な課題解決のため、戦術変更の可能性を示唆しています。
- ペプチドソレイユ(武英師):「もともとスタートから出ていかないタイプ。3000メートルはやってみないと分からない距離ですが、適性はあると見ています。」長い距離で息が入れば、新しい一面を見せる可能性に期待しています。
前走レース内容の振り返り
長距離戦で好走した馬の近走内容を改めて確認します。
- ブレイヴロッカー(前走 ステイヤーズS 4着):先行して我慢を利かせたものの、直線残り100mから甘くなりました。荻野極騎手は「この距離もいいと思います」とコメントしています。
- アクアヴァーナル(前走 比叡S 2着):中団のインから距離ロスなく立ち回り、直線で渋太く脚を伸ばしました。坂井瑠騎手は「以前より馬は大分良くなっています」と状態の上昇を認めています。
- ヴォランテ(前走 古都S 1着):中位後方から向正面で外に出し、坂の下りを利用して進出。長く良い脚を使って勝ち切りました。吉村誠騎手は「距離を延ばしていい内容で走ってくれました」とコメントしています。
レースの展開と結論
万葉ステークスはハンデ戦でありながら、実績馬と勢いのある長距離適性馬が揃い、予想は難解です。展開面では、ウェイビーがハナを切る可能性がありますが、全体的にはスタミナが問われる消耗戦になることが予想されます。特に調教で好気配を見せたブレイヴロッカーとアクアヴァーナル、そして実績と適性を持つヴォランテが中心となるでしょう。メイショウブレゲも侮れない存在です。
長距離戦の特性上、折り合いやスタミナ配分が勝敗を分けます。各馬のコメントと調教結果を踏まえ、馬券を検討することをお勧めします。