【金沢9R回顧】4番人気グッドラックスターがインを突き大波乱!結婚記念レースの激闘を読み解く
2025年12月1日、金沢競馬場で行われた「ひじり&わかば結婚記念☆ドレスの色は?! (B1)」は、レース名にふさわしい鮮やかな逆転劇となりました。1番人気のイモータルソウルや2番人気のブラストバローズといった有力馬を抑え、4番人気のグッドラックスター(牝8、魚住謙心騎手)が内から鮮やかに抜け出し勝利を飾りました。
競馬ファンにとって記憶に残るであろうこの一戦を、実況音声から詳細に振り返り、今後の予想に活かせるポイントを解説します。
レース回顧:波乱を呼んだ老獪なイン突き
スタートは揃った飛び出しとなり、まずは4番セブンメイクハピーが先頭に立ちます。外から9番シェヴロンケリー、内から2番イロハニオエが競りかけ、この3頭が先行集団を形成。人気の一角セブンメイクハピーが1馬身ほどのリードを奪い、レースは向こう正面へ。
中団グループでは、3番グッドラックスター、6番イモーテルソール、そして8番ブラストバローズが並んで追走。隊列が大きく変わることなく、勝負のラスト400mを切るところで、先行したセブンメイクハピーに2番人気のブラストバローズが並びかけ、激しい叩き合いに突入します。
直線に入ると、ブラストバローズが一旦先頭に立ちますが、外からは2番イロハニオエが猛追。そして、内ラチ沿いから一頭、まるで潜り込むように鋭く伸びてきたのが、赤い帽子3番のグッドラックスターでした。8歳牝馬とは思えぬ老獪さと鋭さで、一気に前を捉え切ると、そのまま先頭でゴールイン。2着には最後まで粘り強さを見せたイロハニオエが入りました。
勝利の立役者:グッドラックスター(4番人気)の激走
勝利を飾ったグッドラックスターは、単勝オッズ11.0倍の4番人気ながら、ベテラン魚住謙心騎手の巧みな手綱さばきが光りました。レース中盤を内で立ち回り、最後の直線で最短距離をロスなく通るイン突きを見事に決行。先行勢の激しい競り合いによる消耗を横目に、直線で爆発的な脚を使うという、まさに「展開の利」を最大限に活かした勝利と言えるでしょう。
8歳という年齢を感じさせない、この勝負強さは特筆に値します。馬場状態や展開次第では、今後も軽視できない存在となりそうです。
今後のレースで覚えておきたいポイント
今回の激闘から、次回以降の予想で特に注目すべき馬の動向をピックアップします。
- グッドラックスター:インコースの立ち回りが非常に上手く、展開を読む能力が高いことが証明されました。タフな馬場や先行争いが激しくなりそうなレースでは、再度一発を秘めた穴馬としてマークが必要です。
- イロハニオエ(2着):外からの追い込みで2着を確保した粘り強い走りも目立ちました。常に安定した末脚を使えるタイプであり、B1クラスでは常に上位争いに加わる実力を持っています。
- ブラストバローズ(3着以下):直線で一旦は先頭に立つ勝負根性を見せましたが、最後は決め手で劣りました。能力は高いものの、勝ち切るためにはレース展開の助けか、さらに明確な先行策が必要かもしれません。
- イモータルソウル(1番人気):直線で伸びを欠く結果となりました。今回の敗因が馬場、展開、体調のどこにあるのかを見極める必要があり、次走は巻き返しに警戒が必要です。
レース概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| レース名 | ひじり&わかば結婚記念☆ドレスの色は?! (B1) |
| 開催場 | 金沢競馬場 |
| 開催日 | 2025年12月1日 |
| 勝利馬 | グッドラックスター(4番人気) |
| 勝利騎手 | 魚住謙心 |
次回の金沢競馬も、今回のレースで得られた情報を活かし、エキサイティングな馬券戦略を立てていきましょう。