年末の大一番、第70回有馬記念(GⅠ)を前にして、栗東の安田翔伍調教師が共同記者会見の場で、木村哲也調教師(美浦)の陣営(と目される)による特別登録のあり方について異例の公然批判を行ったことが波紋を呼んでいます。ルール上は問題がない行為とされながらも、競馬の盛り上がりに水を差したとして、安田師が断言した内容と、それに対するネットユーザーの反応をまとめます。
安田翔伍師は、自身の管理馬であるダノンデサイルの出走を前にした記者会見で、質問を受けていない状況でこの問題に言及したとされています。その発言は、特定の陣営を名指しはしなかったものの、有馬記念の特別登録に関する記事を受けてのものでした。
「特別登録が終わった段階でなんか出走意思のない馬の登録があったっていう記事もありましたけど、その意図もわかんないですしルール上問題もないんですけど、結果的に盛り上がりに水を差す形になったのは非常に残念であります」
安田師の発言は、出走意思がないにも関わらず特別登録を行った行為は「ルール上問題はない」と認めつつも、結果としてファンや関係者が期待するレースの「盛り上がりに水を差す」ことになった点に言及し、その姿勢を厳しく批判する内容でした。動画を確認したユーザーからは、「本当に言っていてワロタ」「はっきり断言してていいね!」といった反応が見られました。
この騒動は、特定の馬が有馬記念への出走意思がないにもかかわらず特別登録を行い、その結果、出走を強く望んでいた陣営が繰り上がりを待つことになった経緯にあります。ネット上では、この行為について「トップ調教師のすることじゃねーからな」「キムテツは外様だもんね 競馬村の人間の安田からしたら批判しやすい」といった意見が交わされました。
特に、安田師がダノンデサイル陣営側であることから、「そらまあ始まる前からケチが付くような事されるのは有力馬側には不服だわな」といった同情的な見方や、「デサイル買うわ」といった馬券への影響を指摘する声も見られます。
安田師の公然たる批判に対し、スレッド内では様々な意見が寄せられました。
今回の件でマスコミが追及しなかったことに対し、「競馬マスコミは安田の発言利用しなきゃ叩けないなら存在価値なしやね」「マスコミ名乗るなら取材しろよな」など、ジャーナリズムの欠如を指摘する声が多数上がっています。
今回の騒動に関するスレッドおよび、発言内容が確認できるとされる共同記者会見の動画URLは以下の通りです。