2025年12月3日、園田競馬場で行われた第10レース・B2クラスの一戦は、単勝1番人気のアイファーモービル(牡3、小牧太騎手)が、前走C1からの昇級初戦という重圧を跳ね除け、見事な差し切り勝ちを収めました。これで破竹の4連勝達成。人馬ともに絶好調の勢いを象徴するような、実力差を見せつけるレースとなりました。
本記事では、レースの展開を振り返るとともに、今後の馬券検討に役立つ注目ポイントを解説します。
この日の園田10Rは、スタート直後からややバラつきが見られました。特に2番人気のエイシンジャスパー(8番)が大きく出遅れ、後方からの競馬を強いられる波乱含みの展開に。
レースの主導権を握ったのはフェアリータイザン(6番)。軽快なスピードでハナを奪い、1馬身ほどのリードを保って逃げます。これをアップップ(7番)、イズジョードリーム(5番)らが追走。アイファーモービル(2番)は中団やや後方から、人気の出遅れ馬たちを見ながら虎視眈々と好機を待ちました。
向こう正面から3コーナーにかけて、フェアリータイザンが粘り強くリードを保ち、直線へ向かいます。しかし、勝負どころで外から動き出したのがアイファーモービルでした。
スタートの不利を乗り越えて押し上げてきたエイシンジャスパー(8番)や、内から食い下がるキングスピカ(9番)らを尻目に、アイファーモービルは直線で一気に加速。小牧太騎手の完璧なエスコートのもと、他馬とは次元の違う末脚を繰り出し、先行勢を一飲みにしました。昇級戦とは思えない、力の違いを見せつける圧勝劇。小牧騎手もアイファーモービルも、これで連勝を「4」に伸ばす快挙達成です。
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 騎手 |
|---|---|---|---|
| 1着 | 2 | アイファーモービル | 小牧太 |
| 2着 | 9 | キングスピカ | 笹田知宏 |
| 3着 | 8 | エイシンジャスパー | 鴨宮祥行 |
今回のレース実況から得られた、次走以降の予想に欠かせない重要なポイントをまとめます。
アイファーモービルの勢いは、今後どこまで続くのか。園田競馬の新たな主役候補として、その動向に注目が集まります。