次世代を担う「3強」の動向とファンによる最新評価
昨年のクラシック戦線を賑わせたミュージアムマイル、マスカレードボール、クロワデュノールの3頭は、明けて古馬となる来年、競馬界の中心を担う存在として大きな注目を集めています。ファンからは、彼らの実力は伯仲しており、「黄金世代」の到来を予感させるという声が多く上がっています。しかし、その中でも特にクロワデュノールの評価については、騎手問題やローテーションに関する厳しい意見が目立ちます。
本記事では、ファンコミュニティで熱く議論されている「次世代の3強」それぞれの評価や今後の展望について、寄せられた意見を基に詳しく分析します。
3強それぞれの評価ポイント
実力が伯仲しているとされる3頭ですが、個々のパフォーマンスや将来性について、ファンは以下のような評価を下しています。
ミュージアムマイル:成長力と安定感
皐月賞勝利後も安定したパフォーマンスを見せ、特に有馬記念制覇によってその評価は急上昇しています。距離不安を克服し、馬自身の操縦性も向上しているとの指摘があります。
- 秋の天皇賞(秋)前から完璧な仕上がりだったにもかかわらず、有馬記念前には自己ベストを大幅に更新し、陣営も「さらに良くなった」と強気なコメントを出している。
- モレイラ騎手騎乗時のコーナーリングからの切れ味を、馬自身が発揮できるほど操縦性が上がっている(セントライト記念を参照)。
- 今後のローテーションとしては、大阪杯や宝塚記念で勝確との声もあり、国内専念を望む意見も見られます。
- 海外遠征のイメージは湧かないが、安定して世代を引っ張っていく存在になるとの予想があります。
マスカレードボール:ポテンシャルと血統、懸念点
天皇賞(秋)を制し、ジャパンカップでは世界最強馬カランダガンの2着に入るスーパーレコードを叩き出し、超一流のポテンシャルを示しました。その血統は「日本近代競馬の結晶」とも評されています。
- ジャパンカップでの走りは、超スローペースの天皇賞(秋)での勝利に対する懐疑的な声を吹き飛ばすものでした。
- クラシック未勝利ながらも、イクイノックスに似た存在感を持っているという意見もあります。
- 懸念点として、早期完成傾向と気性の問題を持つドゥラメンテ産駒であること、さらに故障のリスクも指摘されています。
- 今後の予定としては、ドバイシーマクラシック直行からの欧州遠征の可能性が示唆されています。
- 頑丈さが強みであるという指摘もあります。
クロワデュノール:厳しい評価と鞍上問題
「3強」の中では最も厳しい評価に晒されています。特に、ダービー以降のパフォーマンスや鞍上の問題が議論の中心となっています。
- 3頭の中で唯一ダノンデサイルに負けている点を挙げ、「見劣りする」という意見があります。
- 凱旋門賞での無茶な騎乗や、ジャパンカップでの仕上がり途上、ハイペース先行といった不利な条件が重なったため、まだ見限れないという擁護の声もあります。
- 最も大きな問題は鞍上(北村友一騎手)であり、出資者からも「なぜずっと北村なのか」と苦言が呈されている状況です。
- ファンからは、ビジネスとして「大事な種牡馬候補に二流を乗せ続けるのはどうなのか」という批判も出ています。
- 馬の能力は僅差でも、騎手が「デバフ」になっていることで大きな差がついているという分析もあります。
- 競走内容について、本来の適性であるはずの差し競馬を覚えさせず、先行抜け出しばかりしていること、また、鞭でよれる癖や先頭で足を緩める癖を対策しないと厳しいとの指摘があります。
- 今後のローテーションはドバイクラシックではないかという予想があります。
- マカヒキのように古馬重賞を勝てずに終わる可能性や、早熟で終わるという見方も存在します。
3強以外の有力馬の動向
3強以外にも、エリキングや菊花賞馬エネルジコなどの存在についても議論されていますが、その評価は厳しいものとなっています。
- エネルジコ: 屈腱炎を患っており、ファンからは「事実上の引退」または「復帰しても戦えない」という意見が多数を占めています。軽度のため1年程度で復帰できる可能性を指摘する声もありますが、競走能力の減退は避けられないと見られています。
- エリキング: G1未勝利であり、中距離王道路線では鞍上についても不安視されています。3強の下の層に位置づけられるものの、エネルジコよりは明確に下ではないかという評価もあります。
- ダノンデサイル、レガレイラ: 現状のランキングでは、ミュージアムマイル、マスカレードボールに次ぐグループとして、クロワデュノールと並んで評価されています。
まとめ:来年の競馬界を席巻するのはどの馬か
ファンは、ミュージアムマイルとマスカレードボールの成長が著しいことを認めつつ、クロワデュノールの復調があれば、非常に見応えのある「3強」の対決が実現すると期待しています。特に、3頭が揃って出走するレースがあれば、2020年のジャパンカップのような盛り上がりを見せるのではないかという声もあり、「競馬黄金期」の再来に期待が高まっています。
来年、この3頭が国内・海外の主要レースでどのような走りを見せ、どの馬が世代の頂点に立つのか、その動向から目が離せません。
参考情報
本記事は以下のスレッドの投稿内容を参考に構成しました。
- スレッドタイトル: 来年は3強が中心だな。
- 参考URL: 5ch 競馬板スレッド(来年は3強が中心だな。)