2024年の競馬シーンは、一つの議論で持ちきりです。それは、「現役最強馬は誰か?」ということ。ジャパンカップ(JC)での激闘を経て、5ch掲示板では「とりあえず現状日本最強馬が『マスカレードボール』に決まったわけだが」というスレッドが立ち上がり、ユーザー間の熱い議論が交わされました。本記事では、このスレッドの内容を深掘りし、マスカレードボールの最強説の背景、そして競合馬たちの評価を見ていきましょう。
ジャパンカップで世界的な強豪であるカランダガンにクビ差の2着と健闘したマスカレードボール(マスボ)。スレッドは彼の「現状最強」を既定路線とする書き込み(ID:31aGgRAE0)から始まりましたが、早速多くの異論が噴出しました。
マスカレードボールが最強馬候補として挙げられる最大の要因は、やはりその東京競馬場でのパフォーマンス。特に秋の天皇賞(秋天)やジャパンカップで見せた、直線での爆発的な末脚が高く評価されています。ユーザーからは、「三歳時のアモアイイクイ超えてるのは間違いない」(ID:ieFzujbV0)といった賛辞も寄せられ、その能力を高く評価する声が見られます。
また、その血統背景も話題の中心です。父は早逝した名種牡馬ドゥラメンテ、母父はディープインパクトという「キンカメ×ディープ」の黄金配合であり、POG専門家を自称するユーザーからも「血統的な裏付けが有り、馬体だけならこの世代No.1」(ID:A2xWIcxM0)と太鼓判を押されていました。
一方で、「最強」の称号には、ライバルたちの存在と、マスカレードボール自身の課題が立ちふさがります。
ダート路線での活躍馬であるエバーヤングは、芝に絶対王者がいない現状、総合的な最強馬として推す声が多く見られました(ID:7xaLty9I0, ID:c+uLZSSH0)。「ダートとかどうでもいいから」(ID:7n+NKl4B0)という意見もありましたが、芝でのG1を落としたマスカレードボールに対し、「エバヤンだわ 展開まで用意してもらったJC落としといて最強とか噴飯ものだわ」(ID:KwFx/ZRa0)と、厳しく評価する意見もありました。
牝馬ながら有馬記念での活躍が期待されるレガレイラを推す声も有力です。「レガレイラに有馬記念で勝たないと現役最強とは言えない」(ID:aDDyNArU0)という意見や、有馬記念の勝利如何で最優秀三歳馬のタイトルにも影響が出ると見られています。
議論の最大の争点は、マスカレードボールのコース適性です。スレッドでは「府中しか勝ってないので養殖感しかないわ 過去の府中に閉じこもったノーザン馬と同じレベル」(ID:RQjv6faA0)と、東京競馬場(府中)の長い直線でしか能力を発揮できない「府中専」ではないかという懸念が多数指摘されました。
これらの背景から、陣営もその右回り適性を疑問視しており、「有馬や宝塚に出たら普通に負けそうだから現状府中最強馬 陣営もそう思ってるから来年も出さないかもしれない」(ID:vFIgRTf30)という見方がユーザー間で共有されています。
マスカレードボールが真の最強馬の称号を得るためには、東京以外のコース、特にタフさが求められる右回りのグランプリレースでの勝利が不可欠とされています。スレッド内では「とりあえず右回り勝ってから判断したい 宝塚とか」(ID:rgVyFLOM0)という意見が、最強馬認定の最低条件として提示されていました。彼の今後のローテーション、特に海外遠征や春のG1戦線(ドバイシーマ、宝塚記念など)の選択は、日本競馬の勢力図を大きく左右することになりそうです。
このスレッドのもう一つの大きな特徴は、「血統と調教から見るPOG当たり馬答え合わせ」と称するユーザー(ID:A2xWIcxM0)の熱量の高い書き込みです。
マスカレードボールを過去の「当たり馬」としつつ、以下の次世代スター候補を挙げ、その血統と調教の動きを力説していました。
これらのコメントから、最強馬を巡る議論はすでに次世代のクラシック候補へと広がりを見せており、POGファンにとっても見逃せない情報が提供されています。
マスカレードボールを巡る議論は、「東京での圧倒的な強さ」と「東京以外のコース適性」という二つの評価軸に集約されています。現状、その能力は疑いの余地がないものの、「府中専用機」のレッテルを剥がし、真の日本最強馬となるためには、右回りのG1タイトル、特に有馬記念や宝塚記念を制覇することが待望されています。
また、ダート王エバーヤングや牝馬のレガレイラ、さらに海外帰りの有力馬たちの動向も、今後の勢力図を占う上で重要です。来年の競馬シーズンも、この熱い「最強馬論争」から目が離せません。
※本記事は5ch掲示板のスレッド内容を元に構成されており、記述された予想や評価はユーザー個人の意見に基づくものです。