JRA賞の選考時期が近づき、特に年度代表馬の座を巡って競馬ファンの間で激しい議論が交わされています。今回は、匿名掲示板で行われた「年度代表馬の仮想投票」スレッドの内容を分析し、ファンがどの馬を支持し、どの部門が特に揉めているのかをまとめました。
目次
ネット上での「年度代表馬」仮想投票の結果
スレッド内で厳守された「1人1票」のルールに基づき、年度代表馬に投票された結果は以下の通り、フォーエバーヤングが圧倒的な支持を集める形となりました。
年度代表馬 仮想投票数（計22票）
- フォーエバーヤング: 13票
- ミュージアムマイル: 3票
- コスモキュランダ: 2票
- その他: サンライズジパング、マスカレードボール、カランダガン、クロワデュノール（各1票）
この結果から、ファンの中ではすでに「フォーエバーヤング（エバヤン）で確定ムード」とする声が多く見られました。
年度代表馬の争点：フォーエバーヤング vs ミュージアムマイル
多くの票を集めたフォーエバーヤングですが、ミュージアムマイルを推す意見も根強く存在し、主に「国内G1路線の成績」と「ダート路線での世界的な実績」のどちらを評価するかが議論の中心となりました。
フォーエバーヤング支持の主な理由
- 「フォーエバーヤングしかおらんだろ」と、その実績を称賛する声が多いです。
- 国内G1を勝っていないものの、ダート路線における国際的な活躍が高く評価されています。
- 最優秀ダート馬としての選出が確実視されており、「ダート部門を取ったら年度代表馬も固い」という見方が優勢です。
- 一部からは、JRAのレースを走っていない馬は選ばれないという誤解もありましたが、ルール上は選出可能です。
ミュージアムマイル支持の主な理由
- 皐月賞を勝利し、クラシック戦線で活躍した点を評価する声があります。
- 「三冠勝馬が全部違う時はダービー馬が選ばれるべき」という意見に対し、「G1 1勝のダービー馬と混合G1勝ちの皐月賞馬では皐月賞馬が上だ」という反論も出ています。
最も意見が割れた部門：最優秀4歳以上牝馬の行方
年度代表馬の議論が比較的まとまる中、ファン投票の結果、最も意見が割れ、揉めそうな部門として「最優秀4歳以上牝馬」が挙げられました（投稿30, 59）。
有力候補と議論のポイント
今年の4歳以上牝馬のG1勝ち馬は以下の3頭です（投稿37）。
- アスコリピチェーノ: ヴィクトリアマイル（牝限芝G1）
- レガレイラ: エリザベス女王杯（牝限芝G1）
- ダブルハートボンド: チャンピオンズカップ（牡馬混合ダートG1）
議論の焦点は「牝馬限定の芝G1勝利」と「牡馬混合のダートG1勝利」のどちらが評価されるかです（投稿36）。
- レガレイラ推し: エリザベス女王杯を勝っている点が評価されています。一方で「成績が汚い」という意見もありました。
- ダブルハートボンド推し: 牡馬混合のダートG1（チャンピオンズカップ）を勝利した点が最大のポイント。中央に限れば5戦5勝という点や、年度代表馬フォーエバーヤングと同じダートでの活躍が恩恵を与える可能性も指摘されています（投稿42, 52）。
- 一部には「国内ダートは最優秀ダート部門以外では役立たず」と評価を低く見る意見もありましたが、10年ぶりに牝馬が中央ダートG1を優勝したレア感が評価される可能性も示唆されています。
各部門の有力候補とファンからの評価
年度代表馬と4歳以上牝馬以外では、多くのファン間で選出馬に共通認識が見られました（投稿5, 7, 19, 40）。
意見が一致している主要部門（ほぼ確定と見られる部門）
- 最優秀2歳牡馬: カヴァレリッツォ
- 最優秀2歳牝馬: スターアニス
- 最優秀3歳牡馬: ミュージアムマイル
- 最優秀3歳牝馬: エンブロイダリー
- 最優秀マイラー: ジャンタルマンタル
- 最優秀ダート馬: フォーエバーヤング
- 最優秀障害馬: エコロデュエル
最優秀スプリンター部門の検討
最優秀スプリンターについては、サトノレーヴとウインカーネリアンの2頭で意見が割れています。
- サトノレーヴ: 欧州G1での好走実績が評価ポイントとされています（投稿22）。
- ウインカーネリアン: こちらも有力候補として挙げられています。
FAQ（よくある質問）
年度代表馬に選出されるための明確な基準はありますか？
JRA賞の選出は記者投票によって行われますが、年度代表馬は最も優秀な成績を収めたと認められる馬に贈られます。ダート部門の馬が選出された場合、原則として年度代表馬と最優秀ダート馬を重複して受賞しますが、特別賞は同時選出されません（投稿21, 47）。
特別賞は複数の馬が受賞できますか？
はい、特別賞は複数選出されることが可能です。過去には竹オーナーとフォーエバーヤング（2024年）が同時に受賞した例もあります。ただし、毎年必ず出さなければならない賞ではありません（投稿43）。
参考URL（元スレッド）:
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