2025年12月20日に中山競馬場で行われた10R 香取特別(3歳以上2勝クラス、ダート1800m)は、1番人気のプレシャスデイが勝利を収めました。しかし、このレースの注目は、ゴール前で激しい追い上げを見せた10番人気のムジェロ(馬番5)の激走でしょう。人気と実力が絡み合ったこのレースの展開と、主要な出走馬のパフォーマンスを詳細に振り返ります。
中山10R 香取特別は、単勝3.2倍の支持を集めたプレシャスデイが1着となり、ファンの期待に応える形となりました。しかし、2着には大穴のムジェロが入り、馬券的には波乱の要素が強い決着となりました。
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 想定オッズ | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 2 | プレシャスデイ | 荻野極 | 3.2倍 | 1番人気 |
| 2着 | 5 | ムジェロ | マーカンド | 21.6倍 | 10番人気 |
| 3着 | 接戦 | (不明) | (不明) | (不明) | (不明) |
レースは、12番インジケーターが先頭を奪い、14番ハッピーダンチャンが2番手につける形で始まりました。実況によると、1番人気のプレシャスデイ(馬番2)は序盤3番手という好位を追走し、有力馬が前目につける展開となりました。
中盤では、インジケーターがリードを保ち、中断には予想で「◯」を打たれた6番タイセイアディクトが内目に控える形となりました。
直線に入ると、先頭のインジケーターを、ムジェロ(馬番5)が猛追し2番手に浮上。さらに外からプレシャスデイが勢いよく3番手に上がり、前を捉えにかかります。最終的に、プレシャスデイが力強く伸びて先頭でゴールイン。そして、10番人気ながら粘り強さを見せたムジェロが2番手の体制でゴールし、3着は接戦となりました。
プレシャスデイは、単勝3.2倍の圧倒的な支持を受け、期待通りの勝利を収めました。実況からも、序盤の好位追走から直線でしっかりと伸びる横綱相撲に近い内容がうかがえます。能力の高さを示し、クラス卒業に向けて大きな一歩となりました。
単勝21.6倍の10番人気ムジェロの2着激走は、このレース最大の波乱要素となりました。ムジェロはレース中盤ではプレシャスデイの後ろの集団にいましたが、直線でインジケーターを交わして2番手に上がり、最後まで粘り込みました。今回のレース結果は、馬の潜在能力や適性が高いオッズに反映されていなかった可能性を示唆しています。
今回のレースでは、複数の予想家がプレシャスデイを本命(◎)としていました。特に、10番人気のムジェロにも印(△)が打たれていた予想もあり、穴馬の台頭を予測していた予想家の見解が的中した形です。
| 馬番 | 馬名 | 想定オッズ | 予想印 | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 2 | プレシャスデイ | 3.2倍 | ◎ | 1番人気 |
| 6 | タイセイアディクト | 7.6倍 | ◯ | 3番人気 |
| 4 | インペリアルライン | 9.5倍 | △ | 5番人気 |
| 5 | ムジェロ | 21.6倍 | △ | 10番人気 |
中山10R 香取特別は、1番人気プレシャスデイの勝利で幕を閉じましたが、10番人気ムジェロの激走により、予想外の配当が生まれたレースとなりました。勝利したプレシャスデイは今後の昇級戦でも注目されるでしょう。また、惜しくも2着となったムジェロも、今回見せた粘り強い走りを再現できれば、次走以降も穴馬として警戒すべき一頭となります。