2025年12月21日に阪神競馬場で行われた第77回朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)は、重馬場というタフなコンディションの中で開催されました。レースは8番カヴァレリッツォ(C.デムーロ騎手)が勝利し、2着に10番ダイヤモンドノット(C.ルメール騎手)が入線。外国人騎手によるワンツーフィニッシュとなり、ネット掲示板では騎手の力量差が勝敗を分けたという意見が多く投稿されました。
荒れると予想する声もあったものの、結果は上位人気馬での堅い決着となりました。
最終的な確定着順と人気は以下の通りです。
配当は、馬連 8-10 が1,390円、3連複 8-10-12 が1,290円、3連単 8-10-12 が7,510円と、GⅠとしては低めの結果に終わり、「安い」「つまらない」といった声も聞かれました。
掲示板では、レース後の反応として、外国人騎手の騎乗技術と、国内騎手の騎乗ミスが勝敗を分けたという意見が圧倒的多数を占めました。
勝利したカヴァレリッツォ(サートゥルナーリア産駒)については、馬のポテンシャルに加え、C.デムーロ騎手の騎乗が絶賛されました。特に、重馬場で荒れていると見られていた内側の最短コースを迷いなく突き、直線で抜け出す判断が「神騎乗」と評価されています。
2着のダイヤモンドノット(C.ルメール騎手)は、逃げる展開で終盤まで粘りを見せました。マイル距離への適性が不安視されていた中で(1400m馬という意見もあった)、騎手の好騎乗によって距離を克服したという見方が多く寄せられています。
1番人気に推されたアドマイヤクワッズは3着に敗れました。敗因としては、坂井瑠星騎手の騎乗選択に議論が集中しました。後方からの差しを狙いすぎたこと、また直線で大きく外を回したことで距離ロスが大きすぎた点が指摘されています。
馬自体は力があるため、騎乗次第では勝ち負けになったはずだという意見や、今後は騎手変更を望む声も出ています。
4着のエコロアルバ(松山弘平騎手)も、スタートは良かったものの、道中で下げて外を回す騎乗選択が批判の対象となりました。しかし、馬の加速が遅いタイプのため、松山騎手の判断は適切だったという擁護意見も一部で見られました。
3番人気で5着に敗れたリアライズシリウス(津村明秀騎手)は、レース前から馬体重+22kgやゲート難が不安視されており、ファンからは「予想通り」「切って正解」との声が上がりました。しかし、レース前の大きな不安要素(馬体重増、ゲート嫌がり、津村騎手)が揃ったにも関わらず5着を確保したことを評価し、「騎手が変われば」クラシックでの活躍に期待する声もありました。
結果として、馬券内上位3頭はすべて人気馬となり、外国人騎手(C.デムーロ、C.ルメール)がワンツーフィニッシュを飾る形となりました。ネットでは「結局外人買えば良いレース」、「G1は外人」 といった、外国人騎手優位の現状を再認識するコメントが目立ちました。
リアライズシリウスは当日馬体重が540kgで前走から+22kgと発表され、パドックでは「デカい」「ムキムキ」「牛みたい」と話題になりました。ファンからは、これが成長分なのか太りすぎなのか判断が分かれました。特に重馬場では巨漢馬は馬場に脚を取られやすいという懸念も示され、懸念通りの結果となりました。
レースは雨が降り、馬場状態は重(開催当日の情報)でした。この重馬場を巡っては、重賞経験馬が少なく重馬場経験のない馬が多いことから、「予想が難しい」という意見がありました。また、重馬場ではスピードよりもパワーやスタミナが求められるため、ディープインパクト産駒(アドマイヤクワッズ)への懸念や、サトノダイヤモンド産駒(ダイヤモンドノット)やサートゥルナーリア産駒(カヴァレリッツォ)への期待が一部で語られていました。
なお、ファンファーレについては、ラッパの演奏が不安定で「プペった」「下手すぎ」というコメントが多数投稿され、場を和ませる(?)一幕もありました。