第69回船橋記念 (SIII) 2025

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予想と全頭分析

開催概要

🏆

レース名: 第69回船橋記念(SIII)

📅

開催日: 2025年12月10日

🐎

距離: ダート1000m

🌟

特徴: 電撃の1000m戦、豪華メンバーが激突するスプリント重賞

予想のポイント:船橋コース特性とレース傾向

1.「スパイラルカーブ」

  • 船橋競馬場ダート1000mコースの最大の特徴。
  • コーナー入口が緩やかで出口がきつい構造。
  • 1000m戦では先行争いが激しくなり、ハイペースでコーナーに突入した場合、先行勢が外に振られ内ラチ沿いにスペースが開くケースが多い。
  • 有利な脚質: 「逃げ・先行」が有利だが、ロスなく立ち回り、直線で外に膨れずに脚を伸ばせる器用さが求められる。

2.「テンの速さ」と「二の脚」の重要性

  • 超短距離戦ではスタートの出遅れは致命的。
  • 重賞レベルではどの馬もスタートが速く、そこからの「二の脚(ダッシュ力)」でいかに良いポジションを確保できるかが勝負の分かれ目。
  • 激流に巻き込まれず、かつ置かれすぎないポジションを確保できる「先行力」と「追走力」を兼ね備えた馬が有利。

3.直近の「調教時計」

  • 短距離戦は馬の体調や気配がタイムに直結しやすい。
  • 冬場のレースではコンディションの見極めが重要。
  • 特に、コパノパサディナが記録した「4ハロン46秒9」は、船橋の馬場状態を考慮すると驚異的な数字であり、絶好調を示唆。
  • 調教時計の数字の裏に隠された馬の充実度を見極めることが的中への鍵。

有力馬徹底分析

エンテレケイア

(牡7・浦和 小久保智厩舎)

  • 騎手: 吉原寛人
  • 斤量: 57kg
  • 血統: 父:アジアエクスプレス、母:スターレット

昨年の覇者。前走JBCスプリント(JpnI)は8着も、ハイレベルレース経験で心肺機能強化の可能性。12月4日の最終追い切りは68.0-52.5-38.9-12.8(馬なり)をマーク。「しっかり雰囲気を上乗せしてきている」と陣営コメント。舞台適性は証明済み。

コパノパサディナ (最注目)

(牡5・船橋 森泰斗厩舎)

  • 騎手: 笹川翼
  • 斤量: 57kg
  • 血統: 父:コパノリッキー、母:プリンシプルレディ

最も注目される一頭。JBCスプリントでは後手を踏みながらもカジノフォンテンに迫る末脚。12月6日の最終追い切りで船橋外回りコースにて62.2-46.9-36.2(一杯)という破格の時計を記録。状態面での上積みは計り知れず、重賞初制覇の有力候補。

カジノフォンテン

(牡9・船橋 玉井昇厩舎)

  • 騎手: 張田昂
  • 斤量: 57kg
  • 血統: 父:カジノドライヴ、母:ジーナフォンテン

川崎記念、かしわ記念を制した名馬がラストランを迎える。近走は短距離戦に活路を見出し、JBCスプリント6着と健在ぶりをアピール。12月6日の追い切りは62.4-49.4-37.0(馬なり)をマークし、9歳を感じさせない動き。出遅れなければ実績馬の底力で勝利の可能性も。

プリモパイソン

(牡7・川崎 内田勝義厩舎)

  • 騎手: 矢野貴之
  • 斤量: 55kg
  • 血統: 父:バンブーエール、母:ブラックショコラ

2年の長期休養を経て復帰後3連勝中。前走カムイ賞(船橋1000m)でマスタープランを抑えて勝利。スピード能力に陰りなし。牧場坂路で調整し、12月6日には37.8-24.3-12.1(強め)をマーク。「具合は凄くいい」と陣営。完全復活を重賞制覇で飾れるかに注目。

全出走馬詳細プロファイル

1枠1番 アームズレイン (牡5)

騎手: 桑村真 / 予想脚質: 先行 / 調教評価: A

中央オープンから移籍。根岸S(GIII)2着実績あり。左回り巧者。最内枠からスムーズに運べれば一変の余地あり。

2枠2番 ザイデルバスト (牡4)

騎手: 本橋孝 / 予想脚質: 逃げ/先 / 調教評価: B+

船橋1000mへの適性はメンバー随一。JBCスプリントを使った上積みも大きい。内枠から好位を取り切れれば粘り込み濃厚。

3枠3番 ビリーヴインミー (牝7)

騎手: 山中悠 / 予想脚質: 差し / 調教評価: B

53kgの斤量は魅力だが、強力メンバー相手では展開の助けが必要か。

3枠4番 リノデスティーノ (牡4)

騎手: 佐野遥 / 予想脚質: 先行 / 調教評価: C

自己条件でも勝ちきれない現状、重賞ではパンチ力不足。

4枠5番 レベルフォー (牡9)

騎手: 町田直 / 予想脚質: 追込 / 調教評価: C

9歳ながら善戦しているが、重賞の敷居は高く、スピード負けする懸念。

5枠7番 メンコイボクチャン (牡5)

騎手: 庄司大 / 予想脚質: 先行 / 調教評価: B

2走前に実力馬を撃破しており、地力は高い。休み明け(ぶっつけ)での参戦が割引材料だが要注意。

5枠8番 プライルード (牡6)

騎手: 御神本 / 予想脚質: 先行 / 調教評価: B+

重賞3勝の実績馬。得意の距離とコースに戻り、鞍上も御神本騎手となれば見直しが必要。スタートが鍵。

6枠9番 カールスバート (牡7)

騎手: 岡村健 / 予想脚質: 差し / 調教評価: C

強豪相手の1000m戦ではスピード不足の感があり、陣営も苦戦を覚悟。

7枠12番 マスタープラン (セ6)

騎手: 本田重 / 予想脚質: 差し / 調教評価: B+

前走はプリモパイソンに僅差の2着。別定55kgは有利に働き、混戦になれば浮上の余地あり。

8枠14番 デュアリスト (牡7)

騎手: 安藤洋 / 予想脚質: 先行 / 調教評価: B+

兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII)勝ち馬。揉まれ弱い面があるため大外枠は絶好。スムーズに運べれば押し切る可能性も。

調教データ・深層分析

船橋外回りコースにおける時計の価値:

船橋競馬場の調教コース(外回り)は砂厚が深くパワーを要するため、軽い時計は稀。
コパノパサディナの「4F 46.9秒」は異常値であり、心肺機能と脚力がピークに達していることを示唆。

坂路調教組の評価:

プライルード、プリモパイソン、デュアリストの3頭は牧場坂路で調整。
ラスト1ハロンで11秒台〜12秒前半の鋭い伸びを見せ、外厩での調整が順調に進んだことを裏付け。

  • プライルード:12/6 37.7-24.2-11.8(強め)
  • プリモパイソン:12/6 37.8-24.3-12.1(強め)
  • デュアリスト:12/6 37.8-24.3-12.2(強め)

プライルードのラスト1F 11.8秒は瞬発力の高さを示し、1000m戦に必要な爆発力を保持。

上がり重点の調整意図:

カジノフォンテンやザイデルバストに見られる「馬なり」での調整は、馬自身が走る気になっており、体調の良さをキープすることに主眼。
カジノフォンテンの「動きキビキビ」という短評は、9歳という年齢を感じさせない活気の表れ。

血統と展開から導く最終結論

🧬血統的背景:スピードの源泉

  • コパノリッキー産駒: コパノパサディナ、アームズレイン。父譲りのスピードとパワーで船橋の深い砂を苦にしない。
  • サウスヴィグラスの血: ビリーヴインミー、プリモパイソンなど。地方競馬の短距離に不可欠な「テンの速さ」を保証。
  • 米国血統の底力: カジノフォンテン、ザイデルバスト。絶対的なスピード能力と勝負根性が1000m戦で活きる。

🏁展開シミュレーション:激流を制するのは誰か

  • スタート直後、大外からプリモパイソンがハナを主張し、内からザイデルバスト、中からエンテレケイアが追うハイペースが予想される。
  • スパイラルカーブ出口で先行勢が外に振られた瞬間に内ラチ沿いのスペースを突ける馬、あるいは外から被せてねじ伏せるだけのスピードを持った馬が勝機を掴む。

最終結論

新興勢力の勢いと実績馬の底力がぶつかり合う好レース。

調教時計で他を圧倒するコパノパサディナ、連覇を狙うエンテレケイア、伝説の幕引きを図るカジノフォンテンが中心。
船橋巧者や復活組がどう絡むかに注目。

船橋記念2025 出走馬全頭比較表

枠番馬名性齢斤量騎手予想脚質調教評価注目ポイント
1アームズレイン牡557桑村真先行A左回り巧者。移籍2戦目で一変期待。
2ザイデルバスト牡457本橋孝逃げ/先B+船橋1000mの鬼。内枠利して粘る。
3ビリーヴインミー牝753山中悠差しB斤量魅力も相手強化で苦戦か。
3リノデスティーノ牡455佐野遥先行C重賞ではパンチ力不足。
4レベルフォー牡957町田直追込C9歳馬の善戦に期待も敷居高い。
5コパノパサディナ牡557笹川翼先行/差S調教時計が破格。JBC8着の実力。
5メンコイボクチャン牡557庄司大先行B休み明け割引も地力は高い。
6プライルード牡657御神本先行B+重賞3勝馬。コース適性高い。
6カールスバート牡757岡村健差しC相手強く苦戦必至。
7カジノフォンテン牡957張田昂先行Aラストラン。状態良く一発ある。
7エンテレケイア牡757吉原寛先行B+昨年覇者。安定感抜群。
8マスタープランセ655本田重差しB+55kg有利。終いの脚確実。
8プリモパイソン牡755矢野貴逃げB+復帰後3連勝。外枠からハナ狙う。
8デュアリスト牡757安藤洋先行B+外枠歓迎。揉まれなければ強い。

※情報は2025年12月10日時点。

馬券の購入は自己責任でお願いします。

ヤナシ社長(旧:生成系競馬予想)

ヤナシ社長(旧:生成系競馬予想)

競馬予想家 (経験20年)

データ関連企業の社長であり、学生時代にはアルゴリズムコンテストで世界3位に入賞したAI技術者。20年以上にわたり統計解析を競馬予想に応用してきた競馬予測家でもあります。生成系AIを駆使した客観的で革新的な競馬予想を提供し、「生成AI競走馬評価」などのコンテンツを通じて、競馬をより深く楽しめるようサポートしています。

専門分野: AIを使った競馬予想。生成AIを使ったコンテンツ作成
実績・資格:

主な活動実績 AI競馬マスターズ2023: 3位入賞 俺プロ: 馬将認定 参考成績(中央): https://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=562 参考成績(地方): https://yoso.netkeiba.com/nar/?pid=yosoka_profile&id=562

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