近走、復調気配が著しい。3月28日のレースでは、後方から鋭い追い込みを見せて2着に好走。勝ちパターンに持ち込みながら惜しくも敗れたが、内容は勝ちに等しいものだった。名古屋コースは基本的に先行有利だが、本馬のように確実に追い込んでくるタイプは、前がやり合う展開になれば一気に台頭する。

前走6月27日の920m戦で待望の初勝利を挙げた。中央では結果が出なかったが、地方の短距離戦に活路を見出した形だ。一度勝利したことでレース運びを覚え、馬自身が自信を持った効果は大きい。今回も同条件に近いレースが想定され、前走の再現が期待される。

前々走で初勝利を挙げ、前走も3着と好走を続けたことで本格化ムードが漂う。レースセンスが良く、先行集団を見ながらレースを進められるのが強み。名古屋のタイトなコースでも器用に立ち回れるため、大崩れは考えにくい。

中央からの転入初戦となった前走を、圧倒的な1番人気に応えて快勝。レース内容も完璧で、好位から危なげなく抜け出す横綱相撲だった。中央未勝利クラスで4着に入った実績は伊達ではなく、地方の下級条件では能力が違いすぎる。

派手さはないが、堅実に上位争いを演じるタイプ。近走でも2着1回、3着1回と馬券圏内を確保しており、安定感はメンバー屈指だ。勝ち切れない弱さはあるものの、相手なりに走れるため、連系の軸としては最適。

ここに来て本格化の兆しを見せている。5月7日、5月20日と2戦連続で2着に好走しており、初勝利は目前だ。レース内容も着実に良化しており、上昇度はメンバー中随一。勢いをそのままに、3度目の正直でゴール板を先頭で駆け抜ける可能性は高い。

その名の通り、粘り強い走りで好成績を収めている。近7走で3勝、2着3回と、驚異的な安定感を誇る。先行してよし、差してよしの自在な脚質は、どんな展開にも対応可能。特に名古屋コースでのレース運びは熟知しており、ここでも崩れる姿は想像しがたい。

今年の冬場に見せたパフォーマンスは目覚ましく、2月11日に初勝利を挙げると、その後も2着2回、3着1回と快進撃を続けた。近走はやや調子を落としているが、本来の力はこのクラスでは上位のはずだ。立て直された今回は、冬場に見せた好調時の走りを取り戻す可能性が高い。

父ルーラーシップという良血馬が、中央から名古屋へ移籍初戦を迎える。中央では結果が出なかったが、血統的なポテンシャルは高い。環境が変わり、相手関係が大幅に楽になる今回は、秘められた能力が開花する絶好の機会だ。

名古屋のA級で常に上位を争うトップクラスの実力馬。重賞勝ちの実績もあり、その能力に疑いの余地はない。近走は勝ち切れないレースが続いているが、地力はメンバーの中でも最上位。自己のペースでレースを進めることができれば、久々の勝利を飾る力は十分にある。

現在、破竹の2連勝中と勢いに乗る上がり馬。前走、前々走といずれも力強い走りで勝利を収めており、その勝ちっぷりからは更なる上積みが期待できる。昇級戦となるが、今の充実ぶりならばクラスの壁も一気に突破できるだろう。