【種牡馬考察】リーディングトップ10のAEIが示す序列！キタサン・ドゥラメンテが「別格」2.0超え、大物モーリスの「1.0切り」にファン騒然

競馬コミュニティで、種牡馬リーディング上位のAEI（平均収得賞金指数）が公開され、現在の種牡馬勢力図を巡る熱い議論が巻き起こっています。AEIは、種牡馬の産駒が稼ぎ出した平均賞金が、その種付け料価格帯の平均と比較してどの程度の効率かを示す指標であり、種牡馬の「費用対効果」を測る上で極めて重要です。このデータから、トップ層の驚異的な成績と、一部の種牡馬が直面している厳しい現状が明らかになりました。

圧倒的な「AEI 2.0超え」を達成したトップ層

公開されたAEIリストの中で、特にファンを驚かせたのは、2.0を超える驚異的な数値を記録した種牡馬たちの存在です。AEI 2.0は、その種付け料の平均的な産駒と比較して、2倍以上の賞金を稼ぎ出していることを意味します。

• キタサンブラック: 2.03
• ドゥラメンテ: 2.01
• キズナ: 1.93
• ロードカナロア: 1.85

この上位4頭は「明らかに抜けてる」と評され、現役種牡馬としての地位を不動のものとしています。特にキタサンブラックに対しては、一部で大手生産者による「引き上げ」を指摘する声もありましたが、数字が示す優秀さは論を待ちません。

危機的状況！？AEI 1.0を切ったモーリスへの厳しい評価

一方で、議論の中心となっているのが、AEIが1.0を切ってしまった大物種牡馬モーリス（0.97）です。この数字は、産駒がその価格帯の平均以下の賞金しか稼げていないことを示しており、「1切ってるヤバい種牡馬」としてファンから厳しい指摘を受けています。

コメント欄では、「ノーザンから40頭近く繁殖を貰っている」という手厚いサポートにも関わらずこの数字であることに疑問の声が集中。モーリスを巡っては、現役世代の繁殖牝馬の質が低いことが原因とする見方もありますが、「駄馬しか出ないから落ちた」という厳しい意見もあり、産駒の不振が深刻な問題となっています。ただし、「母父ディープ」との相性が良いというデータも示唆されており、今後は配合の傾向が変わっていく可能性もあります。

「当たり外れ」の大きさが数字に表れたエピファネイア

G1馬を多数輩出しているトップ種牡馬の一角、エピファネイアのAEI「1.18」もまた、「低いな」「物足りない数字」として注目されました。デアリングタクトやエフフォーリアといった「ホームラン級」を出す一方で、アベレージが伸び悩んでおり、「一貫してホームラン以外が酷い」というファンのコメントがその特徴を象徴しています。通算AEIではモーリスよりも低いという指摘もあり、その極端な成績の波が議論の的となっています。

その他の注目種牡馬とファンからの評価

• レイデオロ (1.31): 「思いの外高いな」「頑張ってる」と、その安定した成績に好意的な評価が集まっています。
• ドレフォン (1.21): 「安定のドレフォン 500万はお買い得だった」と、以前の種付け料に対するコストパフォーマンスが非常に高かったと再評価されています。
• サートゥルナーリア (AEIはトップ10外): 2世代しかいないにも関わらず、ひそかに「地味によくやってる」と評価されており、今後の活躍に期待が寄せられています。
• ディープインパクト (参考: 2.55): 比較対象として挙げられ、「やはり別格だね」と、その伝説的な成績が改めて確認されました。

種牡馬戦線は群雄割拠へ

この議論の背景には、サンデーサイレンスやディープインパクトのような絶対的な存在が不在となり、「今はドングリの背比べの時代」という認識があります。イクイノックスなど新種牡馬の登場を控え、キタサンブラックやモーリスなど現行のトップ種牡馬の今後の動向も含め、種牡馬戦線は大きな転換期を迎えていると言えるでしょう。

参考URL:

種牡馬リーディングトップ10のAEIwww