年末の2歳G1、ホープフルステークス(ホープフルS)の売得金が発表され、その数字が競馬ファンの間で大きな話題を呼んでいます。売得金は106億5502万4100円となり、前年比で57.4%という結果でした。今回は、この売り上げ激減の背景にある「有馬記念との同週開催」に対する競馬ファンの生の声と、今後の日程についての議論をまとめます。
2025年のホープフルSの売得金は106億5502万4100円でした。この数字は、前年の売得金から大幅に減少した結果です(前年比57.4%)。
この前年との比較には、開催日程の違いが大きく影響しています。昨年は有馬記念(12月22日)が終了した後、12月28日(土曜日)にホープフルSが単独開催されていました。一方、今回は土曜日にホープフルS、日曜日に有馬記念が組まれた同週開催でした。
G1昇格後、今回と同じ日程(土曜ホープフルS、日曜有馬記念)だった2020年の売得金は80億3759万8800円にとどまっていましたが、今回はそれを上回る100億円超えを達成しています。そのため、ファンからは「100億円を超えただけでも健闘した」「土曜開催のG1ならこんなもの」という声も見られました。
参考ニュース:Yahoo!ニュース記事(ホープフルS売得金に関する報道)
売上激減の最大の要因として、多くのファンが「有馬記念」の存在を挙げています。競馬ファンの一週間の軍資金が限られているため、「有馬記念に軍資金を残す」意識が働き、ホープフルSに思いっきり賭けられないという意見が多数見られました。
一方で、「やっぱ最後はホープフルで良かった」「有馬の後にもう一勝負できるのが嬉しい」と、日程を支持する意見も少数ながら存在しました。
今回の売上結果とレース内容を受け、ホープフルSの今後の位置づけや開催日程について、様々な提案や議論が交わされています。
レースの質に関して、「このレースはG1レースの器ではない」「G2に戻せ」といった厳しい意見も散見されました。
また、JRAが同日に複数のG1レースを行わないのは、売り上げが分散し落ちることを避けるためだという指摘があり、今回の結果がその懸念を裏付けているとの見方もあります。
JRAの開催は12月28日までと定められています。これは、JRAが一応は官公庁の一部であり、官公庁の年末年始の休み(12月29日〜1月3日)に倣っているためです。
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