2025年12月26日

2025年12月27日に開催される阪神・中山の新馬戦を徹底分析。三冠馬コントレイル産駒のダノンミッドナイトや、良血アーデルブリックスなど、将来のスター候補が多数デビューします。各レースの注目馬の血統背景や調教内容から、予想のポイントを詳しく解説します。
この記事の要点
- 2025年12月27日(土)は阪神と中山で合計4つの新馬戦が開催。
- 阪神5Rでは、三冠馬コントレイル産駒の良血馬「ダノンミッドナイト」がC.デムーロ騎手でデビュー。
- 中山5Rは、母系に名牝ビワハイジを持つ「アーデルブリックス」に注目。
- ダート戦線では、米国血統の「アメリカンコール」やダート適性の高い「ジェラートキティ」などがスタンバイ。
目次
2025年の中央競馬もいよいよ大詰めを迎えます。12月27日(土)は阪神と中山で計4鞍の新馬戦が組まれており、将来のクラシック候補やダート戦線のスター候補など、素質馬が多数エントリーしています。ここでは各レースの出走馬の中から、血統背景や調教の動きが目立つ有力馬をピックアップし、予想のポイントを解説します。
阪神競馬場 12月27日(土)の新馬戦
阪神5R 2歳新馬(芝2000m・内)
発走時刻: 12:05
中距離の芝新馬戦らしく、良血馬が揃った一戦です。特に注目はコントレイル産駒とエピファネイア産駒の対決でしょう。
10 ダノンミッドナイト
- 血統: 父コントレイル × 母モアナ(母父キンシャサノキセキ)
- 解説: 父は三冠馬コントレイル。母モアナは現役時代に4勝を挙げた活躍馬です。中内田厩舎&C.デムーロ騎手という強力なタッグに加え、調教でもCWコースで古馬1勝クラスのモルビドを相手に先着するなど、水準以上の動きを見せています。厩舎からは「まだ身体的に幼さが残る」とのコメントもありますが、素質の高さで初戦から期待がかかります。
3 ローズラフィネ
- 血統: 父エピファネイア × 母ニーナドレス(母父ハーツクライ)
- 解説: 母ニーナドレスは新馬勝ちの実績があります。友道厩舎の管理馬で鞍上は武豊騎手。調教ではDPコースで軽快な動きを見せており、仕上がりは良好です。
13 レッドレグルス
- 血統: 父コントレイル × 母レッドシェリール(母父ゼンノロブロイ)
- 解説: 兄に3勝クラスのレッドアルマーダがいる血統。杉山晴紀厩舎&団野大成騎手のコンビで挑みます。調教では追うごとに良化しており、実戦での走りに注目です。
阪神6R 2歳新馬(ダ1800m)
発走時刻: 12:35
ダート中距離戦は、パワーとスタミナが問われる舞台。米国産種牡馬の産駒などが顔を揃えました。
5 アメリカンコール
- 血統: 父American Pharoah × 母イヴニングコール(母父Tapit)
- 解説: 父は米三冠馬アメリカンファラオ、母の父はタピットという強力な米国ダート血統です。武幸四郎厩舎&C.デムーロ騎手。坂路での時計はまだ詰められそうですが、乗り込み量は豊富で、新馬戦から力を出せる態勢にあります。
11 グランシャン
- 血統: 父キズナ × 母サトノジェイド(母父Cape Cross)
- 解説: ルメール騎手が騎乗予定。松永幹夫調教師からは「ワンペースな面があるからダートの長めの距離が合いそう」とのコメントが出ており、この条件は適していると考えられます。
10 ウイングリフィス
- 血統: 父カリフォルニアクローム × 母ダイワデッセー(母父スペシャルウィーク)
- 解説: 父は米二冠馬カリフォルニアクローム。入念に乗り込まれており、体力面での不安は少なそうです。
中山競馬場 12月27日(土)の新馬戦
中山5R 2歳新馬(芝1600m・外)
発走時刻: 12:20
マイラー適性が問われる中山のマイル戦。牝馬や外国産馬などバラエティに富んだメンバー構成です。
15 アーデルブリックス
- 血統: 父ブリックスアンドモルタル × 母アーデルハイト(母父アグネスタキオン)
- 解説: 母は名牝ビワハイジの娘で、姉にはマーメイドS(G3)2着のエーデルブルーメがいます。坂路での最終追い切りも馬なりで好時計をマークしており、仕上がりは良好。「軽い芝向き」との評価もあり、中山の芝でどのような走りを見せるか注目です。
14 ビシェノ
- 血統: 父キズナ × 母ミスティックジャーニー(母父Needs Further)
- 解説: 母はオーストラリアのG1・オーストラリアンギニーを制した名牝。安田翔伍厩舎&北村友一騎手。調教では当初の反応の鈍さが解消され、軽快に動けるようになっています。
10 ラルルジェンヌ
- 血統: 父シスキン × 母サンソヴール(母父キングカメハメハ)
- 解説: 父シスキンはアイルランドのG1馬。母は愛知杯勝ち馬サンヴィクトワールの全妹という良血です。和田郎調教師によると「奥手」とのことですが、動きは良く、素質を秘めています。
中山6R 2歳新馬(ダ1200m)
発走時刻: 12:50
スピード自慢が集うダート短距離戦。仕上がりの早さがカギを握りそうです。
11 ジェラートキティ
- 血統: 父ディスクリートキャット × 母トーホウドルチェ(母父サウスヴィグラス)
- 解説: 母は地方交流重賞を含む6勝を挙げたダートの活躍馬。父、母父ともにダート短距離適性の高い血統構成です。調教での反応も良く、スタートが決まれば初戦から勝ち負けが期待できます。
2 アイスメルティング
- 血統: 父サンダースノー × 母ラルティスタ(母父マイネルラヴ)
- 解説: 姉にファンタジーS(G3)勝ち馬カルチャーデイがいるスピード血統。坂路での動きも高水準で、戸崎圭太騎手を背に初陣を飾れるか注目です。
1 アイアンクラッド
- 血統: 父モズアスコット × 母オールウェイズラブ(母父ディープインパクト)
- 解説: 父は芝・ダート双方のG1を制したモズアスコット。調教ではゴーサインにしっかりと反応しており、力強い伸び脚を見せています。最内枠からスムーズな競馬ができればチャンスがありそうです。
予想の結論
プロ予想家の最終結論や、AIによる厳選予想は以下のリンクからご覧いただけます。ぜひ馬券検討にお役立てください。