2025年12月21日開催のディセンバーS(中山・芝1800m)の予想ポイントを解説します。実績馬から上がり馬まで揃った一戦を、コースの特徴、有力馬の直近調教、厩舎コメント、血統傾向から徹底分析。安定感のコントラポストか、中山巧者のグランディアか、注目馬の仕上がりをチェックします。
この記事の要点
- 冬の中山芝1800mは、器用な立ち回りとパワー、持続力のある血統が有利。
- コントラポストは心身ともに充実し、父ルーラーシップ産駒でコース適性が高い。
- グランディアは休み明けでも好調教を消化し、冬の中山を得意とする血統背景を持つ。
- シルトホルンは調教で一番時計をマークするなど復調気配が顕著で、コース巧者を出す血統。
- 予想の鍵は「冬の中山適性」と「直近の仕上がり」。
目次
コース解説:中山芝1800mの特徴
中山芝1800mは、スタンド前の急坂手前からスタートし、コースを1周するレイアウトです。コーナーが4回あるため、器用な立ち回り(機動力)と、最後の急坂をこなすパワーが求められます。特に冬場の中山はタフな馬場になりやすく、スタミナや持続力に優れた血統が浮上しやすいのが特徴です。
有力馬分析と直近情報
コントラポスト (牡5・美浦・菊沢)
父:ルーラーシップ / 母父:フジキセキ
AI予測勝率22.6%
でトップ評価となったのがコントラポストです。
直近の厩舎コメントでは「体に幅が出てきた」「臨機応変に立ち回れるのでこの舞台も大丈夫」と、心身の充実ぶりが伝えられています。12月17日の美浦坂路での追い切りでは、53.6-39.4-25.7-12.6を馬なりでマークし、好気配を漂わせています。父ルーラーシップ(キングカメハメハ系)は中山コースとの相性が良く、長くいい脚を使える点がこの舞台にマッチします。
グランディア (セン6・栗東・中内田)
父:ハービンジャー / 母父:サンデーサイレンス
AI予測勝率14.1%
で対抗格。
「冬場の中山向き」との陣営コメント通り、今の時期のタフな馬場は得意とするタイプです。6ヶ月の休養明けですが、12月17日の栗東CW調教では85.5-68.5-52.9-37.2-11.0とラスト1Fで鋭い伸びを見せました。父ハービンジャーは洋芝や冬の芝に強く、この条件での好走が期待されます。
シルトホルン (牡5・美浦・新開)
父:スクリーンヒーロー / 母父:Langfuhr
AI予測勝率11.2%
「減っていた体が戻って、グンと良くなっている」と復調気配が顕著です。12月17日の美浦Wコースでは、80.1-64.8-51.1-36.6-11.5という一番時計を馬なりでマークし、動きの良さが目立ちました。父スクリーンヒーロー(ロベルト系)は中山巧者を多く出す血統であり、コース適性は非常に高いと言えます。
ドラゴンブースト (牡3・栗東・藤野)
父:スクリーンヒーロー / 母父:エンパイアメーカー
3歳馬の挑戦となります。「数字は増えているけど、太め感のない仕上がり」と成長が伺えます。父はシルトホルンと同じスクリーンヒーロー。母父エンパイアメーカーという血統構成からは、パワーと持続力が武器になるでしょう。
予想のポイントまとめ
今年のディセンバーSは、「冬の中山適性」と「直近の仕上がり」が鍵を握ります。
- コース適性: ルーラーシップ産駒のコントラポストや、ロベルト系の血を持つシルトホルン、ドラゴンブーストなど、パワー型の血統に注目です。
- 調教: 休み明けでも鋭い動きを見せたグランディアや、自己ベスト級の時計を出したシルトホルンは、いきなり動ける態勢にあると考えられます。
上位人気が予想されるコントラポストの安定感を取るか、調教抜群のシルトホルンやグランディアの一発を狙うか、非常に楽しみな一戦です。
最終的な予想の結論
最終的な買い目を含む予想の結論は、以下のリンクからご覧いただけます。最終的な予想の結論を見る