ロマンチックウォリアーがサウジC・ドバイ回避で香港三冠に専念：フォーエバーヤングとの再戦と陣営の判断の背景

香港最強馬の一角であるロマンチックウォリアーが、次期遠征として有力視されていたサウジカップ（サウジC）やドバイ国際競走への出走を見送り、香港三冠に専念する方針を固めたとの情報が競馬ファンの間で話題を呼んでいます。特に、前走の香港カップで接戦を演じた日本のダート王、フォーエバーヤングとの再戦を期待していたファンからは、この決断を巡って様々な憶測が飛び交っています。

香港三冠専念の報道と陣営の判断

ロマンチックウォリアー陣営は、香港国内の主要レースである香港三冠に専念する意向を固めたと報じられています。この決断の背景には、様々な要因が考えられています。

• 年齢と過去の怪我への配慮: ロマンチックウォリアーは来年で明け8歳を迎える高齢馬であり、過去には脚にボルトを入れる手術歴があります。ファンからは、過酷な海外遠征やダート戦での無理を避け、馬体をいたわりたいという陣営の考えを支持する声が上がっています。
• 「三冠」の称号: 香港競馬の歴史に名を刻む「三冠馬」の称号を獲得したいという目標が、高額賞金の海外レースよりも優先された可能性も指摘されています。
• コンディションへの不安: 前走の香港カップでは勝利したものの、昨年の圧倒的なパフォーマンスと比べると、今年の勝利は最後までしっかり追う必要があり、怪我の影響や単なる衰えを心配する声もあります。陣営が、究極の仕上げで挑んでもなお、更なる強敵との対決にリスクを感じた可能性も示唆されています。

最大の注目カード、フォーエバーヤングとの再戦は？

サウジカップは世界最高賞金を誇るレースであり、日本のフォーエバーヤングが出走を予定していることから、ロマンチックウォリアーの参戦が実現すれば、香港カップの再戦として大きな注目を集めるはずでした。

ファンからは、この回避に対して「逃げた」といった厳しい意見も出ています。特に、4歳となりさらに強くなったとされるフォーエバーヤングとの再戦を避けたのではないか、という見方が根強くあります。ロマンチックウォリアーがサウジカップを回避することで、フォーエバーヤング陣営はサウジCに向けて過度な仕上げを必要とせず、その後のドバイ遠征に影響が出にくくなった可能性も議論されています。

一方で、サウジカップには、ナイソス、ブッケムダンノ、ノータブルスピーチ、ディスコタイム、そして日本のミッキーファイトといった有力馬が出走を予定しており、日本馬同士の対決が目玉になる見込みです。

引退後の動向とファンの希望

ロマンチックウォリアーは明け8歳という年齢から、来年いっぱいで引退するのではないかという推測がされています。引退後の進路についてもファンは熱心に議論しており、香港では引退馬を管理する施設が少ないことから、日本での余生を望む声も上がっています。しかし、現時点では引退後はオーストラリアへ向かうのではないかという情報も流れています。