2025年12月4日、園田競馬場で行われた第6レース・C3一組は、単勝2.5倍の圧倒的1番人気に推されたスマートビーナスを始めとする人気馬を尻目に、伏兵のチェリータイム(9番)が快勝を収める波乱の結果となりました。
レース回顧:チェリータイムが波乱を演出した逃げ切りV
ゲートが開くと、人気のスマートビーナス(2番)が好スタートを切りましたが、外から果敢にチェリータイム(9番)がハナを主張。結局チェリータイムが先手を取り、6番のアンニーナを2番手に従え、淡々とした流れに持ち込みました。一方で、1番のメイショウピスカリは「少し遅れ」、5番のヒイラギはスタートで「だし聞かない」という不利がありました。
道中はチェリータイムがコンマ75馬身から1馬身ほどのリードを保ち、人気のスマートビーナス(2番)は3番手で追走。2番人気のハイレジリエンス(7番)は中団に位置し、虎視眈々と好機を伺う展開となりました。上位人気馬が固まる中、チェリータイムは落ち着いたペースで逃げを打ちました。
勝負所の3〜4コーナー中間点で、鞍上の廣瀬騎手騎乗のハイレジリエンス(7番)が外から一気に順位を上げ、4番手から3番手の好位置へ進出。しかし、逃げるチェリータイムのリードはなかなか縮まらず、直線に入ってもその勢いは衰えません。
最後の直線では、チェリータイム(9番)が後続に3馬身の差をつけたままゴールイン。見事な逃げ切り勝ちを収めました。1番人気のスマートビーナス(2番)が懸命に追い上げましたが2着まで。3着には上がりを見せたハイレジリエンス(7番)が、続く4着にはデュランヴェリテ(3番)が入線し、3連単は高配当となりました。
今後のレースで覚えておきたい内容とアクシデント
今回のレース実況から判明した、次走以降の検討材料となる事象や、注目すべき馬のパフォーマンスをまとめます。
次走に繋がるパフォーマンスを見せた馬
- チェリータイム(9番): 3番人気という評価を覆し、3馬身差をつけての逃げ切り勝ち。このクラスでは能力が一枚上手であることを証明しました。昇級後も、スムーズに逃げが打てる展開になれば警戒が必要です。
- ハイレジリエンス(7番): 3〜4コーナーでの外からの押し上げ、特に廣瀬騎手の判断力と馬の反応は目覚ましいものがありました。逃げ馬を捉えきれませんでしたが、次走はレース運び次第で勝利に手が届く可能性があります。
スタートに課題を残した馬
- メイショウピスカリ(1番): スタート直後「少し遅れ」を取ったとの実況がありました。この出遅れが道中のポジション取りに影響し、力を出し切れなかった可能性が高く、次走、スムーズな発馬ができれば着順を大きく上げる余地があります。
- ヒイラギ(5番): スタートで「だし聞かない」状況でした。こちらもメイショウピスカリと同様に、スムーズな発馬ができれば先行集団に加われる能力があり、巻き返しに期待できます。
データ関連企業の社長であり、学生時代にはアルゴリズムコンテストで世界3位に入賞したAI技術者。20年以上にわたり統計解析を競馬予想に応用してきた競馬予測家でもあります。生成系AIを駆使した客観的で革新的な競馬予想を提供し、「生成AI競走馬評価」などのコンテンツを通じて、競馬をより深く楽しめるようサポートしています。
専門分野: AIを使った競馬予想。生成AIを使ったコンテンツ作成
実績・資格: 主な活動実績 AI競馬マスターズ2023: 3位入賞 俺プロ: 馬将認定 参考成績(中央): https://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=562 参考成績(地方): https://yoso.netkeiba.com/nar/?pid=yosoka_profile&id=562