2025年12月14日に中山競馬場で開催される師走ステークス(L)の予想ポイントを解説します。ハンデ戦で混戦が予想される中、トップハンデの実績馬ブライアンセンスや、海外経験も豊富なテーオーパスワードなどの有力馬を、直近のデータや血統傾向から徹底分析。タフな中山ダート1800mを制する馬を見抜きます。
この記事の要点
- 師走ステークスは中山ダート1800mで行われるタフなハンデ戦。
- 実績最上位のブライアンセンスはトップハンデ58.5kgでも中心的存在。
- 海外経験を持つテーオーパスワードは、調教の動きが絶好で巻き返しに期待。
- ヴァルツァーシャルは前走で復調気配を見せ、展開が向けば末脚が脅威となる。
- 血統面では、ホッコータルマエ産駒などパワー型のゴールドアリュール系が有利な傾向。
目次
レース概要とコース特徴
開催日2025年12月14日(日) 14:40発走コース中山 ダート1800m(右回り)条件3歳以上オープン(国際)(特指)ハンデ馬場想定良
中山ダート1800mは、スタート直後とゴール前の2度にわたり急坂を越えるタフなコース設定です。そのため、スタミナとパワーはもちろん、器用さも要求される舞台となります。
有力馬・注目馬の解説
実績最右翼のトップハンデ|ブライアンセンス
父:ホッコータルマエ / 母父:ブライアンズタイム
ハンデ58.5kgを背負いますが、このメンバーでは実績上位の存在です。前走のみやこS(G3)では6着と敗れましたが、立て直しを図っての一戦。陣営からは「重賞を勝った舞台で好勝負になる」と強気なコメントも出ており、今回の師走S予想では中心視すべき一頭でしょう。
立て直しを図る素質馬|テーオーパスワード
父:コパノリッキー / 母父:キングカメハメハ
昨年のケンタッキーダービー出走経験を持つ4歳馬。前走のシリウスS(7着)では不完全燃焼に終わりましたが、陣営は「中山で勝ち鞍もある。どこからでも動ける」とコメント。坂路調教でも絶好の動きを見せており、スムーズなレース運びができれば巻き返しは必至です。
復調気配の差し馬|ヴァルツァーシャル
父:マクフィ / 母父:エンパイアメーカー
前走の武蔵野S(G3)で上がり最速の脚を使い6着と、復調ムードが漂います。高木登調教師もその内容を評価しており、展開が向けば一発の魅力は十分。最終追い切りでも美浦坂路で好時計をマークしており、状態の良さがうかがえます。
安定感抜群の先行力|アクションプラン
父:リオンディーズ / 母父:スペシャルウィーク
前走の福島民友Cで3着に好走し、休み明けを叩かれて状態は上向きです。池上和師は「実績ある中山だし、スムーズな競馬ができれば」と期待を寄せています。持ち前の先行力が生きる中山コースで、57.5kgのハンデを克服できるかが鍵となりそうです。
穴馬・特注馬の考察
ポッドロゴ(父:ロゴタイプ)
前走の福島民友Cを勝利。不利を跳ね返した勝負根性は評価でき、陣営も「上積みもある」と強気です。
メイショウフンジン(父:ホッコータルマエ)
ハンデ58.5kgが課題ですが、「ハナさえ行ければ渋太い」と陣営。単騎逃げの展開になれば警戒が必要です。
コンクシェル(父:キズナ)
今回が初ダートとなる牝馬。未知数な部分が大きいですが、血統的な魅力もあり、変わり身に注意したい一頭です。
血統・調教からの狙い目
血統トレンド
パワーが要求される中山ダート1800mでは、スタミナ豊富な血統が有利です。特に以下の系統は注目に値します。
- ホッコータルマエ産駒:ブライアンセンス、メイショウフンジン
- コパノリッキー産駒:テーオーパスワード
これらの「ゴールドアリュール系」はコース適性が高く、予想においてプラス評価となります。
調教推奨馬
直前の追い切りから、特に状態が良いと判断される馬をピックアップしました。
- テーオーパスワード(栗東坂路):馬なりで絶好の動きを見せ、万全の仕上がり。
- ヴァルツァーシャル(美浦坂路):強めに追われ、重心の低い走りで好時計をマーク。
- ダンテバローズ(栗東坂路):力強い登坂で好調を維持。気配は良好です。
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本記事の分析を踏まえた師走ステークス2025の最終的な「予想印」や「買い目」は、専門サイトでご確認いただけます。プロの予想家の見解も参考に、的中に繋げてください。師走S 2025 予想の結論を見る(外部サイトへ)