世界最強の座は誰の手に? イクイノックスを巡る評価激変と「カランダガン棒」の衝撃
競馬界を席巻し、「世界最強馬」とまで称されたイクイノックス。しかし、その引退からしばらく経った現在、ネット上の掲示板では、彼の評価を巡る激しい議論が巻き起こっています。特に、海外からの強豪馬カランダガンがその圧倒的な実力を見せつけたことで、イクイノックスを熱狂的に支持していたファン(通称「基地」)が「消えた」と指摘され、最強馬論争に終止符が打たれたとする見方が強まっています。
ネット上で沸騰! イクイノックス「最強」論争の行方
本スレッドは、「イクイノックスが世界最強馬とかゆってた奴が消えてから2日」という挑発的なタイトルで立てられ、多くのコメントを集めました。その背景にあるのは、海外馬の活躍による「持ち時計」の価値の相対的な低下と、イクイノックスのキャリアに対する再評価です。
欧州勢による「世界レコード」樹立がもたらした衝撃
かつてイクイノックスの強さの根拠の一つとされた、日本の高速馬場(東京競馬場など)でのレコードタイム。しかし、欧州の主要な舞台でさらに優れたパフォーマンスやレコードが記録された(あるいはカランダガンが日本で圧倒的な強さを見せた)ことで、日本の「持ち時計」自慢の説得力が失われたとの意見が多数を占めています。
- 「時計自慢する意味がなくなったもんな やっぱ日本馬が欧州で勝てないのは単純に能力足りないからだった」(11)
- 「欧州から逃げたもんな あれだけ鈍足とか叩いてた欧州馬に世界レコード出されたんじゃもはや何も取り柄がない」(3)
「コンクリにして世界レコード()とか笑える」といった辛辣なコメントもあり、日本の馬場が海外のタフな環境とは別物であるという認識が、イクイノックスの「欧州G1未勝利」という事実を再びクローズアップしています。
新・最強の基準「カランダガン棒」の登場
この議論の中で、現役最強馬として絶対的なベンチマークとなっているのがカランダガンです。ネット上では、カランダガンの高いレーティングと、キングジョージや英チャンピオンSなど欧州の格の高いレースを制した実績が、イクイノックスを批判する際の「武器」として使われており、コメント内では「カランダガン棒」という表現まで登場しています。
- 「現役はカランダガンだけど」(8)
- 「カランダガン様のおかげでコンクリ府中レコードって価値なくね?ってみんな思い出して」(31)
- 「2025年12月最新競馬板の最強武器は【カランダガン棒】だからな」(32)
カランダガンは、ジャパンカップやサンクルー大賞を勝ったエルコンドルパサーとの共通点を指摘され、「令和に蘇ったエルコンドルパサー」のようだと評されるなど、その万能性とタフさが、日本馬の課題を浮き彫りにしています。
イクイノックスのレガシーと支持者への批判
イクイノックスが残した功績は偉大ですが、一部のファンによる過剰な擁護や、過去の名馬を貶すような言動が、反発を招いたという指摘も見られます。特に、欧州の最高峰レースに挑戦せず引退したこと、クラシック無冠であることなどが、ディープインパクトやオルフェーヴルのような「最後が良かった」馬と比較され、レガシーの薄さを指摘されています。
- 「イクイノックスは強いのはわかるけど基地になる意味がわかんない オルフェディープって最後が良かったから基地になるのはまあわかるんだけど」(18)
- 「持ち時計が無意味って判明した以上、普通にオグリやブライアンでもイクイに勝てることが判明してしまったぞ」(17)
- 「過去の名馬達まで貶すという醜い言動に他ならない だから偽の世界一だなんてブーメラン食らってしまう」(42)
カランダガンの出現は、日本の競馬が欧州競馬に「劣る何よりの証明になってしまった」という厳しい現実を突きつけ、「低レベル日本は欧州主要GIを1つでも勝てるように努力した方がいい」という声も上がっています。
まとめ:世界の壁と日本競馬の未来
本スレッドの議論は、イクイノックスの強さを否定するものではなく、彼を絶対的な「世界最強」と持ち上げる風潮、そして欧州のタフな競馬への挑戦を避けたキャリアに対する厳しい視線を表しています。カランダガンのような本物の国際的な強豪馬との比較は、日本競馬が真の「世界最強」の称号を得るためには、ディープインパクトの【万能感】、テイエムオペラオーの【タフさ】、オルフェーヴルの【重馬場適性とパワー】といった要素を兼ね備えた、真の「化け物」の出現が必要であることを示唆しています。
現役馬の世界最強は常に更新されていくもの。日本の誇る名馬イクイノックスの偉大さは揺るぎませんが、世界の壁は依然として高く、ファンは次なるスターホースの誕生に期待を寄せています。
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