ディープインパクトの後継として期待され、初年度から豪華な繁殖牝馬を集めた三冠馬コントレイル。しかし、2歳戦終盤となる中山・阪神開催に入ってから、産駒の成績が急ブレーキを踏んでいます。一時は楽勝かと思われた初年度20勝達成にも黄信号が灯り、競馬ファンからは不安や疑問の声が多数上がっています。本記事では、掲示板に寄せられたコントレイル産駒の現状と、その適性に関する議論をまとめます。
目次
コントレイル産駒、20勝達成に黄色信号の現状
コントレイル産駒は2025年12月21日時点で19勝を挙げていますが、初年度20勝達成が危ぶまれる状況にあります。特に直近の開催では勝利から遠ざかっており、ファンからは懸念の声が上がっています。
開催替わり後の急失速と「坂」問題
コントレイル産駒は、秋の東京・京都開催の約2か月間で10勝を挙げるなど好調でしたが、中山・阪神開催に替わってから成績が急落したと指摘されています。直近の週末は12頭が出走しながら0勝に終わり、特に中山競馬場ではいまだ勝利がない状況です。
- ファンからは、中山や阪神、さらには中京の坂でさえも厳しいのではないかという意見が出ています。
- 東京競馬場は坂を登り切ってからゴールまで距離があるため平坦種牡馬でも通用するが、中山は坂を登ってすぐゴールのため再加速が間に合わない、という分析も行われています。
- データを見ても、中山での勝率は0%、連対率・複勝率も他の競馬場と比較して低くなっています(12/21時点)。
他種牡馬と比較される2歳勝利数とAEI
コントレイル産駒の初年度2歳勝利数は19勝で、勝ち馬率は23.4%です(12月末時点)。この数字は、同世代の主要な新種牡馬と比較しても低い水準にあります。
さらに、種牡馬能力の指標の一つであるAEI(アベレージ・アーニング・インデックス)は、12月21日時点で1.29と報告されており、これは同程度の数値の種牡馬(インディチャンプ 1.31、ファインニードル 1.31など)と比較すると、初年度種付け料(1200万円)を考慮した場合、期待値に対して低い水準にあるという指摘が見られます。
掲示板で指摘されるコントレイル産駒の「適性」に関する議論
キレがない、先行して流れ込む競馬という特徴
ファンはコントレイル産駒の競走スタイルについて、キレる末脚がなく「先行して流れ込む競馬しかできない」という特徴を指摘しています。また、潜在的な能力を感じさせる馬が少なく、「前向き低能力ディープインパクト系」に極まったのではないかという厳しい意見も見受けられます。
- 坂路コースを伴う中山・阪神での成績不振から、現時点では東京や京都といった平坦寄りのコースでしか良績を上げられないのではないかという見方があります。
- 競走能力が「スピードがない」「ダラっとなだれ込むだけ」と評価されており、この特性が坂コースでの失速に繋がっているのではないかとの推測がされています。
ダートや短距離適性への疑問
デビュー前には、馬体からダートや短距離適性が予想されていた時期もありましたが、産駒の成績を見る限り、ダートや短距離は最も適性がなさそうであるという意見が支配的です。現在のところ、芝の中距離以上が主な活躍の場となっています。
今後の巻き返しへの期待と不安要素
ホープフルS出走馬「バドリナート」が最後の砦か
年末の大一番であるホープフルステークス(GI)で、コントレイル産駒のバドリナートが出走する可能性が言及されており、これが初年度20勝達成、および初重賞・初G1制覇の「最後の砦」として期待されています。しかし、中山競馬場での成績不振や、坂に対する懸念から、ホープフルSでの好走を疑問視する声も少なくありません。
晩成説と2世代目以降への期待
関係者からは「晩成」という見解も出されていますが、一部のファンからは、素質馬は2歳から活躍の兆しを見せるため、この成績では能力不足ではないかという指摘もあります。
一方で、種牡馬の傾向が判明することで、2世代目以降は配合や育成側が戦略を改善し、成績が向上する可能性も指摘されています(レイデオロやサートゥルナーリアの例など)。しかし、初年度の種付け料が1200万円から1800万円に上がっていること、そしてこの成績では、来年以降の種付け頭数が減少する可能性も懸念されています。
参考情報・出典
本記事は以下のユーザー投稿(スレッド)を参考に構成しています。コントレイル産駒の現状に対する詳細な議論は、以下のURLから確認できます。
スレッド名: 覇権種牡馬コントレイルさん、まさかの大ブレーキで初年度20勝越えに黄色信号!
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コントレイル産駒の成績に関するよくある質問
Q: コントレイル産駒の現在の勝利数は何勝ですか?
A: 2025年12月21日時点で、コントレイル産駒は19勝を挙げており、初年度20勝達成に黄色信号が灯っている状況です(参考情報に基づく)。
Q: コントレイル産駒の現在のAEI(アベレージ・アーニング・インデックス)はどのくらいですか?
A: 2025年12月21日時点の2歳リーディングAEI(出走20頭以上)では、コントレイル産駒は1.29と報告されています。これは、同じ時期の主要な新種牡馬と比較すると、低い水準にあるという指摘があります(参考情報に基づく)。