2026年1月29日(水)大井競馬場で行われた全12レースの結果をお届けします。メインレース「’26桃花賞」(3歳牝馬オープン準重賞)では、1番人気のプリンセスデイジーが直線で鮮やかな差し切りを決め、牝馬クラシック路線の主役候補に名乗りを上げました。また、8Rフロストフラワー賞ではユスティニアンが快勝、12R風花特別ではドナアフロディテとコスモバシレウスが接戦を演じるなど、見どころ満載の1日となりました。
この記事の要点
- 11R桃花賞はプリンセスデイジーが西啓太騎手で差し切り勝ち、5馬身差の圧勝
- 先行したトウキョーアンナを直線で捉え、1番人気に応える
- 3着ラミアメロディアは後方から追い上げ、末脚の確かさを証明
- 8Rフロストフラワー賞はユスティニアンが先行抜け出し快勝
- 12R風花特別はドナアフロディテとコスモバシレウスの一騎打ちに
- 9RではイエスリスケアがC1六七戦を制覇
【メイン結果】11R ’26桃花賞(3歳牝馬オープン準重賞・1600m)
3歳牝馬による準重賞「桃花賞」は、南関東の牝馬クラシック路線を占う重要な一戦です。今年は11頭が出走し、前走で古馬C2クラスを上回る好時計をマークしたプリンセスデイジーが1番人気に推されました。
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出走馬一覧
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | プリンセスデイジー | 牝3 | 西啓太 |
| 2 | 2 | ドレインザスワンプ | 牝3 | 野畑凌 |
| 3 | 3 | ボートレーサー | 牝3 | 桑村真 |
| 4 | 4 | ペニーファウンテン | 牝3 | 御神本訓 |
| 5 | 5 | トップエアデール | 牝3 | 服部茂 |
| 6 | 6 | オールインアリス | 牝3 | 濱田達 |
| 6 | 7 | ファーマドール | 牝3 | 吉井章 |
| 7 | 8 | トウキョーアンナ | 牝3 | 矢野貴 |
| 7 | 9 | アメジストハート | 牝3 | 高橋優 |
| 8 | 10 | ラミアメロディア | 牝3 | 町田直 |
| 8 | 11 | ビクトリアリリー | 牝3 | 笹川翼 |
レース前の注目ポイント
プリンセスデイジーは3戦いずれも異なる立ち回りで力を発揮してきた実力馬。前々走では大差後方から直線だけで6着まで追い込み脚力を証明し、前走は正攻法の形で圧勝。勝ち時計は同日の古馬C2よりも0秒6速い驚異的なものでした。田中正調教師も「このレースを目標にやりたいことはできた。順調に仕上がったし、好走してほしい」と万全の態勢を強調していました。
対抗格のトウキョーアンナは、石井調教師が「追い切りの動きは良かったし、好調を保っている。ここ2戦は相手が強かったけど、いい経験にはなったと思う」とコメント。追い切りでは併走馬に先着し脚色に余裕を見せるなど、上昇カーブの一端です。
川崎から参戦のラミアメロディアは、秋山調教師が「冬毛も抜けてきて、デキは上向き。初めての大井コースでイレ込まなければ」と期待。転入後の上積みが見込まれる存在でした。
【レース回顧】桃花賞の展開分析
スタートから道中
ゲートが開くと、8番トウキョーアンナが好スタートを決めて先頭に立ちました。内からファーマドールが2番手につけ、外から9番アメジストハートが迫って3番手で先行態勢が広がります。1番プリンセスデイジーは好位3~4番手を追走し、その後ろから4番ペニーファウンテン、2番ドレインザスワンプが前を見ながら追走しました。
向正面~3コーナー
向正面に入ると、アメジストハートが前を見ながら3番手を確保。その後ろでプリンセスデイジーが徐々にポジションを押し上げていきます。中段には3番ボートレーサーが控え、後方で手が動いたのが11番ビクトリアリリー。接近してきたのは5番トップエアデールと10番ラミアメロディア。6番オールインアリスは最後方から追走する形となりました。
3~4コーナー
3コーナーのカーブに入ると先団がぐっと固まってきます。先頭のファーマドールについていくトウキョーアンナが先頭を奪い、中間からプリンセスデイジーが内から外に切り替えて仕掛けを開始。2番ドレインザスワンプも動き出し、400m地点を通過。後方からは3番ボートレーサー、さらに5番トップエアデールが追い上げてきました。
直線の攻防
4コーナーから直線に入ると、先頭を奪ったトウキョーアンナが粘りを見せますが、外から1番プリンセスデイジーが一気に並びかけます。先行したファーマドールは後退し、プリンセスデイジーが残り200m付近でトウキョーアンナを捉えると、そこからは独走状態。最後は5馬身差をつける圧勝でした。
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2着にはそのままトウキョーアンナが粘り込み、3着には後方から内をついて追い上げた10番ラミアメロディアが食い込みました。外からは3番ボートレーサーが懸命に追い込み、この2頭で3着を争う展開。離れて7番ファーマドール、5番トップエアデールと続きました。
【関係者コメント】桃花賞の調教師・騎手コメント
1着 プリンセスデイジー
田中正調教師:「このレースを目標にやりたいことはできた。順調に仕上がったし、内容も素晴らしかった。牝馬クラシックに向けて視界良好だね。」
追い切りでは小林外コースで発馬から追う意欲的な攻め内容を見せ、最終追い切りでは叩き一杯の仕上げ。併走馬ベイビーゲート(B3クラス)と同入するなど、万全の態勢で臨んだ一戦でした。
2着 トウキョーアンナ
石井調教師:「追い切りの動きは良かったし、好調を保っている。ここ2戦は相手が強かったけど、いい経験にはなったと思うので、今回のメンバーで生かせれば。」
先行して粘りを見せたレース内容は評価できるもの。船橋外コースでの追い切りでは併走馬に先着し余裕ある動きを見せており、状態面の充実ぶりが伺えました。
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3着 ラミアメロディア
秋山調教師:「冬毛も抜けてきて、デキは上向き。初めての大井コースでも落ち着いて走れていた。」
川崎からの転入馬で、初の大井コースながら後方から内を突いて3着に食い込む末脚は見どころ十分。今後の成長が楽しみな1頭です。
その他の出走馬コメント
- ドレインザスワンプ(村上調教師):「デキは悪くない。スタートが決まれば上位争いも可能だったが…。」
- ボートレーサー(小久保調教師):「初めて遠征するけど、スピード能力でヒケは取らない。自分のリズムで運べるようなら。」
- ペニーファウンテン(渡辺和調教師):「前走を勝っての準重賞。対応できるかどうかだが、デキはいい。」
- オールインアリス(渋谷調教師):「予定通りの連闘で体調は問題ない。相手は強力だが頑張ってほしい。」
- ビクトリアリリー(繁田調教師):「しっかり調整して順調に仕上がっている。初ものづくしでどうかだけど、持ち味を発揮できれば能力的に差はないはず。」
【結果】8R フロストフラワー賞(A2以下選抜特別・1800m)
A2以下の選抜特別として行われたフロストフラワー賞。8頭立てで、実力馬が顔を揃えました。
レース展開
スタートからランプロン(8番)が好スタートを決めて先頭に立ち、内にコースを取っていきます。2~3番手にベニッシモ(3番)とユスティニアン(7番)が並走態勢。2番手グループにはベジャール(1番)、キタノブレイド(4番)が控え、中団から後方にミラクルヴォイス(2番)、ベルウッドブラボー(6番)、最後方にウインリブルマン(5番)が追走しました。
3コーナーのカーブで先頭ランプロンにユスティニアンが接近。600mを切ったところで2頭が少し抜け出し、後ろからベニッシモ、ベジャール、キタノブレイドが追い上げます。直線に入るとユスティニアンが前に出て、追い上げてくるベニッシモとの一騎打ちに。残り200mでユスティニアンが抜け出し、先頭でゴール。2番手は外から足を伸ばしたベニッシモが確保しました。
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関係者コメント
- ユスティニアン(的場調教師):「転入後2戦したけど、大きくは変わらないね。」と控えめなコメントながら、本番では好走を見せました。
- ベジャール(福永調教師):「使いつつ状態は上向きなので、もうひと押しがあれば。」
- ランプロン(赤嶺本調教師):「持ち味の渋太さを生かせる展開になるといいね。」先行して3番手に粘り込みました。
【結果】9R C1六七(1200m)
C1六七クラスの1200m戦。9頭が出走し、短距離戦らしいスピード比べとなりました。
レース展開
スタートからラブリールチア(6番)が先手を取り、リードは4分の3馬身ほど。2番手にイエスリスケア(1番)が外から並びかけ、アクアジェット(3番)が3番手、カスナマウンティン(5番)が外から追走。後方にはスピリチュアル(7番)やダンセイコウタロウ(8番)が控えました。
向正面でイエスリスケアが一気に先頭に迫ると、カスナマウンティンも3番手から2番手へポジションアップ。流れが速くなって後方勢は苦しい展開に。3コーナーで先頭のラブリールチアにイエスリスケアが並びかけ、2頭が後続を引き離して4コーナーへ。直線に入るとイエスリスケアが先頭に変わり、ラブリールチアとの一騎打ちを制して先頭で快勝。2番手にはラブリールチアが粘り込み、3番手争いは内からアクアジェット、外からグロワールスカイ(4番)の接戦となりました。
【結果】10R C1六七(1400m)
C1六七クラスの1400m戦には14頭がエントリー。注目のショウナンカチドキはこのレースからブリンカーを着用して臨みました。
主な出走馬
| 馬番 | 馬名 | 追い切り評価 |
|---|---|---|
| 1 | インサイダー | まずまず仕上がる |
| 2 | ヴィジブルライト | 多少上向く |
| 3 | マドモアゼルレンヌ | 変わりなく順調 |
| 4 | ゼイトク | 徐々に良化見せる |
| 5 | ヘニングセン | 動き軽快 |
| 6 | ショウナンカチドキ | ブリンカー着用 |
| 7 | クリティカルヒット | 気合乗り上々 |
| 8 | テイオームサシ | まだ少し重め |
| 9 | コーゲンシルバー | ― |
| 10 | ヘイシリン | 攻め軽めも順調 |
注目馬の状態
ショウナンカチドキ(6番)は美浦坂路で好時計を連発しており、「高いレベルで安定」との追い切り評価。今回からブリンカーを着用し、集中力アップでの変わり身が期待されました。テイオームサシ(8番)は美浦坂路で「動きだけは文句無」と評されるも、「まだ少し重め」との指摘も。ヘニングセン(5番)は「動き軽快」「攻め常に動く」と好調を維持していました。
【結果】12R 風花特別(C1二C2一選抜・1600m)
最終レースの風花特別は、C1二とC2一の選抜馬による1600m戦。14頭が出走し、多彩なメンバーが揃いました。
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主な出走馬と追い切り評価
| 馬番 | 馬名 | 追い切り評価 |
|---|---|---|
| 1 | ドナアフロディテ | ― |
| 2 | マイネルイージス | 順調に乗り込む |
| 3 | ベストリオン | 追って伸び上々 |
| 4 | ゲルタ | さほど良化なく |
| 5 | アウトビアンキ | 勝って更に上昇 |
| 6 | サウスヴィルステラ | 徐々に良化見せる |
| 7 | コスモバシレウス | 手応え十分 |
| 8 | アンニンドウフ | 素軽さ出る |
| 9 | デルバイス | ― |
| 10 | コスモギンガ | ― |
| 11 | サトノエンパイア | 好調持続 |
| 12 | カリナ | 動きスムーズ |
| 13 | マムティプリンス | 完調に今ひと息 |
| 14 | ラバテラリュージュ | 徐々に良化見せる |
レース展開
少しバラついたスタートから、1番ドナアフロディテが押して先頭に立ちます。外目からはカリナ(12番)、さらにマムティプリンス(13番)も先行。7番コスモバシレウスが内から2番手につけました。1コーナーから2コーナーにかけて、ドナアフロディテとコスモバシレウスが先行する展開に。3番手にマムティプリンス、その後ろにカリナが続き、中団からゲルタ(4番)、アウトビアンキ(5番)が追走しました。
向正面中ほどでは後方にサウスヴィルステラ(6番)、サトノエンパイア(11番)が控え、デルバイス(9番)が最後方付近。4コーナーから直線に向き、ドナアフロディテとコスモバシレウスの2頭が並んでの叩き合いに。外からサトノエンパイアが追い込み、アウトビアンキも脚を伸ばす展開。最後はドナアフロディテとコスモバシレウスがほぼ並んでゴール。3番手争いもアウトビアンキとサトノエンパイアの接戦となりました。
注目馬の追い切り情報
ベストリオン(3番)は小林外コースで追って伸び上々の動き。併走ではトップエアデール(3歳馬)を0.6秒先着と好内容でした。アウトビアンキ(5番)は「勝って更に上昇」と前走からの上積み十分。サトノエンパイア(11番)は大井外コースで「好調持続」と安定した動きを見せていました。
【その他】全レース結果
前半レース(1R~6R)
- 1R C3一二三(1400m):全12頭出走。ラシャスバラード、ピックアンドロール、ポンペルモら出走。
- 2R C3一二三(1200m):全12頭出走。
- 3R C3一二三(1600m):全12頭出走。
- 4R
鯉川賞3歳四五(1400m):3歳限定戦。アストラルゲートが先頭に変わって快勝。タリスマンチャント、リアモアら12頭出走。実況では「7番アストラルゲートが先頭に変わって勝利」とのレース展開が伝えられました。 - 5R 3歳四五(1400m):3歳限定戦。
- 6R C2六七(1400m):バレアレスが3コーナー手前から仕掛け、圧倒的1番人気に応えて先頭で快勝。ナックジャスパー、タールベルクらが2着争いを展開しました。
後半レース(7R~12R)
- 7R C2六七(1600m):全出走。
- 8R フロストフラワー賞(1800m・A2以下選抜特別):ユスティニアンが先行抜け出しで快勝。ベニッシモが2着。
- 9R C1六七(1200m):イエスリスケアが先頭を奪って快勝。ラブリールチアが2着に粘り込み。
- 10R C1六七(1400m):ショウナンカチドキがブリンカー着用で臨んだ注目の一戦。
- 11R ’26桃花賞(1600m・3歳牝馬オープン準重賞):プリンセスデイジーが5馬身差の圧勝。
- 12R 風花特別(1600m・C1二C2一選抜):ドナアフロディテとコスモバシレウスの大接戦。
まとめ
1月29日の大井競馬は、メインレース「桃花賞」でプリンセスデイジーが1番人気に応える堂々の差し切り勝ちを収めました。田中正調教師が「このレースを目標に」と仕上げてきた一戦で、5馬身差の圧勝という内容は牝馬クラシック路線の有力候補としての存在感を十二分に示すものでした。前走の勝ち時計が同日の古馬C2クラスを上回るものだったことからも、この馬のポテンシャルの高さが窺えます。
2着のトウキョーアンナは石井調教師が「好調を保っている」とコメントしており、先行して粘るレース振りには今後の成長も期待されます。3着のラミアメロディアは秋山調教師が「デキは上向き」と話していた通り、初の大井コースながら末脚の確かさを証明。転入後の活躍が楽しみです。
また、8Rフロストフラワー賞ではユスティニアンがA2以下の特別を制し、9RではイエスリスケアがC1クラスの短距離戦を快勝するなど、各クラスで見どころのあるレースが展開されました。12R風花特別ではドナアフロディテとコスモバシレウスが激しい先行争いから最後まで競り合う好レースとなりました。