掲示板で社台スタリオンステーション(社台SS)に繋養されている種牡馬たちの「受胎失敗率(不受胎率)」をまとめたリストが公開され、大きな話題となっています。このリストは、各馬の種付け数に対する不受胎件数をもとに算出されており、種牡馬としての能力の一端を示すデータとしてユーザー間で活発な議論が交わされています。
特に、初年度産駒が注目されるドウデュースや、驚異的な成績で引退したイクイノックスといった人気種牡馬の数値は関心を集めています。今回は、このリストの内容と、ユーザーが議論する不受胎率の平均、そして各馬への評価について詳しく解説します。
目次
話題の社台SS種牡馬「受胎失敗率(不受胎率)」一覧
掲示板に投稿された、社台SSに繋養されている主要種牡馬の受胎失敗率(不受胎率)のデータは以下の通りです。(※(種付け総数-不受胎件数)を基に算出された割合と推測されます)
社台SS種牡馬 受胎失敗率リスト
| 種牡馬名 | 受胎失敗率 | 備考(種付け数-失敗件数) |
|---|---|---|
| アドマイヤマーズ (Admire Mars) | 29.0% | (162-47) |
| ドウデュース (Do Deuce) | 26.7% | (202-54) |
| エフフォーリア (Efforia) | 17.5% | (183-32) |
| キタサンブラック (Kitasan Black) | 15.1% | (198-30) |
| シスキン (Siskin) | 14.9% | (188-28) |
| エピファネイア (Epiphaneia) | 14.6% | (198-29) |
| コントレイル (Contrail) | 14.1% | (185-26) |
| キズナ (Kizuna) | 13.0% | (185-24) |
| イクイノックス (Equinox) | 8.7% | (206-18) |
| ナダル (Nadal) | 8.3% | (206-17) |
| オルフェーヴル (Orfevre) | 7.0% | (57-4) |
| ゴールドシップ (Gold Ship) | 5.7% | (122-7) |
このデータから、受胎失敗率が高い種牡馬と、極めて優秀な数値を残している種牡馬がいることが明確に分かります。
ドウデュースの数値(26.7%)に対する掲示板の反応
リストの中でも特に注目を集めたのが、G1馬ドウデュースの26.7%という数値です。ユーザーからは「やはり低かったのか」という反応が見られ、アドマイヤマーズ(29.0%)に匹敵する高さに驚きの声が上がりました。
受胎率が低いと、計画的な生産が難しくなるため、今後の種付け数に影響が出るのではないかとの懸念も示されています。
一方で、ドウデュースについては「最初体調が悪かったらしいから、その後巻き返してこの数字に収まるなら別に悪くないのではないか」という擁護意見も出ています。種付けシーズン初期に体調不良により競馬場での「お披露目会」が中止になったという情報も、この体調不良説の根拠の一つとして挙げられていました。しかし、体調不良が原因であるという公式な発表は確認できないとの指摘もあり、情報が錯綜しています。
傑出した数値を記録したイクイノックスとナダル
リストの中で最も優秀な数値を示したのは、ナダル(8.3%)とイクイノックス(8.7%)でした。受胎失敗率が10%を切るという結果に対し、掲示板では「ナダルは受胎率が高いんだな」、「イクイ優秀」「種牡馬としても最高か」 といった絶賛の声が相次ぎました。
特にイクイノックスは現役時代の実績と相まって、種牡馬としても非常に期待できる数字であると評価されています。種牡馬の受胎率については、一般的に80%以上の成功率(失敗率20%以下)があれば問題ないとされるため、この2頭の90%を超える成功率は傑出していると言えます。
ベテラン勢オルフェーヴル、ゴールドシップの極めて低い不受胎率
リストが公開された後、追加情報としてオルフェーヴル(7.0%)とゴールドシップ(5.7%)のデータも共有されました。
これらのベテラン種牡馬が極めて低い受胎失敗率を記録していることに対し、ユーザーからは「オルフェも滅茶苦茶いいじゃん」、「ゴルシさんさすがやね…」といった好意的なコメントが多く寄せられています。特にゴールドシップについては、年齢を考慮して不受胎率が低くなるよう調整された、いわゆる「駆け込み寺需要」があったのではないかという推測もありました。
受胎失敗率が生産に与える影響とFAQ
受胎失敗率(不受胎率)の高さは、生産者にとって具体的なデメリットを伴います。
- 種付け料の支払いタイミング: 種付け料は通常、「受胎確認後」に支払われるため、不受胎自体が直接的な金銭的損失につながるわけではありません。
- スケジュールと牝馬の負担: 問題は繁殖シーズン内の「スケジュール」です。不受胎だった場合、他の種牡馬を再度検討することになりますが、人気種牡馬は満口になっている可能性があり、再種付けに間に合わなかったり、牝馬に負担がかかったりする懸念があります。
- 産駒の誕生時期の遅延: 繁殖シーズン後半に再種付けを行うと、産まれる時期が遅くなります。特にクラシック競走を目指す馬において、5月生まれといった遅生まれは不利になるとされており、受胎率の高さは重要視される要因の一つです。
よくある質問(FAQ)
- Q. 種牡馬の受胎失敗率の平均はどれくらいですか?
掲示板での意見によると、受胎成功率80%程度(受胎失敗率20%程度)が一つの目安とされています。成功率が70%台だとやや低いと見なされるようです。
- Q. 受胎失敗率が高いと種牡馬の評価に影響しますか?
受胎率が低いと、安定して良質な産駒を確保できるかという「計算しやすさ」に影響が出ます。特に高い種付け料を設定している種牡馬にとっては、生産者がリスクを嫌って種付け頭数を減らす要因になり得る可能性があります。
参考URL
本記事は以下の掲示板投稿内容を元に構成しています。
- スレッドタイトル:社台SSの受胎失敗率はこんなもんらしい
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