2025年12月20日、阪神競馬場で行われた第7レース「3歳以上1勝クラス」は、単勝1.5倍の圧倒的1番人気に推されたアカデミア(牡3、坂井瑠星騎手)が、ゴール前で激しい叩き合いを繰り広げ、写真判定に持ち込まれるという手に汗握る結末を迎えました。本記事では、この熱戦の展開と、レースを彩った注目馬たちのパフォーマンスを詳細に振り返ります。
スタートはほぼ揃いましたが、すぐに6番サイモンシュバリエ(3番人気、岩田康誠騎手)が好ダッシュを決め、先頭に立ちます。これに3番リアルフォルゴーレ、そして外から12番インターアーバン(△推奨馬)が並びかけ、先行集団を形成しました。
向こう正面では、逃げるサイモンシュバリエがリードをカラダ半分から1馬身ほどに保ちます。2番手には1番マンオブザマッチがつけ、その直後にはインターアーバン、そして注目の14番アカデミアが4番手付近で虎視眈々と前を追う展開となりました。上位人気馬である5番アークドール(2番人気、武豊騎手)は中団に位置し、直線勝負に備えました。
最後の直線に入ると、逃げ粘るサイモンシュバリエの内から3番リアルフォルゴーレが接近し、外からは2番手に上がったマンオブザマッチが並びかけます。さらに、後方から満を持して追い上げてきたのが14番アカデミアです。
ゴール前は、アカデミア、サイモンシュバリエ、そしてマンオブザマッチの3頭が完全に横一線に並び、壮絶な叩き合いを展開。ほぼ同時にゴール板を通過し、勝敗は写真判定に委ねられるという、劇的なフィニッシュとなりました。
この激戦を演じた馬たちは、今後も同クラスで中心的な存在となるでしょう。特に注目すべきは以下の3頭です。
| 馬番 | 馬名 | 想定オッズ | 想定人気 | 予想印 | 騎手 |
|---|---|---|---|---|---|
| 14 | アカデミア | 1.5倍 | 1番人気 | ◎ | 坂井瑠星 |
| 5 | アークドール | 8.0倍 | 2番人気 | - | 武豊 |
| 6 | サイモンシュバリエ | 11.1倍 | 3番人気 | ▲ | 岩田康誠 |
| 4 | エイユーファイヤー | 15.8倍 | 4番人気 | ◯ | 松山弘平 |
| 1 | マンオブザマッチ | 32.1倍 | 9番人気 | - | 川田将雅 |
| 12 | インターアーバン | 39.4倍 | 10番人気 | △ | 川又賢治 |
このレースは、人気馬アカデミアの強さだけでなく、サイモンシュバリエやマンオブザマッチといった伏兵が絡むことで、非常に緊迫した内容となりました。次走以降の各馬の活躍に期待が集まります。