2025年12月27日
2025年12月28日、高知競馬場で2歳世代の頂点を決める一戦「第47回 金の鞍賞」が開催されます。将来性豊かな若駒が揃う中、本記事では過去のレース傾向や血統背景を基に、主役候補のクスダマや勢いに乗るジョウショーボビーなど、有力馬の取捨選択と予想のポイントを徹底解説します。
2025年12月28日(日)、高知競馬場で2歳世代の頂点を決める戦いの一つ「第47回 金の鞍賞」(重賞・ダート1400m)が開催されます。年の瀬の高知を熱くする若駒たちの激突。将来性豊かなメンバーが揃った一戦で、どの馬が栄冠を掴むのか注目が集まります。
高知競馬場のダート1400m戦は、スピードとスタミナのバランスが問われる舞台です。特に2歳戦においては、経験の浅さからくる脆さを補う「完成度」と、タフな馬場をこなす「パワー」が重要になります。
10月に行われた重賞「ネクストスター高知」で好走した馬たちが、ここでも中心視されます。当時の上位馬が順調に成長しているか、あるいは逆転可能な上がり馬がいるかが焦点です。
直近(12月中旬)のレースで好成績を残している馬は、現在の高知の馬場にフィットしている証拠です。特に中1週〜中2週で臨む馬たちの状態は見逃せません。
1300m戦が主戦場だった馬にとって、100mの距離延長がどう出るか。スタミナや底力を補完する血統を持っているかがカギとなります。
ここからは、上位人気が予想される有力馬について、直近の成績と血統面から解説します。
父:ヘンリーバローズ 母:リアルアーネスト(母父:Consolidator)
本レースの主役候補筆頭です。デビューから安定した取り口を見せており、10月の重賞「ネクストスター高知」では2着と連対。その後もJRA認定競走などで崩れることなく、常に上位争いを演じています。前走(12月6日)は惜しくも2着でしたが、レース内容は悪くありません。父ヘンリーバローズはディープインパクト系ながらパワーも兼ね備えており、高知の馬場適性も証明済み。大崩れしない安定感は、2歳戦において何よりの武器となるでしょう。
父:シャンハイボビー 母:レーヌルネサンス(母父:ステイゴールド)
直近のレース(12月13日)を快勝し、勢いに乗ってここに駒を進めてきました。「ネクストスター高知」では5着に敗れましたが、そこからの巻き返しを図ります。父シャンハイボビー譲りのスピードに加え、母父ステイゴールドという血統背景から、競り合いになった時の勝負根性にも期待が持てます。中1週というローテーションですが、前走の勝ちっぷりを見る限り状態は良さそうです。
父:マインドユアビスケッツ 母:ヒムカ(母父:ゴールドアリュール)
「ネクストスター高知」では4着。今回はそこから中8週と間隔を空けての参戦となります。父マインドユアビスケッツ、母父ゴールドアリュールという配合は、まさにダート界の王道といえるパワー血統。タフな展開になればなるほど、この馬のスタミナとパワーが活きてくるはずです。リフレッシュ効果でどこまでパフォーマンスを上げられるかが鍵となります。
父:タイセイレジェンド 母:スターリーオレンジ(母父:サウスヴィグラス)
前走(12月13日)を勝利し、こちらも調子を上げています。父タイセイレジェンド(キングカメハメハ系)、母父サウスヴィグラスという血統は、地方ダート短距離における「スピードの塊」のような構成です。1400mへの対応が課題となりますが、自分のペースで運べれば押し切るだけのスピード能力を秘めています。
父:エポカドーロ 母:ラヴドワンズ(母父:リオンディーズ)
前走は4着、前々走は1着と好調。父エポカドーロは皐月賞馬であり、成長力のある血統です。展開がハマれば一発の魅力があります。
父:ニシケンモノノフ 母:エフティアクトレス(母父:ファルブラヴ)
直近は勝ち星から遠ざかっていますが、10月上旬のJRA認定競走を勝利するなど地力はあります。父ニシケンモノノフ(メイショウボーラー産駒)のスピードを活かせれば、上位進出も可能です。
混戦模様の2歳重賞、最後に笑うのはどの馬でしょうか。私の最終的な予想の印や買い目については、以下のリンク先で公開しています。ぜひご覧ください。