リオンディーズ産駒が示す王道路線GIの新たな地図:ディープ系を凌駕するシーザリオの偉業
近年、競馬界の勢力図が大きく塗り替えられつつあります。特にキングカメハメハ系、そして稀代の繁殖牝馬シーザリオの血を引く種牡馬たちの活躍が目覚ましく、中でもリオンディーズ産駒の王道路線での躍進が大きな話題を呼んでいます。ネット上のスレッドでは、このリオンディーズ産駒の成功が、ディープインパクト系との世代交代を印象づけるものとして熱い議論が交わされています。
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「史上最高の繁殖牝馬」シーザリオが生んだ偉大な種牡馬たち
リオンディーズの活躍の背景には、母であるシーザリオの圧倒的な繁殖能力があります。ネット上では「シーザリオとかいう史上最高の繁殖牝馬」、「シーザリオが化け物すぎる」と称賛の声が多数上がっています。
シーザリオは、エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアの3頭のG1馬を輩出しており、しかもその全てが種牡馬としてG1馬を送り出すという前例のない偉業を達成しています。
- エピファネイア: シンボリクリスエス産駒で、リオンディーズの兄にあたる種牡馬。
- リオンディーズ: キングカメハメハ産駒。現役時代は気性難の一面も見せましたが、種牡馬として王道GI戦線で成果を上げています。
- サートゥルナーリア: ロードカナロア産駒で、兄弟の中でもキングカメハメハ系の強さを引き継いでいると評されています。
特に、牝馬限定を除く3歳以上芝2000m以上の王道路線GIにおける勝ち鞍は、「シーザリオ系」全体で9勝を数え、そのうちリオンディーズ産駒は3勝を占めています。
リオンディーズ産駒の快進撃と「キンカメ王国」の勢力拡大
リオンディーズ産駒が王道GIで結果を出していることは、「キングカメハメハ(キンカメ)王国」の勢力拡大を象徴しています。リオンディーズは、ロードカナロア、ルーラーシップ、ドゥラメンテ、サートゥルナーリアに続き、キングカメハメハ系の5頭目のG1馬輩出種牡馬となりました。
さらに、キンカメ系は2025年の国内GI(フェブラリーS、高松宮記念、大阪杯、ドバイターフ、皐月賞、菊花賞、天皇賞・春、天皇賞・秋、朝日杯FS、有馬記念など)で計10勝を挙げており、国内GI全24レースのうち、約4割(9勝)をキンカメ系が占めるという圧倒的な強さを見せています。
これにより、これまで「ミスプロ系は有馬記念を勝てない」と言われていた定説も覆されたと話題になっています。
ディープインパクト系への厳しい視線とダートシフトの現実
リオンディーズ産駒の活躍は、競馬界の盟主であったディープインパクト(ディープ)系との対比で語られることが多くなっています。特に王道路線GIの芝2000m以上におけるディープ孫の勝ち鞍は、わずか1勝という指摘があり、キンカメ系との差が顕著になっています。
ネット上では、「ディープ系は鈍足だからダートしか勝てない」、「ディープ系は馬も基地もダートにシフト完了済み」といった厳しい意見が飛び交っています。馬産地関係者の間でのディープ信仰についても、見直すべきではないかという声が上がっています。
ネット上の反応と今後の注目点
今回のリオンディーズの成功に対し、競馬ファンからは様々な意見が寄せられています。
- リオンディーズ自身は現役時代、気性の問題やクラシック前の出走計画で角居元調教師と牧場側で亀裂が生じた経緯がありましたが、種牡馬として大成功を収めたことに驚きの声が上がっています。
- また、兄弟の中でも最もイケメン(世界一カッコいい馬体)と評されていたことも改めて注目されています。
- リオンディーズは病気の影響で種付け数が増やせないことが惜しまれるものの、シンジケートではないためノーザンファームがつける繁殖の質によって今後の勢力が決まると予測されています。
- シーザリオの他の産駒、特にモーザリオ(Mo Cesario)からもG1馬が出るのでは、という期待も寄せられています。
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本記事は、以下のスレッドを参考に構成しています。